第28話

負けた。まさか本当に回転数数えてたなんて、

はぁーもし勝ったらデザートおごってもらおうと思ってたのにな。

「フフン私の勝ちだね。あーんをし合うことにするよ」

ねるは手をぱちんとならし、満足げな笑顔を見せて言った。


マジかあれ結構恥ずかしいんだよな。で負けたし仕方ないか。あの男どもからの殺気で俺は小鹿のように足をプルプルしてたからな今度は大丈夫だろう。大丈夫だよね? 


『大丈夫じゃないだろ、俺はメンタルすらいむよりも弱いのだから。』

いや確かにそうだか。ていうか誰だよお前。

『俺は....

いずれわかるさ。だから食べさせあいっこ楽しめよ。いつもよりも殺気あるからきお付けろよ』

おい、いつもやり殺気すごいってどういうことだよ。あれより強いとか耐えられるきがしないんだが。

そんなことを考えていると電車が一昔前の音を出しながらやってきた。

「はぁーとりあえず乗るかねる」

俺は立ち上がってリュックを背負ってこれからのことに億劫になりながら言った。

ねるはそうだねと小さくそうだねと言って、立ち上がり鞄を持って俺のとなりに来て一緒に電車に乗った。

しばらく無言が続いていたが人都農駅を通りすぎたあとにねるが無理に笑顔みせながら

「ねえ、やっぱり迷惑だったかな?」


何をねるは何が迷惑だと思っていんるんだ?


『さっきの食べさせあいっこのことに決まって

いるだろ』


あーそのことか。声についてはもう突っ込まないぞ。

こんなに頻繁に声が聞こえるから取り憑いてるるのだろうか。

今度神社でお払いしにいくか。


「別に嫌じゃないぞ。ただ視線がいたくてだな」


するとねるは心底ほっとした表情になって、太陽の光と合間って女神のような微笑みに見えた。


ボート俺はねるを眺めていたら電車が幸谷駅についたので俺は慌てて立ち上がり照れを隠すようにどんどん先に進んでいた。


「あ、待ってよーこうくん」


ねるが後ろから慌てた声を出しながら追いかけてくる。

やがて追い付くとねるはプクーと頬を膨らませながら上目使いで俺に抗議した。

「いきなり立ち上がったかと思ったらなにもはっしないで先にいくなんてひどいよ」


アザと可愛いなあるアイドルグループの歌を思い出したわ。あそこまでベタ惚れじゃないけど。

あれでもあれって最終的に振られているよね。

てことは俺も告白して振られちゃうのか。

なんか胸が苦しくなってきた。何でだ?


