第21話

いやなんで優香がいるんだよ。マックで友達と勉強してるはずじゃなかったのか。

まさかわざわざ友達と勉強するのやめてきたのか。俺のこと好きなの?いや違うなねると身内の人間が一緒にいるのが嫌なだけだろう。

「優香、お前友達との勉強どうしたんだよ」

すると優香は何勝手になる呼んでるのという怒りの目で俺を見て

「別れてきた。それより100譲って一緒に勉強するのはともかく家に入れるってどいうことねるさんの匂いが家に着くじゃん」

それ本人目の前で言うか普通どんだけねるのこと嫌いなんだよ。

しばらく口をアングリ開けて驚いていたねるが今の一言で表情を一変させて

「今日はこうくんと勉強を一緒にやる約束してたの」

遠回しに優香は邪魔だよと言っているようだった。しかもなん勝ち誇ったよう顔をしてるし。

俺のために争わないで!俺はみんなの笑顔が見たいんだ。

現実逃避してる場合じゃなかった。しかもちょっとキモかったし。

だが優香もこんなことでは引かない。ふっと口角を上げながら

「ここはうちの家だよ、敷居をまだく許可は私にもあるはず。私の目が黒いうちはお兄ちゃんと部屋で2人きりにさせないよ。何が起こるか分からないし。」

すると急にねるは頬をトマトのように真っ赤にしてぶつぶつと何かを呟いている。

優香は勝ち誇った笑みを浮かべて最後にこう言い放った。

「お兄ちゃんは妹属性が好きだから幼地味属性には興味ないよ」

なんでお前は俺の好きなタイプ知ってるんだよ

後二次元の話で三次元の妹には萌えないぞ。

萌えたらお父さんにぶっ叩かれるし。本当だからな。

するとねるは変態というような視線を俺に向けてきた。俺は誤解だという視線をねるに送る。

「優香勉強の邪魔しにきたんだったら自分の部屋にいてくれないか、俺数学結構やばいんだよ」

するとしめたと思ったねるがこうくんを留年させたくないでしょと言って優香を追い出そうとする。しかし優香は引かずお兄ちゃんとねるさんが一緒なんて気が気でないと言って一歩も引かずねると優香は睨み合っていた。

はぁーどうするかな。一緒に勉強するしかないよなこうなったら。

「優香一緒に勉強するか?」

ねるから刺すような視線を感じる。

俺はねるの目を見てこの借りはいつか返すから今回だけは我慢してくれ、優香の勉強は俺が見るからと目線で返した。

するとねるはハァートため息を吐き仕方ないというような諦めたような表情してそうしようと言った。

「やったーお兄ちゃんに教えてもらえるなんてこれ受験受かったものだね」

そんな簡単じゃないぞ受験は俺はクラクラするまで勉強した頃を思い出し苦渋の表情を浮かべた。

「とりあえず優香は俺の隣に座ってくれ」

すると優香は揚々と俺の隣に腰掛けて、バックから教科書とノートを出した。俺たちは勉強を開始し始める。

すると早速優香が俺に教えてと懇願してきた。

「ここの現在完了形がわからないんだけど」

ああそれは俺もつまずいたわ、だいだいひとつの文法なのに複数の意味があるってどいうことなんだよと思ったな。現在完了という名前なのに完了していない動作を示してるとか謎すぎる。要するに英語は数学と同じ謎の教科なのだ。

「んでどれがわからないんだ?」


「これ、It has been very cold_a weekところなんだけどforなのかsinceなのかわからないんだけど」

俺はどれどれと見てその問題を見てまず現在完了について説明することにした。

俺はノートを引っ張り出してそこにシャーペンで説明を書く。

「まず現在完了の用法には3つの用法がある。一つ目が完了.結果、継続、経験だ。

完了の用法には〜したところだと意味と〜してしまったという意味がある。

継続の用法にはずっと〜しているという意味がある。経験の用法には〜したことがあるという意味があり、この問題は継続の用法でfor+期間で〜の間を表す。since+時点で〜からを表す。

Weekは期間だから答えはforだ。」

優香はふむふむと言いながら俺の書いたノートを見ていた。

「ありがとうお兄ちゃんわかった気がするよ」

わかった気がするだと困るんだが。俺は優香に俺の学校に入ってもらいたい。だからわかった気がするではなくわかってほしい。

「復習しとけよ」

すると左に座っていたなるがうふふと笑った。

「やっぱり優香ちょんとこうくは兄妹だねー」

兄妹という部分をなぜか強調しながら言った。「こうくんは英語やったと精神力を削りながら勉強してたもんねー」

どうしても俺はあの学校の文化祭を見て行きたいと思って必死に勉強したからな。

優香はねるを悔しそうに睨んでいたが、ふっといきなり何かを思い出したように鼻で笑い。

「お兄ちゃんはね二次元の妹好きなんだよ。幼馴染みヒロインはだいたい負けヒロインなんだよ」

ねるのまゆがぴくりと動いた。

おそらく負けってところに反応したのだろう。ねるはこう見えて負けず嫌いだからな。

「だからね兄弟なんて関係ないんだよ。」

いや優香それ二次元の話だからね。三次元だと社会的に問題あるから。どこかの妹ように付き合ったりしないから。

ねるは俺を軽蔑した目で見てくる。

「誤解だ、確かに二次元は好きだが三次元は別だからな。代々俺が妹を好きにー」

そこまで言って優香にぎっと睨まれた。

そんなんで俺が意見を変えると思うか優香。俺は言いたいこと正直に言わせてもらうぞ。

「優香のことが大好きです、特に目がぱっちりとしているところとか可愛いです」

正直にいうんじゃなかったかって、だって優香人を殺せるような目をしてたんだもん。怖すぎるだろ。

優香は可愛いって言われだちゃったとか言って頬に手を当てながら隣でクネクネしている。

ねるからはさっきよりも軽蔑した目で見られる。

「はぁーとりあえずこの話は終わりにして勉強しようぜ」

俺はねるの視線に耐えられなくなりこれなら勉強してる方がマシだと思った。

俺たちはそれから優香には俺が教える形で俺はねるに教わる形で勉強を再開させた。

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