クエスト発生!!ゴブリンから村を救え
一度城に戻り、分身を調整し、急に原因不明の病気の熱が出て寝込んでることにして、汚いから世話は専属メイドのマイに任せることになった。
「気を付けて、行ってくださいね、私は心配ですが信じてます」
しかし、熱を出したからと誰も見舞いに来ることはないだろう、また暗殺されかけて塞ぎこんでると思ってるだろうし。
第一に興味もないだろう。
「じゃ!お前も頼んだぞ、マイに何かあったら助けてやってくれ」
「イエス、マイファザー」
何でファザーなのかな?マスターじゃないの?
「よし、マイ行ってくる。こっちおいで」
ぎゅっとして背中をポンポンして離れる。
「いってらっしゃいませ」
深々とお辞儀をする。
_____村_____
結局村に着くまで、1日半かかった影移動の練習しながらで来たから、めっちゃ疲れた。ほんの少し早く着いたのはいいけど・・
魔力体力が枯渇した。もう少し頑張りますか。
「こんにちは!皇国のギルドから来た冒険者のコウイチです。村長さんいますか、書類にサインしてもらいと情報くださいな~」
村人第一号が笑いながら近づいてくる。
「なんだっぺ?こんな子供が来ても殺されるだけだっぺ、帰んねぇ~」
笑いながらも、気にかけてくれるなんてね、良い人なんだか、嫌みな人なんだか・・・
「この村には、女性が少ないですね」
周りを見渡すと、老婆か女の子か少数しか見えない。
「ゴブリンだっぺ、ほぼつれてかれただ。助けに行った男は、はらわた出されて吊るされていたから、ケツんあなすっぽんで、この状態だっぺ」
たしかに、みんな男たちは、やつれている。
「少しでも力になれたらと思いまして、村長さんの所に案内を時間がないんで」
「死んでも知らないべ」
あきれながら先の小屋に親指で指さした。
「でわ、ありがとうございました」
そのまま別れて村長の家にドアを叩く。
「すみません、冒険者のコウイチです、ゴブリン討伐に来ました」
「はいはい、よくいらっしゃいました、この村を取り仕切っている者です、どうぞお入りください」
この過疎ってる村長の割には太ってるな・・
「はい、さっそくですがゴブリンについてですが居場所と数を教えてください、俺にも時間が無いからですね」
「それにしても、おひとりですか?とても無理です 村の男も何人もグループを組んで行ったが帰ってこなかった、残りは少ないですが此方からも男を出しますが?」
気前よく、言ってくれるが邪魔だし。
「大丈夫です。1人で」
「わかりました、ここから北に徒歩で6時間ほど進んだ坑道の中です」
「ok !今から行ってきます」
「数は40体超えるくらいですよ、気をつけてください」
慌てて村長さんが言ってくる。
そのくらいか・・・いやいや、思った以上に多いな
「それじゃ 尚更よろしくお願いします。拐われた子達もよろしくお願いします」
「でわ」
「あ!待ってください 避妊の薬です。もしも、犠牲になった子達に、これを飲ませてください」
おろろ、この世界は結構こんな強姦などの危険が多いから、避妊の薬や魔法が発達している。しかも、歓楽街も発達している。昔抑制したら、性犯罪が横行してしまったから国から逆に促進した。
「わかりました、結構高いのに良いんですか?」
「私は、もともと貴族でして、ここの村に拾われたのですよ。最初は横暴な感じでしたが、みんなの優しさで丸くなりまして、以来の件も私が出したのですよ。これで、すっからかんですがね」
はははーと気さくに笑ってる。実は太ってるから、犯罪の裏引いてるのかと、怪しんだのは秘密です。
「良い結果を期待してくだいさい。今度こそ行ってきます」
村長の、家を出て早速ゴブリン退治に行くのであった。
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