第5話 ✨💏✨💕💕


 どれくらい時間が経ったのだろう。



 気づくと、カレーのこうばしい匂いが漂ってきた。




「ンゥ……❓」

 香りに誘われキッチンへ向かうと、すでにルナがカレーを食べていた。



 ルナは微笑みを浮かべた。

「よォ……、やっと起きたか。ポー❗❗

 カレー食うか✨😌✨」

 アゴで、こっちへ来いと呼んだ。




「はァ……😔💦」僕は彼女の真横の席に腰を下ろした。



「勝負は私の勝ちだから、これから一生、ポーはルナの言いなりなァ~… 😆🎶✨」

 ルナが肩を組んできた。


 柔らかなオッパイが僕の二の腕に押しつけられた。




「え、そんなァ~…」一生……。マジか。



「これから一生、ルナのためにカレーを作れよ ✨😆🎶✨」



「え、カレーをォ~……」



「もうルナはポーの作ったじゃァになっちゃったんだから、ちゃんと責任取れよな」



「え、責任ッてマジか」

 その時。

「痛ッ たたァ~…😣💦」

 蹴りを喰らった箇所がズキッとした。



「フフ……、そんなに痛いのか。

 じゃ、ポーに痛くなくなるの『チュー』をしてやろうか✨😘✨💕」

 ルナは可愛らしくウインクし唇を尖らせた。




「えェ……、ッマジでェ…… ゴックン」

 生まれて初めてのキスだ。


 思わず固唾を飲んだ。



「あ、悪ィ、ダメだった……」



「ダメェ、ッて、どうしてェ……😳💦」

 是非ともチューしてほしいけど。



「ほら、だってルナ、ニンニク臭いだろ。

 はァ~……」

 自分自身で口臭を嗅いだ。



「ン……、そんなの僕もカレーを食べれば、解決ですよ」

 一気にカレーを頬張った。

 ニンニクの旨味うまみが絶妙にいている。


「さ、これで、いつでもチューできますよ」




「じゃ、ン……😚✨💕」

 ゆっくりとルナが唇を近づけてきた。

 思わず胸が高鳴った。



 柔らかな唇が重なりあう。



 初めてのキスはガーリック入りのがした。



 最高に美味しい✨💕

 



 こんなに可愛らしいルナと一生付き合えるのだ。




 結婚を長続きさせるには胃袋を掴むこと。



 どうやら最後に勝ったのは……

 





 僕だ✨✨💕





「ンゥ……✨✨💏✨✨💕💕」





 こうして僕たちの波乱に満ちた結婚生活が始まった。






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