第16話 [一緒にゲーム]
「……ほい、俺の部屋」
「ふんふん、普通の部屋ですなぁ。……大量の睡眠グッズを除けば」
「当たり前だろ……寝ることしか興味がないからな」
「ふっふっふ……ではベッドの下をチェックだぁー!」
「どうぞご勝手に……」
ベッドの下に顔を突っ込んでそこを漁り始める律。
「本当に何も無ーい。つまんなーい」
「つまらなくて結構……ほら、ゲームやるんじゃないのか?」
「やる!」
優流とはなんやかんやと長い付き合いでよく家に遊びに行ったりした……というか無理やり行かされた……。
でも妹に好かれるようなことはしてないはずなんだけどなぁ……。
まあいいか……。
「はい! 準備できたよ!」
「おー……んじゃやるか」
ゲームの準備ができたらしい。
「じゃあ最初の噴水集合ね!」
「ん」
「「起動」」
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ログインするとそこは最初の噴水だった。
「強制ログアウトされたら初期位置にスポーンするのか……。あ、そういえばステータス」
ステータスポイントをもらっていたし、適当に振り分けとくか……。
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クレハ(種族:人間)Lv.18
体力/20→46
魔力/40→72
攻撃力/8→25
防御力/10→22
速さ /7→19
幸運/15→36
[スキル]
【鑑定】【アイテムボックス(小)】【
[称号]
【大罪:怠惰の極致】【裏ボスキラー】
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すごいレベル上がってる。いぇーい……?
まぁ、なめられずに済むのかな。
……ていうか【紅稲妻】が最初からLv.7て。戦闘中のも入ってて上がったのか……?
さて。
「にしても律遅いな……」
「――あ! 紅羽兄ぃだ!」
「んー?」
髪は紺色のショートボブの律がいた。後ろにハンマーを持っていた。アニメとかの中でしか見たことがないくらいでか。
「おー、律か……?」
「今は律じゃなくて〝アリア〟だよ!」
「ありあ……? 確かイタリア語で旋律だったっけ?」
「え、すごい! なんでわかったの!?」
「たまたま覚えてた……。にしても律、じゃないアリア。よく知ってるな」
「あー……いや、ネットで調べたんだー。あはは」
「ああ、ネット社会だな……」
「それじゃあ、はいっ!」
半透明の板をスイスイと操作して何かを準備していた。
《アリアさんからフレンドカードが渡されました。フレンドになりますか?はい/いいえ》
「あー、これか。……〝はい〟」
「それじゃあ! 早速冒険に行こー!」
「えぇ……めんどくさい。まあいいか……。逆らったら何されるか分からん……」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最近ちょっと忙しい……。
次の投稿遅くなっちゃうかもです…。
でも楽しみにしててね!!
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