第38話 おふざけ厳禁!

 チヒロさんについてなんとか把握できた。

 なら次はミコミさんか。

 私は先週なんとかチヒロさんとワラについて納得することはできたけど。次はミコミさんに関することだ。

 縫お姉ちゃんはまだミコミさんが何をされているかの情報収集には少しかかると話していたからその間はないをしよう。


 そんなことを考えながら私は朝早く、それも運動部の子達が朝練で来る六時ぐらいに登校した。

 外は肌寒いため羽織を着る。

 耳も痛いからもう少しきて来ればよかった。


 今日私がこんな朝早く来た理由は若命高校の広報をするためだ。何せキク先輩に看板娘を引き継ぐと言ったから。だけど今日は生徒会やらと打ち合わせで来るように言われている。


 校門にようやく着くとそこには海豹(アザラシ)の子供みたいに体が丸くなるぐらい厚着を着ているキク先輩がいた。


 「先輩。おはようございます」


 キク先輩は私の声に気づくといつも通りの笑顔で手を振る。


 「お、ウズメちゃんおはよう。よく起きれたねこんなに寒いのに」


 「いや、まぁ。けど実際に起きたのは深夜の四時ですから。二度寝しないようにするのしんどかったです」


 「ははは! まぁ、大丈夫だよ。じゃ、生徒会室に行こっか!」


 私はキク先輩と共に歩き始め、下駄箱で草履を脱ぐと生徒会室に向かった。


 「ウズメちゃん。先に言っておくけど生徒会は別に怖くないからね。漫画ではみんな緊張雨しているけど、農業高校では権力があってないものなんだし」


 「え、そうなんですか——。あ、いや。そう言えば農業役員選挙ありましたよね……」


 脳裏にうっすら去年の秋頃に行われた役員選挙を思い出す。

 確か生徒会選挙の他に農業役員選挙もしたんだった。


 キク先輩は朝一から元気な声で教えてくれる。


 「そうそう! 実際には農業高校は生徒会に行くより農業役員に行きたがるんだよ。指定校推薦とかでも有利だからね。勿論、生徒会もいいんだけど普通科じゃない分、一般の大学に行かないから不利なんだよね」


 「なるほど……」


 「まぁ、要するに生徒会長の称号より農業検定の上級の方が地位が高いよ」


 チヒロさんが笑いながらそう口にしていた瞬間すぐ隣の扉が強く開くと中から半泣きの大柄な眼鏡をかけ他男の人が出てきた。


 「先輩それ禁句なんで!」


 「お、会長。今日も元気だね〜」


 あ、この人会長?

 キク先輩は親しげに会長と話す。扉の上を見ると生徒会室と書かれた札があった。

 会長らしく人は息を整えると私を見る。


 「えーと君が天河ウズメさんですね? キク先輩より話は聞いています。自分は生徒会会長の葛城弥恵鷹(カツラギヤエノタカ)と言います。学年は二年です」


 するとキク先輩は私の肩を叩く。


 「カツラギ君は見た目より大人しいから安心してね」


 「は、はぁ」


 「まぁ取り敢えず中に。部屋を暖めておいたので」


 私はキクさんと共にカツラギ先輩に中に案内されるとそこには囲炉裏がありそれを囲うように二人がいた。

 一人は大人しそうな女の人で一人将棋をし、もう一人は園芸書を読んでいる運動部みたいな見た目をしている男の人。


 私はキク先輩の隣に座るとカツラギ先輩はごほんと咳をすると話し始めた。


 「それで、今日は少しだけありまして。来週の学校公開についてです」


 そう言うとカツラギ先輩は私とキク先輩に学校公開についての資料を渡す。

 そこには絵と一緒に大量の文章が書かれていた。


 「キク先輩とウズメさんにはこの資料の一番最後にある来校される保護者と中学生を出迎える、要するに挨拶係になって欲しいのです。その後は各自の学科の紹介があるはずですし」


 「え、キク先輩そうなんですか?」


 キク先輩は私の言葉で思い出したかのように話し始めた。


 「あぁ、そう言えばこの季節学校公開があるんだよ。ほら、ウズメちゃんも来たでしょ?」


 「えぇ、まぁ来ましたけど。その時キク先輩いましたっけ?」


 すると先ほどから将棋を指していた女の人が私を睨む。


 「それは自由参加型の学校公開。これは予約式」


 「あ、はい。ごめんなさい」


 なんだろう、すっごく怖かった。

 するとカツラギ先輩はその人の頭を軽く叩いた。


 「こら、後輩を虐めない。あ、ウズメさん。この子は生物工学科の御門躑躅(ミトノツツジ)だ。君の先輩だ」


 「——どうも」


 ツツジ先輩は興味なさそうに返事を返した。

 それから少し話した後、キク先輩と共に生徒会室を後にした。

 キク先輩は私の肩を叩きながら笑う。


 「いやー今年も大仕事だね!」


 「キク先輩去年というか一昨年もこの量を? いや、量自体は挨拶だけなんですけど……」


 「ウズメちゃんが来たやつは自由参加型の学校公開だよ。宣伝用の。今回のは入試で受けに来る子達向けの予約型なんだよ。自由参加型は来月だよ」


 「あ、結局あるんですね」


 「そうそう。うちの高校は春夏秋冬お祭りだらけ!」


 キク先輩は嬉しそうに大きく飛び上がった。

 時計を見るとまだ七時だった。


 あ、そうだ!


