ゴブリン攻略終わって村へ

 そうそう、ゴブリンはしっかり燃やしました。ゾンビになったら、臭そうだもんね。

 疫病の、元だしね。


 村娘達を連れて帰って、村人のみんなは、喜ぶもの涙流す者がいた・・悲しいものだ。


 村長に会いに行き、クエスト完了のサインをもらいに行った。


「村長さん!ただいま帰りました」


 ドアが開き村長が部屋に招き入れた。


「どうもどうも!コウイチさん、ありがとうございました。みんなが助からなかったみたいですが、コウイチさんが来ていただけたので助かった方たちも居ます、ありがとうございました・・・ギル様」

 

「いいよ、たすかって・・・・ボクギルナンテナマエジャナイヨ」


「私元貴族と、言ってましたよね、ギル様のお兄様の誕生パーティーで、一度拝見したのです、皆さん金髪なのですが、ギル様だけ白髪で、独特な髪型片方髪を伸ばし片方刈上げの、アシンメトリーと言いましょうか?皇族ぽくない髪型だったので・・・」

 確かに、前世の若いころの髪型になった、前はサラッサラもロングヘアーがウザくて短く切った。兄弟たちは、サラサラロングヘアーです、きもいです。


「このことは、黙っていてね・・・言ったら、分かるかな?」

 少し、顔が青褪めてコクコクと頷く。


「まっ!言わないなら、もう仲間だ!いい!!その代わり、俺に協力してくれたら、いいこともあるかもね」


「わかりました」


「そうだね、元貴族なら顔が広いと思うからこの村を拠点に色々やってもらおうかな、そうすればこの村も発展、俺も自由が利く拠点がある!まさに、ウィンウィンの関係だね」


「ういんういんとわ何ですか?」


「両方とも、お得な関係って事さ、どうだね?返り咲きたいと思わないかね?」

 悪い顔しながら、言うが・・・予想外の答えが


「いや、もう私は、この村に尽くす身です、権力など、もうウンザリです」

 心底言ってるようだ、ならば言い方を変えよう。


「元貴族だったから、ちょっと欲望をつつけば言いなりになるかと思ったんだけど、さらに気に入った!村を二人で発展させよう!」

 村長は、感極まって涙を流しながら。


「もしも、私が私利私欲に走ったら・・・思い切って罰してください」


「わかった。まずは食料から改善するか農業の知識がある者はいるか?」


「もちろんいますが、機材がございません、あと水路などの完備がまだまだです・・・」


「・・・ならば、今回の報酬を機材代に回せ」


「それでわ、ギル様がお困りになるのでわ」


「大丈夫だ、これは訓練をかねた、修行なんだ」


 逃亡の為とは言わなかった。


「なるほど、将来国王になるために、この村で練習するという事ですか」


 うん、違うけどね。


「そんなところ、いずれは商会も作って大きくしていきたいと思ってる」


「なるほど、資金源を作り私有軍などを作り、身を守りながら、もしもの事の為に用心することですね」


 少しあってるけど、おしいねw


「そんな所だよ、で?みんな字読める?」


「いえまったっく、必要ですか?」


「村長に、三人ほど字を読めるもの計算できるものを、1年・・いや半年以内に育てること、いいかい」


「わかりました」


 そして、日本習った、かけ算と文字の50音訓みたいな表と『かるた』を作るように命じた。


「おお!この案は、いいですね」


「ふむ、このせか・・商人ギルドとかで、著作権登録できるかな?」


「できます、よくご存じですね」


 うん、ラノベでね。


「さっそく、私が登録してきます、一応顔が利く者がいますので直ぐに登録ができます」

 いいね!こんな所で元貴族が役に立つなんてね。

「じゃ、頼むよソロソロ帰らないと」


「わかりました、久しぶりに心躍る気持ちになりました、これからの村の繁栄の為、頑張ります」


「期待している、じゃあな」


 村を出ようかすると、最初に声かけてきた女性だった。


「また来てね!!今度じっくりお礼するからね!」


「うん!また来るよ、おねえちゃん」


 そして、ダッシュで皇国に帰るのだった。


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