31缶目 nakigoto midnight


誰もいないここにだけこぼすよ。


掴んだ愛はざらついたガラス玉でね。

削られる皮膚、思わず手を離したよ。

欠片が入り込んで時々痛むよ。


みんなはふいにしにたいと思わないってほんと?


何も知らない人たちに囲まれて息をしてる。

のがつらくなって言ってみたら優しかった。

傷付いた手で叩くキーボードの黒が優しい。

蛍光灯が眩しいの。


杯をと言ったあれはなんだったのだろう?


任せないで、わからないの。

不安だね。

やるべきことをやるだけ。


占いサイトを漁る。

読んでは忘れていく未来。


こんな日ぐらい夜更かししようと思っていたけど転た寝してしまって恐ろしい夢を見たよ。

でもね、現実に起こらないわけじゃないのよ。

こわいね。


苦しいくるしいくる苦しいくるくる!

くるくる言ってる場合じゃないの。

ほんとに。


知らない誰かの投稿が幸せそうなものだったのでラジオは切ったよ。


泣いてもいいと思ったガラス玉はいたくてこわくてつらくて手離してしまったからひとりで泣くよ。

それでいいのにまた投げつけられて皮膚が削られたよ。

いいかげんにしてよ。

助けてみてほしいスパンコールはきっと違うだろと言われて終わるよ。

流れて過ぎ去っていくんだよ。


そう、一切は泣いているうちに。

寂しくて息が詰まると星に縋るうちに。

後ろの方へと流れて過ぎて去っていくんだよ。


これいじょうきずつきたくない。

ただ、それだけ。


つるつるときらきら星が落ちていくよ。

きらきら星にまみれてべしゃべしゃになった顔を拭う真夜中を愛してる。


くるくる。

くるくる。


なにもきかないで。

きかないままでいて。

資格がないのだから黙っていて。

月の夜が太陽の朝に変わったら機嫌をよくするから、今だけは、きらきら星を



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