 「キク先輩!」


 「お、良い声! どうした後輩!」


 キク先輩は私の声に興奮すると私を抱き上げた。まぁ、今はそれどころじゃない。


 「あの、学校公開に連れてきたい子がいるんです。中学二年生ですけど、私みたいな感じなんです」


 「ふむふむ。ということは学校は楽しい場所というのを伝えたいんだね!」


 キク先輩は上下に私を揺らす。酔うってこれ。


 「そ、そうなんです! だから予約式のやつはどうすれば良いんですか?」


 「あれ? ウズメちゃん来ていなかったの?」


 「は、はい。二年生の時の自由参加型の奴以降はずっと勉強で……」


 「ふむふむ。なるほど」


 キク先輩は私を降ろすと珍しく深く考える。

 そしてニヤリと笑うと私の頭を撫でた。


 「じゃ、今時間がある訳だし色々聞きに回ろっか。おじいさんの先生達はもう来ている頃だし」


 「は、はい!」


 私とキク先輩はまず最初に校長室に行き、チトセ校長と話すことにし中に入った。

 校長先生はお茶を私とキク先輩に出すと教えてくれた。


 「なるほど。学校公開ね。キクさんが予約式で最初生物芸術の作品を展示したのが印象かな。そのあとは農業系の部活の子達が学科の体験授業のお手伝いをしたり」


 「あ、そうなんですか?」


 私がそう口を零すとキク先輩は「そうなんだよ」と言って教えてくれた。


 「私が最初展示したのは予約式で。その後評判が良かったからまた展示したんだよ」


 「へぇ〜。やっぱり先輩凄い方なんですね」


 「ふっふっふっ。褒めても何も出ないよ?」


 私とキク先輩が話を盛り上げている中、校長先生は申し訳ない顔をした。


 「あぁ〜。それなんだけど。今年は造園科の先生が定員割れしているからもっと宣伝したいって言ってキクさんが使っていた倉庫を使うことになったんだよ?」


 「え」


 私とキク先輩の驚く声が合わさる。


 「なにしろ重機を使わせたいって」


 「——農場に行く道広いですよね? そこでは使えないんですか?」


 キク先輩は校長先生に「まじかよ」と本気で言いたそうな顔で眉間を震わせながら聞く。

 