『その気持ちを俺は知っているがそれは自分で見つけるべきだから言わないぞ』


知っているの過去の胸の痛みの正体を。

お前がいうならきっとこれは俺が気付かなきゃいけないものなんだろう。

ならすぐにこの正体を見つけてやる。


「大丈夫?険しい顔をしているけど」

ねるは下から覗きこみながら聞いてきた。


俺はにっこりと笑顔を作って大丈夫だぞと言った。


「そうならいいけどどこか痛かったら言ってね」


どうやらどこかいたいと思われてたらしい、そんなに苦痛に満ちた顔をしていたか。

確かに今まで感じたことない胸の痛みだったが。これからもあるかもしれないから心配させないようにポーかフェイスを身に付けるか。


「んじゃ家に一旦帰るか」

俺はこの胸の正体をいづれ知れるような気がしながら明るく言った。


俺は家に帰ってる途中にどういう形のネックレスがいいのか聞いてみた。


「星形とかハート型とかかな~」


「星形ならともかくハート型は彼氏ができたときにかってもらえばいいんじゃないか?」


するとねるは頬をぷくーと膨らましてあざとく鈍感と起こった声で言った。


俺はどっちかというと敏感なほうだと思うんだが。買いたいものをさせんだけで気付くし。教科書がないときだってねるからいう前に貸しているだろう。


「たぶんこうくんの思ってる鈍感と違うからね」


なんで心のなかをよめるんだ。さとりでも習得したのか。


「こうくんの顔がわかりやすいだけだよ。心外だという顔してたからね」


さかを上って互いの家につき、一旦わかれて自分の家に入った。


今日は友香は友達と遊びに言っているのでいない。この前の反省から俺は友香にねるとでかけることは言っていない。

だってあいつ友達と即別れてきて俺のところに

鬼の形相でくるんだもん。

友香の友達に申し訳がないわ。決して友香が怖い訳じゃないぞ。本当だよ俺は私服に着替えて自転車の鍵を制服から取って家をでた。

自転車を押しながら向かいの家のねるのうちのピンポンを押した。 

するとはーいと言ってねるが制服のまま小さな鞄を持ってでできた。


「ねる制服なんだな」


「うん普段の服装は家の方針で禁止だからね」


田しか母親がはしたないとか言って禁止してるんだっけ。少し古風の考え方の人なんだよな。

まぁ出身が華族出身の名家だからな。

ねるのたまに見せる上品なところも母親から教わったんだろう。


「まぁたまには制服もいいんじゃないか」


むしろ制服から伸びてる白いきめ細かい足とかごほうびです。平均よりも少し太いがそれが俺にとってはストライクだったりする。

だって膝枕とか気持ち良さそうじゃん。


「こうくんそんなに足じろじろ見られるの恥ずかしいよ」

ねるは頬を赤らめながら足を閉じていた。

もえー!

落ち着けあまりじろじろ見るのはキモいと思われるだろ顔真っ赤だし。


『ごめんあまりにもねるが魅力的すぎたから見てしまった』


「あまりにも魅力的だから見てしまった。」


俺のなかにいるやてなに言ってるの。

いや、俺もにたようなこと言ってたわ。

ねるは皿にゆでダコのように顔を真っ赤にして恥ずかしいよと呟いていた。


俺はこの空気に耐えられ図じゃ行こうと自転車に乗った。するとねるが後ろ荷台に横になってちょこんと座った。


「自転車に乗っていくのか?」


「ダメかな?」


ねるがしゅんとした声で言ってきた。


「大丈夫だぞだけとちゃんと捕まってくれよ」


ねるはうんと言って俺に片方の腕だけ俺の体をつかんだ。


ねるの柔らかいからだが少し当たっていて興奮するわ。

「じゃー行くぞ」

俺は自転車をこいだ。


「ねる気分はどうだー」

俺は風のおとに消されないように少し大きな声で言った。


「風が当たって最高かよ」


ねるは恐らく満面の笑みで好きなアイドルの言葉を言ったんだろう。俺は良かったと思いながら新松戸までこいだ。


楽しい時間はあっという間で新松戸についたので、ねるに降りてもらい、俺は駐輪場に自転車を預けた。


するとねるが花のような笑顔でありがとうと言った。


「あー楽しかったー。制服で後ろに乗るの憧れてたんだよねー。青春って感じがして。」


「俺もいつか後ろに女の子を乗せたいと思っていたんだ。まさか最初の相手かがねるになるとはな」


「じゃーこうくんのはじめてもらったんだね」


なんかそれだと言い方エロいぞ。まるで俺の貞操をもらったみたいな。

まぁ突っ込むとデリカシーがないとかいわれそうだから言わないが。


俺達はそのあと柏井きの電車乗った。


柏についた。柏につくまでは特に何かあるわけではなく学校のことやら世間話をしていた。



「着いだが最初にどこへ行く?」


「うーん、とりあえず西口を出て下を回ろう」


「そうするか、取り合えずラグジュエリーショップを調べるわ」


俺は携帯を取り出し近くのラグ主エリーショップを調べる。

結構あるな、さすがこの辺の若者が集まる待ち柏だな。

松戸なんて駅ナカビルぐらいしか女性用アクセサリーなんて売ってないからな。伊勢丹はつぶれたし。


「ねるいくつかあったがどれにする?」


俺は携帯画面を店ながらねるに問いかける。

ねるは画面を覗き込んでうーんと顎にてを当て少し悩んだあと


「遠いところからいこう」


俺はわかったと言ってマップを開き道に沿って俺たちは進んでいった。


『こんなイベント俺のときはなかったのに江良やましいなー』


こんなイベント俺のときはなかったもしかしてお前って


「こうくん着いたよ、どうしたのそんなにボケ~として」


「なんでもない、店に入るか」


俺はきっと気のせいだと思い店に入った。










  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る