第32話
「じゃー今度は私にあーんして」
マジだよなそういう約束なんだし。
はぁ俺はマルゲリータを一切れつかんでねるにあーんをした。
「うーん美味しいね、こうくんが食べさせてくれるから余計に美味しいよ」
友香がすごい形相でペペロンチーノを食べてる。そんな顔で食べてたら美味しく食べれないぞ。
「もう一回しよ」
回りの人見て見ろよすごい妬みのこもった視線で俺を見てるぞ。このままだと視線だけで死ねるぞ。
だがねるはそんなのお構いなしにあーんをしてきた。
俺は諦めておとなしくあーんをした。
この時の友香は目を充血してこちらを凝視しながらドリンクを飲んでいた。正直怖かったですまる。
精神的に疲れすぎて、俺はテーブルに突っ伏してると
「そろそろ帰らない」
ねるが携帯の時間を見てからこちらを見て言った。
やっと帰れるのか回りの視線があーんをする度に強くなっていった。嫉妬の視線が。ハーレムかよとか呟いてるやついたな。まあそいつは彼女に思いっきりほほをつねられて起こられていたが。ざまぁだな。
じゃー行くか俺は精神的に傷ついた心をジュースを一気に飲むことで回復して財布をだした。
「今日は割り勘で頼むぞ。思ったより支出が多かったからな」
ねると友香はわかったと言ったあと自分のぶんの値段を確認した。
俺達は会計に向かいそれぞれの料理の代金を払い終える。
「今日はもう帰るか、色々会ったが楽しめた」
そうだね友香ちゃんがきた時はビックリしたけどネックレスを買ってもらったしね。
ねるはネックレスをだしそれを首につけて優しく愛しいように撫でた。
「こうくんもつけなよ、毎日つけると効果が上がるみたいだよ」
こんなに友香ににらまれてる状態でが。まるで蛇ににらまれたかえるなんだが。げこ。
だがつけるまで帰ろうとしないだろう。
ねるは以外に意地っ張りだからな。
俺はリュックからネックレスのはいったかごを取り出し首につけた。
「これでいいかねる」
「うん似合っているよ」
俺がつけることで効果が上がるのが嬉しいのか
無邪気な笑顔を浮かべていた。
「じゃー帰るか」
「そうだね、もう夜で遅いし帰ろうか」
『俺の時にはなかったイベントが今日はたくさんあったな。羨ましいぞお前』
今日みたいなリア充の真似事みたいのは今日だけだぞ。あと羨ましいってなんだ俺は今日は視線だけで死にそうだったんだぞ。
『あんな美少女たちにあーん去れてそんなことをいうのはお前くらいだぞ。はぁー』
謎の声は呆れた声で言ってため息を吐いた。
俺達はサイゼリアをでたあと互いに視線をバチバチしているとねるが友香に近寄ってなにかを話したあと、友香は悔しげにしてたがすぐに笑顔になり薬指の指輪をこれでもかというぐらい見せていた。ねるはそれを見るとハンカチを加えて悔しがっていた。
いや何やってんだよあいつら。て言うかねるの悔しがた古くねーか。見たことないぞハンカチ間で悔しがるやつ。
しばらくして駅についたので俺達は改札をスイカで通り階段をけだりちょうど電車がきたので乗った。
「ねるハンカチ大丈夫か」
どう考えてもハンカチがボロボロになりそうな噛みかたしてたからな。
「大丈夫だよ、こんな時のために何十枚もハンカチがあるから。乙女の嗜みだよ」
いや乙女が何十枚もハンカチ持っていたらハンカチがそこらじゅうの店にあるし、ハンカチの種類も膨大になるぞ。此れはボロボロにならないハンカチですとかいうネットショッピングが増えそうだ。
俺はとりあえずボケなのか本気わからない言葉華麗にスルーすることにした。
「そう言えばもう少しで夏だよなぁー今年は暑くならなければいいが」
去年の今ごろは夏な高校野球が始まるのを田無見にしてたな。んで始まって見ると急に野球がしたくなったのを覚えている。一過性のものだつたが。
「そうだね、でも何でこうくんは野球を高校でやらなかったの?」
「あー色々あるんだが上下間系が厳しいイメージかあったのと、夏が暑すぎるのが理由だ」
「でもうちの野球部って進学校だから練習は厳しくないみたいだよ」
あーそうだよな。でもそれ知ったの八月頃で今さらはいるのもどうかなーって思って入らなかったんだよな。
「まぁ進学校だから学業優先だし。だけど今年から練習厳しくなっているらしいぞ。今年はベスト8目指すって気合いいれてるらしいし」
まぁ野球部の連中が先輩たちのレベルが今年は高いから、モチベーションも高くて練習ま期ビしかなったでぼやいていたのを聞いたんだが。
まぁ盗み聞きだけどね。寝ているふりして隣からの会話を聞くという普遍的な技術だ。
「へぇ-そうなんだ。もし誘われ入る?」
「まぁ検討はするだろうな」
「ふーんわかった。じゃ野球部なマネージャーに伝えておくね」
え、それって俺を野球部に推薦するってことか?せっかくの夏休みは家出ごろごろするっていう計画がおじゃんになるのか。それは防がなければ。
「いや、俺最近走ってないし、体力的に厳しいぞ」
野球の練習は体力がないと話にならないし、厳しいと思う。ねるには悪いが断ってもらおう。
「でも壁当てと素振りは毎日やってるんでしょ。さっき自慢げに友香ちゃんが言っていたよ」
おいーなに言ってるんだ友香!もうこれは受ける流れだな。
「お眼鏡に叶わなかったら入らないからな。あと大会までしかやらないからな」
「じゃーそう伝えとくね」
ちょうど馬橋駅についたので俺達は降りて、階段を登りスイカで改札を通って帰った。
ちなみに俺とねるが話してる間友香は友達とラインをしていた。
あれとねるがしゃべるのは別になんとも思わないらしい。
野球部かーさよなら俺のグータラ生活よ。
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