 「僕も交渉したんだけど。そう言ってたら園芸科の先生と食品加工科の先生が売り物を出したいって言って聞かないんだよ」


 「待ってください! 造園科の宣伝って庭を展示してましたよね? それじゃダメなんですか?」


 校長先生は本気で申し訳なさそうな顔で凄く空気と共に不味くなったお茶を飲む。


 「だって……」


 「だって?」


 「造園学科造園専攻は定員割れしていないんだけど。測量専攻は三分の一しかいないんだもん」


 「——校長先生」


 キク先輩は笑うのをやめて真顔で校長先生に詰め寄り前のめりで顔を近づける。


 「農場で測量じゃダメだったんですか? それに測量所も設置していますよね?」


 「——それの体験授業を取ってる人一人もいないんだもん。先生達号泣しながらせめて銃器だけでもってきたもん」


 キク先輩の手が震える。

 これは怒りなのか、もしくは悔しさなのか分からない。だけどこれだけは分かる。


 ——下唇を噛み締め、あまりにも測量の先生方が可哀想すぎて何も言えないって顔をしていることは。


 それから私とキク先輩は校長室を後にして今度は生物工学科の職員室に向かう。

 キク先輩は本気で悩んでいる顔をしながら早歩きだった。


 「ウズメちゃん。怒れない場合ってすっごく対応困るよね」


 「まぁ、分かります」


 取り敢えず肯定しておこう。

 そして生物工学科の職員室に入り、まだガラ空きの中、生物工学部の顧問のクニイ先生がいた。

 クニイ先生は私とキク先輩に気づくと振り向いた。


 「あぁ、君たちか。どうしたんだ?」


 クニイ先生がそういうとキク先輩は話し始める。


 「あの、来週と来月の学校公開なんですけど生物芸術の展示どうするんですか?」


 「ん? するけどどうしたんだい」


 それからキク先輩は校長室で起きたことを話した。

 クニイ先生は聞き終えると「あぁ」と言葉に出した後色々教えてくれた。


 どうやらクニイ先生は事前に先月に校長先生から聞いており、あらかじめ生物部の場所を少し分けて貰い、机の上に小さいながらも展示をするようだ。


 キク先輩はとても満足そうな声を出した後クニイ先生にお辞儀をした。


 「ありがとうございます! てっきり展示はやめるものかと」


 「はははっ! やめないよ。学科長も生物部の先生もみんな気に入っているんだから。まぁ、小さいながらも今回も面白いものを期待しているよ」


 「はい! ありがとうございます!」


 キク先輩はお辞儀をした後、私を見て「今日放課後手伝いに来てくれる? 生物研究室だけど」と言った。

 私は「大丈夫です」と答えるとキク先輩は満足そうに頷き私と共に教室を後にした。

 それからたまたま職員室前で出会った生物部の先生にお礼を伝え、人が増えたなと実感して時計を見るとそろそろと朝礼だった。


 「じゃ、放課後ね」


 「はい。放課後に」


 キク先輩はそう口にすると手を振ってこの場を後にし、私も教室に戻っていった。

 教室に入るとそこには今日ようやく復帰したチヒロさんがいた。

 チヒロさんは顔には出していないけど机に資料を広げまとめているあたり嬉しそうだった。


 「おはようチヒロさん。あとおかえり」


 チヒロさんは私に驚くと息を整え少し微笑みを浮かべた。


 「もう、脅かさないでください」


 「別に脅かす気はなかったんだけどね。それとどうだった?」


 「えぇ、欲しい情報が手に入りました。まず私たちが調べている放線菌の成分ですが近縁の放線菌とは同じです。ですが培地が少し変化していたみたいなんです」


 「え、そうなの?」


 チヒロさんはそう口にすると一枚の紙を私に見せる。その紙には図で示された物質の割合が書かれていた。

 図は二つあり一つはまだ培養していない時の培地の成分。そしてもう一つは培養後の培地の成分だった。

 

 チヒロさんはかなり嬉しそうなドヤ顔で私を見ていた。

 

 「えーと培養後の培地にまさかの道の成分らしきものができていると?」


 「いえ、そうではなくてこの培地に偶然できた酵素が植物の飼育にとても良いんです!」


 「あ、そういうこと」


 チヒロさんは興奮しながら早口で喋る。

 まぁ元気そうで何よりだ。

 それから朝礼を終えて実習で大きな大根を収穫し、放課後を迎えた。

 

 私はキク先輩が待つ生物研究室に行く準備をする傍ら、チヒロさんは帰る用意をしていた。


 「ウズメさんは測定が終わったらどうするんですか?」

 

 「私はその後キク先輩のお手伝いかな」


 「ふーん。ウズメさんは私との会話よりキク先輩を選ぶんですね」


 チヒロさんは少し頬を膨らませる。

 多分だけど性格丸くなったよね一週間で。


 「じゃチヒロさんも来る?」


 「え、良いんですか?」


 チヒロさんは口では喜びを抑えているものの、私がそれを聞いた瞬間鶏より早く振り返ってから多分とても嬉しかったんだね。


 それから私とチヒロさんは測量を終え、生物研究室に向かった。そして追加でワラも一緒にいる。


 「ねぇ、ワラは何か用事?」


 「オホウエ先輩に物持ち手伝いに来てって言われた」


 「ん? あぁ、なんか机に展示物を置くみたいだからその容器を持ってくる手伝いじゃないかな?」


 「なら大丈夫」


 するとチヒロさんはワラを見ると呆れた顔をする。


 「ヒビワラさん。実験のシャーレs津力で割ってましたよね?」


 「若きの至りは二度繰り返さない」


 ワラの言葉にチヒロさんがさらに呆れている時ちょうど到着した。中に入ると相変わらず部屋一面が綺麗で研究設備も充実している。

 そして中にはキク先輩の他にスズカ先輩とオホウエ先輩、それから生徒会室で会ったツヅジ先輩がいた。


 そしてパソコンの前にはヘロヘロのカマタ君。

 キク先輩は私たちに気づくと椅子から立ち上がり近づいてきた。


 「おー来たね! 予想よりも早くて驚いたよ!」


 「はい。来ました。あ、チヒロさんも来たがったので連れてきたのですが良いですか?」


 「うん良いよ! 今からする作業は人が多い方が楽だしね!」


 するとワラはカマタ君に近づく。


 「カマタ大丈夫?」


 「あ、あぁミコトか。放課後全速力でここに来た後、ずっと三次元の図形を組み上げてたんや。ほら、作品を模擬実験してたんや」


 カマタ君がそういうとキク先輩は「そうそう!」と語った。


 その後キク先輩が詳しく話すと今回は平面作品ではなく立体であることから生物プログラミングでコンピューター上に生物を模擬的に生み出し、それを培養した場合の培地を実験的に調べていたそうだ。

