第23話

暫く俺たちは学校のことなどを話していた。

するとねるが時計を見て

「私そろそろ夜ご飯だから帰るね」

教科書を鞄にしまいながら言った。

時計を見るともうすぐで9時になりそうだった。

ねるってそういや親が帰るのが遅いから食べる時間も遅いんだっけ。

俺はそう思いながら立ち上がった。

「家の前まで送ろうか?すぐそこだけど」

ねるの家は道路を挟んだ真向かいの家で近いので一応聞いてみる。

「うーん送ってもらおうかな。近いけど暗くて怖いし」

一応聞いといて正解だったな。女子からしたらこの暗さは家が高くても怖いよな。前にねるをこの時間帯に帰したときにナンパされてたし。

ねるは準備を終えたようで立ち上がり玄関に向かって歩き始めた。俺もねるについて行き玄関まで向かう。

ねるは玄関に着くと靴を履いていたので俺も靴を履いた。

「じゃー少しの間家よろしくな優香」


「バイバイ優香ちゃん」

ねる優香に手を振りながらドアを開けた。

優香微笑みながら目はもう来るなと言う表情をしている。

どんだけ優香はねるのこと嫌いなんだよ。普通女子って最後くらいは仲良く別れるもんじゃないのか?俺は女子の知り合いが少ないから予想だけど。

俺はねると車が過ぎるのを待っていた。するとねるが俺の方に目を細めた笑顔を浮かべながら俺の頭を撫でた。

なんで俺頭撫でられてるんだ。褒められること何もしてないと思うんだけど。というか恥ずかし過ぎる。

俺は顔を赤らめながら

「ねるどうして撫でてるんだ?」


「こうくん今日頑張ったねって思って、後こうすればこうくんも私を高得点取ったら撫でてくれると思ったんだ。」

あー要するに理由なく撫でていうのは恥ずかしいから理由をつけたのか。だが俺は流石に幼馴染といっても同級生やはり撫でるのは恥ずかしい。

「5教科で450点以上取ったらいいぞ」

俺は難易度を上げた。

「うーんその点数なら取れるからいいよ」

取れちゃうのかよ。俺結構高めに言ったつもりなんだけど。よくよく考えればねるなら可能か。

道路には車がいなくなったので俺たちは向かい側の家に向かった。

するとねるはその家に鍵を開けて入った。ねふ

「こうくん約束だからね。ちゃんと点数取ったら撫でてよ」

ねるは念を押してきた。

「ああわかってるよ。」

俺は真面目な表情で答えた。

ねるは俺の顔を優しく見つめ

「じゃー帰るね。おやすみ」

そうゆって家の中に帰っていった。



家に帰る優香がアイスを食べながら俺を迎えたてくる。

「お兄ちゃんネルさんと何話してたの?ずいぶんと長かったみたいだけど」

優香はおれを疑うような表情して言ってきた。

あ、優香さてはドアから覗いてたな。どこまで話すか。全部話すとめんどくさそうだし。

「高得点取ったら何か好きなことをしてあげるって約束したんだよ」

嘘はついてないはずだ多分

「ふーんまぁいいやお兄ちゃん今日の勉強は終わりだよね」


「そうだな、何かしたいことでもあるのか?」


「久しぶりに野球のゲームやらない?」

俺はにっと笑いながら

「ボコボコにしてやるよ」

すると優香はそんなことやってられるの今までだよどういうような表情で俺をニヤリと見た。




ちなみに結果は俺が勝った。俺はスポーツ得意じゃないがゲームのスポーツは得意なのだ。

優香はうーんとか言いながら悔しそうに口をへの字にしてる。

「じゃー次はソードーアートオンラインの協力プレイやろう。」


「携帯ゲームだよな、いいぞ」

俺は携帯をリュックから出してアプリを開く。

優香はポケットに携帯が入ってたらしく一足先にログインをしていた。

「イベントやるのか?それともボスバトルやるのか?」

優香はイベントの一覧をスクロールしながら

「イベントにしよ。アリスのイベント」

俺も欲しい素材があったんだよな。武器を進化させるための。

イベントだと普通にプレイするより素材が手に入りやすいのだ。

「いいぞ、じゃあ俺が募集するな」

俺はキャラをイベントのやってる場所に移動させてNPCに話しかけてレベル70ボタンを押した。

「募集したぞ、優香」

すると優香は運と言ってキャラを操作してグループに入った。

俺と優香とその他4人でイベントを開始する。

俺は広範囲攻撃を避けながら慎重に攻撃していった。レベル高いやつは攻撃を受けようが対して効かないので攻撃をしまくっていたのですぐにボスの体力は削れていった。

ちなみに優香はガンガン攻撃してる。どんだけやり込んだんだよ。

数分でボスを俺たちは倒してそれから何回か同じイベントをやった。

「お兄ちゃんそろそろ終わりにしてご飯食べない?」

俺はイベントで集めたもので素材を交換しながらそうだなと言った。

そういや今日は買ってくるか、食べに行くか選んでって言われてお金渡されたんだっけ。近くのびっくりドンキーで食べるか。

「優香びっくりドンキーで食べないか?」

優香はアプリをログアウトをちょうどして俺のことを笑顔を浮かべた表情で見ながらいいよ言った。

「じゃー決まりだな、お腹もうペコペコだし早く着替えて行くか」

優香はうんと言った後自室に駆け足で向かった。

俺も後ろからのそのそとついていき階段を登るてく。











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