世界で二番目に送られる嘲り

 病気を患っている当人が、一番苦しいのだと言う。


 その事実を否定はしない。

 ただだからと言って、その言葉で看病をする人間の苦労がゼロになると言うことがあってはいけない。

 彼らは二番目に苦しい者たちなのだ。

 決して幸せ者ではない。


 苦しまない者よ。二番目に苦しい者たちの労力を、忍耐を、魂を、——踏みにじってくれるな。

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