編集済
うーん、複雑な気持ちを掻き立てるようなお話でした…
私個人のうまく纏まらない解釈ではありますので、どう捉えるかは原作者さまと、読者さん次第…
※多分アヤさんは亡くなってしまって、アキヒトは約束通りに健常な片方の目を捨て去りアヤさんが使っていたガラスの瞳を移植したのかな?と。
本来見えない筈の瞳に写る世界の中で、愛しい女性の過去の幻を見て心を寄せ続けるのは、自分にとって都合良い・居心地の良い精神世界への依存であって、単に現実世界からの逃げでしかない。
ここがモヤモヤするというか、自分ならこんな選択は取らないなと思うアキヒトの生き方を否定する理由ですね。
アヤさんも年上だと自認するのならアキヒトの未来を閉ざす事を良しとせずに、自分に死後も義理を果たす理由は無いとハッキリと意思を示すべきではなかったのかな?
アキヒトは態々健常な自分の瞳を潰す必要が有ったのかな?
ある意味自身の瞳を潰してまで義理を果たすのは愛故の狂気を孕んでいないか?
等々、色々と考えてしまう短編作品でした。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
考察ありがとうございます!
あえて明言はしませんが、【狂気】は頭に入れて書いてました!
遅くなりましたが、企画へのご参加ありがとうございました!
ラストの解釈を読者に任せるところ、個人的に大変好みです。自分の中で折り合いのつく方法が、周囲から見れば狂気である。それも愛のひとつの形だと思います。
本なら、色を失っていても問題ない……確かに今の時代、そんなメディアは本くらいしかないなと思いました。