無知と不感
無知と不感こそが、幸せの入り口である。
誰かの不幸を知ることにより、自分がその不幸よりも幸福であることへの罪悪感が生まれる。
そしてその罪悪感に苛まれて人は永遠に幸福にはなれないのである。
なにも知らないこと。
或いはなにも感じないことが幸福を享受するために最も早い手段ではあるのだが、その幸福の裏付けを取ることは不可能だ。
無知と不感ゆえに。
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