第29話

「ここひぴっとくるものないなー」


ひぴっという言葉はねるがかこれだってというものに使う独特な言い回しである。


「これで三件目か、高島屋に行くか?あそこだったらいろんなのがあるだろう」


あそこだでたら期間限定でとう虚絵のみせが来てたりするからおしゃれなものも見つかる可能性が高い。

本音をいうともう歩き疲れたから夕食食べるところとあまりは離れてないところで探して欲しい。


「うんそうだね、高島屋に行こっか」


どうやら俺の本心には気付いてないらしいな。

気付かれた気付かれ田で起こられるから困るけど。

だけどあそこで見つからないなら諦めてとうきゃうに行くしかないかと思うくらいにはいろんなのがあるからな。


俺たちは雑談をしながら歩いているんだが。男の嫉妬の視線がすさまじいことになっている。

特に制服着ている男子高校生の。このくらいな嫉妬だったらなれているから対したことはない。

俺も制服着ている美少女のとなり2さえない男がいたら呪い殺すかましれないからお互い様だ。

だけど彼女いるそこのだん志代他の女の子を間て鼻の下伸ばすなよ。隣の彼女すごい形相でねるを睨んでいるから見ないでくれ。

まぁねるもなれてる生か普通の表情しているけど。嫉妬の視線を受けすぎてメンタルはがねしゃねーか。


「ついたよ。ピピッとくるものあるかな~」


ねるはめを爛々と輝かせながら高島屋を見上げている。

俺達は階段を上って高島屋に入った。


なかに入るといろんなアクセサリーや鞄などが目に入った。

大半は俺の持っているお金じゃ買えないものだけど。


するとあるイベントブースが目に入った。


「ねる、あそこ見てみないか?」


ねるは俺の視線の先を見ると期間限定なんだねと言っていいよ言って入っていった。


「うーんいろんなのがあるね」


東京に本店がある店らしく、どの商品もデザインがよくいろんな形のものがあった。

星形もハート型もあるな。


「お客様何をお探しですか?」

見本のような営業スマイルで店員が話しかけてきた。

にしてもすごいよな店員ってどんな客に対しても同じような笑顔、同じような対応まるで人工知能が嵌め込まれてるんじゃないかというぐらいの対応力だもんな。

誉めてんの?と思うかもしれないが誉めてるぞ。接客は感情を廃して対応するべきだし、俺は石器ゃけやったことがあったがりょ襟を絵巻く説明できなかったり、噛みまくったりしたからなこの店員は尊敬に値する。


「となり女の子にプレゼントしたいネックレスを選んでるんですが」


すると目を店員は目を輝かせてひとつのハート型のネックレスを取ってこれなんかどうでしょうか言ってネックレスの説明を始めた。


「このネックレスはカップルに人気でこれを毎日着けると思い人と結ばれるという伝説があるものなんですよ」


するとねるがそうなんですか!と興奮したように店員に近づいた。

誰だよ人工知能ような接客するひとときいったの。俺でした。

てへぺろぺろ。

にしてもなんで女性をつれているだけでこんなに店員は興奮するんだろうか。

まぁ飯や俺のこと忘れているぽいっし適当に他の商品でも見ますかね。

ふむこの指輪は幸運を運んでくる指輪なのか。

あ、これは

「こうくん、私これに決めたよ!」

さっきのネックレスを二つ持ちながらやって来た。ん二つ?


「なんで二つ持ってきてるんだ?」


「あーそれはねー」

ねるは目をキョロキョロしながらなぜか焦っていた。

何か意味があるがいいにくいのか?


「無理にいわなくていいぞ」


「あ、理由はね二つあるともっている人の効果が倍になるらしいんだ」


明らかに嘘だとわかるがここは黙っておこう。

どっちにしろ対した理由じゃないだろうからな。


「二つ買うのか、ひとつは自分で払ってくれよ」

俺はそんなにお金下ろしてないからな。

二つ文となると相当なお金になるしな。


「ひとつはこうくんのだよ」


「まじかでも俺お金そんなにもってきてないしなー」


「お客様カップル割りというのがございましてそれを利用するのはいかがでしょうか?」


店員さんが鼻息荒くカップルという言葉を強調して言った。


『はぁーでもなそれでも金額高いしなー

おい、買うんだ。それでお前の将来が決まるかもしれないぞ。養ってくれる人とか。少しでも効果があるなら買うべきだ』


『俺はそれをもたないで後悔したからな。

確かな繋がりがもてなくてな』


最後のほうは何を言ったか知らないがねるの目があんなに輝いているんだここは買っとくか。


「二つ買います」


「まいどー」


おい、この店員テンションがどこかの寿司屋みたいになっているぞ。

最初とのギャップがすごいわ。


俺はレジの置いてある場所に向かいながらねるに話しかけた。

「そんなに気に入ったのかこのネックレス」


するとねるはネックレスを見ながら


「デザインも気に入ったけど何より効果を気に入ったんだ」


「恋愛が叶うってやつか。ねるなら誰でもオーケしそうだが」


「ううん私の好きな人は鈍感だしたぶんオーケーするかわからないんだ」

ねるは影のある笑みを浮かべてた。

なぜか俺はその笑みと言葉聞き胸がうずいた。 

俺はその好きな人に嫉妬してるのか。幼馴染みだから離れていくのが嫌なのか。

はっとんだ独占欲だな。ねるからしたら気持ち悪いだろう。


レジに着きお金を支払い片方をねるに渡した。

ねるはそのネックレスを大事に包み込むように持って

「ありがとうこうくん、一生大切にするね」

今まで見た笑みの中でも飛びっきりの優しい笑みで俺を見た。

俺は照れて顔を背けあーと言った。

ねるの顔が見れないあまりにも魅力的な笑みだった。

はぁーあともう少しで惚れそうになったわ。


「お兄ちゃんどういうこと?」

そこ冷えするような低い声が聞こえた。

回りのひとたちが一斉にサーと横にずれて当たりの空気が凍った。


俺はぎぎぎと首を正面に動かすと友香が目のはハイライトを消して無表情でたっていた。

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