このエピソードを読む
2023年3月26日 03:30
コメント失礼します。死体になれなかった少年少女たちを読ませて頂いたときに思ったのですが、koumotoさんの物語には「生」を色濃く感じます。初めてタイトルを拝見したとき、死体になった、じゃなくて、死体になれなかった、なんだなと思ったことを思い出しました。こちらのワンコさんも、この世の全てに絶望し、生きるための望みが全て絶えたあとに初めて、「生きてみるか」と思われたのかな、なんて。生きることを(初めて自主的に)選んでみた、と言いますか。こういう強さが自分自身にないところで憧れがあります。私であったら「死体になれなかった少年少女たち」は「死体になった少年少女たち」になりますでしょうし、こちらのワンコさんはお肉を食べなかったでしょう。突然の自分語りすみません。何はともあれ、koumotoさんの物語の登場人物たちは、本質的に生きる力が強いんだなあ、とこちらを読んで思いました次第です。常のごとく長々とすみません
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。登場人物の生きる力が強い、と言っていただけるのは、作者にとっては意外な評言かもしれません。それを描こうとは、しているのでしょうけど。作者はかなり無気力で活力に乏しいので、登場人物の生きる力に、こちらもびっくりしながら書いている気がします。でも、粉々に砕けるほど打ちのめされた人間(この作品は犬ですけど)に、なにが残るのか、なにが道を示すのか、なにが救いになり得るか、ということには、たしかにとても関心があります。自分がへこたれやすいからこそ、そういうことばかり求めているのかもしれません。死体になれなかった少年少女たち、というタイトルは、いろいろ揺らぎながら決めましたね。このタイトルだと、語り手を死なせるわけにはいかないな、という、ある種の縛りというか、ルール、誓いのようなものでもありました。大人はある意味では死体ではないか、という極論も思い浮かべたりしながら。だから、途中で止まってるゾンビ小説は、死体になってしまった大人たち、という物語になるのかな、とか考えたり。こちらも長々とすみません。コメント、ありがとうございます。
2021年4月26日 06:00
こちらも素敵な話でした。koumotoさんの作品は圧倒的に「生」を描いているなとよく感じます。今回もまた。「食べずに生きる」は不思議な感覚になりますね。生きているのかよくわからない。最後に肉を食べたことで、ようやく死に向かう「生」が始まったように感じました。
読んでくださってありがとうございます。食べるという行為は、よくも悪くも生の根幹にある気がしますね。『死体になれなかった少年少女たち』という短編集に「食物連鎖を憎んだ少女」という作品を書いたのですが、そちらも同じようなテーマになりました。食というのは、なんだか自分にとって気になるもののようです。
コメント失礼します。死体になれなかった少年少女たちを読ませて頂いたときに思ったのですが、koumotoさんの物語には「生」を色濃く感じます。
初めてタイトルを拝見したとき、死体になった、じゃなくて、死体になれなかった、なんだなと思ったことを思い出しました。
こちらのワンコさんも、この世の全てに絶望し、生きるための望みが全て絶えたあとに初めて、「生きてみるか」と思われたのかな、なんて。生きることを(初めて自主的に)選んでみた、と言いますか。
こういう強さが自分自身にないところで憧れがあります。私であったら「死体になれなかった少年少女たち」は「死体になった少年少女たち」になりますでしょうし、こちらのワンコさんはお肉を食べなかったでしょう。突然の自分語りすみません。何はともあれ、koumotoさんの物語の登場人物たちは、本質的に生きる力が強いんだなあ、とこちらを読んで思いました次第です。
常のごとく長々とすみません
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
登場人物の生きる力が強い、と言っていただけるのは、作者にとっては意外な評言かもしれません。それを描こうとは、しているのでしょうけど。作者はかなり無気力で活力に乏しいので、登場人物の生きる力に、こちらもびっくりしながら書いている気がします。
でも、粉々に砕けるほど打ちのめされた人間(この作品は犬ですけど)に、なにが残るのか、なにが道を示すのか、なにが救いになり得るか、ということには、たしかにとても関心があります。自分がへこたれやすいからこそ、そういうことばかり求めているのかもしれません。
死体になれなかった少年少女たち、というタイトルは、いろいろ揺らぎながら決めましたね。このタイトルだと、語り手を死なせるわけにはいかないな、という、ある種の縛りというか、ルール、誓いのようなものでもありました。大人はある意味では死体ではないか、という極論も思い浮かべたりしながら。だから、途中で止まってるゾンビ小説は、死体になってしまった大人たち、という物語になるのかな、とか考えたり。
こちらも長々とすみません。コメント、ありがとうございます。