第11話 [vsグランドスケープゴート②]
山羊が飛び立った後、すぐに俺も遅れをとらずに空へと向かった。
クッションで空を飛ぶ……なんだか、某アニメのキャラクターみたいだな。雲になるアレ……ね。
「さて……地上戦だったら岩を何回もぶつけるつもりだったけど、空中戦なら……そうだなぁ、魔力を温存しつつ、あいつの雷を当てまくるか」
『グァァ! ングェェェェェェ!!!』
「(! さっきよりも全然速い……! 秒速500キロメートルはいってるんじゃないか……!?)」
クッションを動かして稲妻を避けたつもりだったが、少し肩に掠ったようだ。
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クレハ
体力/20-14→6
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「は……? 掠っただけでこんなにもかよ……。流石、伊達に裏ボスやってないって訳か……」
本来、ゲームを始めたばっかりのひよっこプレイヤーが挑むような敵じゃないんだろう。
けど、俺は負けられない理由があるんだ!(とことん寝たいだけ)
「けど……ようやくこっちも目が慣れてきた……もうお前の攻撃は当たらないぞ……」
『グググ……ガァァァァァ!!』
「【
山羊が放ってきた稲妻を容易く操作し、お返しをした。
お互いにできることがこれくらいしかないからな。
『グッガァッ!』
「そっちは回復できないからねぇ……。もうそろそろ終いにしたい所だけど……」
だが、厄介なスキルが相手にある。
【贖罪】というスキルだ。
詳しくは鑑定できないが、意味は「金品とかを出して罪を免れるという事」だけど……その様子だと自分の何かしらのものを代償に自分は助かるというものか……。
おそらくそろそろ使って来るだろう。
『グゥ! ガァァァァ!!』
「……使ったか……【鑑定】」
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グランドスケープゴート(裏ボス)
体力/34
魔力/194
攻撃力/-15
防御力/0
速さ /-13
幸運/-51
[スキル]
【紅稲妻】
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「魔力に極振りですかぁ……ちょいと厄介だな……」
『ガァァァァ!!!』
「……うん、お互いに次の一撃で決めさせてもらうか」
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もう一つの作品は夕方頃に出す。
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