第9話 [紅蓮の瞳]



今日最後の投稿です。


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 〝アルビノ〟……それは白髪、赤い瞳、白い肌。人とは違う容姿をしていて、ご存知の通りもちろん不便な点もある。


 例えば、赤い瞳は黒目と違い、光を吸収しずらいし、白い肌も日光に弱いという点もある。だが俺はという特殊な体質で生まれたのだ。

 右目が赤くそちらは目が悪い……というより見えていないが左目は普通の黒目なのでその点は半々だろう。


 そして白い肌。

 俺は確かに色白だが日光に弱いわけではない、普通に肌が焼けにくいというのと少ぉし肌弱いぐらいだ。プールとか入れる。

 ……余談だが、俺はプールが好きだ。なぜなら、浮き輪で浮かんでいたら気持ちいいし、水の冷たさが心地いいから……。


 ……閑話休題。


 そして俺の右目……紅の瞳は見えていない。だがそれはだ。


 普段何もしなかったら見えない右目だが、よく目を凝らすと赤外線、紫外線などにより空気の流れまで見えてくる。


 説明しずらいが、この様なちょっとした特殊な能力的なのがある。

 普段からこんな面倒なことはしない……が、俺の邪魔をするんだったら別だ………。


 寝たりだらけたりするのは、俺が生まれつき好むものだった。それをしつこく否定されたり、イライラしてるときに邪魔されると本気で怒る。

 俺だって人間なんだ。


 俺が怠惰に、めんどくさがり屋になった日からは、面倒事をしようとする者は徹底的に行動パターンやらなんやらを〝見て〟避けてきた。

 ちょっと格好つけて言うならそうだな……。


 俺の瞳は――


 目を完全に開けた瞬間、右目に光が入り中で屈折し合い右目が紅蓮に発光した。


「今からお前の全て、見通してやるよ……。俺の眠りを邪魔するヤギ野郎……」

『グァァァァ……!』


 ――バチッ、バチチ


 ――〝紅蓮の稲妻ぐれんのいなずまを走らせる山羊〟。

 ――〝紅蓮の瞳ぐれんのひとみを光らせる者〟。


 至高の怠惰の為、堕落者の怠惰一旦封印され……


 今、戦いが始まる――


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ギャップ燃えぇ……好こ。

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