 それをカマタ君が私たちが来るまでの間に済ませていた。


 カマタくんは体を伸ばしながら仕事を達したかのような満足そうに息を吐く。

 そしてスズカ先輩はキク先輩を見る。


 「それで今回はおふざけ厳禁の真面目作業なんですよね?」


 「そう、これからやるのは間違いは許されないものだからね」


 キク先輩は今日する作業は事細かに教えてくれた。


 ・今回の作品は失敗の可能性が高いため十個制作する。


 ・今回ガラスを溶接するため、ワラとオホウエ先輩は今から生物工学科棟の最上階にある壊れた器具を修理する部屋で顧問のクニイ先生の指導のもと練習すること。


 ・作品制作はキク先輩と私、スズカが行い培地の追加作成はチヒロさんとツツジ先輩だった。


 キク先輩がそう言い終えるとワラとオホウエ先輩は移動を始め、チヒロさんとツツジ先輩は二人で待機することになった。

 ツツジ先輩はダルそうな顔でため息を吐き隣に立つチヒロさんは笑顔だけど怖がっていた。


 「あの、キク先輩?」


 キク先輩は私の言葉に振り返る。


 「どうしたの?」


 「培地追加班に移動しても良いですか? 可哀想なんでチヒロさんが」


 「ん? いや大丈夫でしょあれは」


 「あ、そうですか?」


 するとスズカは私の頭を優しく撫でた。


 「うん。大丈夫だよ。ツツジとは同じく組だし、まず生徒会に入れる時点で割と人望はあるよ」


 「じゃ、一言で表してください」


 「バカ真面目だよ」


 そんか会話をしているとツツジ先輩にやはり聞こえていたのかスズカの首を触り、冷たかったのかスズカ先輩は体をビクッと振るわせた。


 「——作業、早くして」


 それを見たキク先輩は大笑いした。


 「そうだね! じゃ早速作業始めよっか!」


 それから真剣に作業に入った。

 クリーンベンチの前の椅子に座り手を消毒した後中に手を入れる。

 四角のケースには培地があらかじめ入っており、そこに私は隣のシャーレを開ける。

 今回使う菌は発光菌。培地も高い物だから間違いは許されない。

 私は慎重に白金耳で培地上に線を描くように塗る。


 大きさ自体もそこまで大きくないけどあまりにも大変だ。

 それから三十分ほどかけ作業を終わらせるとなんとか失敗がなく完了した。

 その後ケースを丁寧に蓋を閉じて使用した白金耳を火炎殺菌した後クリーンベンチの電源を落とす。


 その後ケースは五人で協力して培養器の中に入れた。

 そしてキク先輩は額の汗を拭う。


 「ふぅ。なんとか作業は終わったね。そろそろオホウエ君らも戻るね」


 それからしばらく研究室の椅子に座って待機する。そんな時チヒロさんが隣に座った。


 「あの、ウズメさん」


 「どうしたの?」


 「良い方でした」


 どうやらチヒロさんはツツジ先輩とは多少親しくなれたようだった。

 それから六日が過ぎて実際に作品を組み立て部屋を暗くして確認をした。

 すると作品は見事に輝いた。


 私は感激だけだったけど、オホウエ先輩とカマタ君は心の奥底から嬉しそうに眺めている。

 ワラは私の方に手を置いた。


 「発光菌はイカの刺身を使って培養して採取する。成功したら腹の中から喜びが出て、失敗すれば逆に吐き気が出る」


 「あ、ふーん」


 要するに私は気軽にそれを培地に塗りつけていたわけだけど、あの二人にとっては地獄のような時間だったに違いない。

 まるで縁の下の力持ちの仕事をする方々のようだ。


 そして部屋の電気をつけるとキク先輩は前に出て私たちを見た。


 「よしみんな! 私にとっては最後の作品展示、そして一年生にとっては初めての学校公開! だからこそ一年生と二年生はこの一年で面白かったことを、三年生は私しかいないけど面白かったことをより全力に中学生たちにこの学校は楽しいところって伝えよう!」


 大きな声でそう言い、私含めみんなで声を揃えて「おー!」と声を出した。

 ワラは棒読みだったけど楽しみにしているのには変わりない。


 私は翌日に向け、心を入れ替えミコミさんのためにと思いながら空を眺めた。

 

 そんな時ツツジ先輩が思い出したかのように「あ、明日雨だから。みんな傘忘れないように」と言った。


 雨か……気分が萎えてしまうけど頑張ろう。

 

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