第19話
俺は騒々しい音のアラームで起きた。
俺はなぜだか起きてほっとしている。この世界が現実なんだと、さっきの夢は夢でしかないのだ。
前もそうだが内容は覚えていない。ただ野球をプレイしていたのは覚えている。俺中学で野球辞めたはずなんだがな。だからこれは野球をもう一回やりたいなと心の中で思っていたから出てきた夢だ。
俺は背伸びをして階段を降りて、キッチンを見た。そこには目玉焼きやサラダなど普通の健康そうな朝食がお盆の上に置いてある。なぜ土曜なのに親がいないかというと今日は母親は珍しく仕事なのだ。
俺はとりあえず顔を洗って、顔を拭いた。
その後俺は卵焼きをレンジで温める。
待ってる時間に視線を台所に合わせると味噌汁があったため温める。
数分たち目玉焼きと味噌汁も温め終わったので俺はレンジから目玉焼きを出して、味噌汁を鍋からついでお盆において奥の部屋に運んだ。
俺は自分の目の前のテーブルに一つ一つ置いて行き、床に座りいただきますと言って食べ始めた。
うん卵焼きはやっぱ甘くて美味しいな。それに味噌汁もちゃんと出汁が取れてて油揚げも美味しい。
やっぱり母さん料理は忙しくても抜け目がないな。
俺はテレビをつけた。
するとねるのお父さんが教えている学校が映し出されていた。
どうやら爆弾予告があったらしい。
まぁおそらくあの学校は名門校だし落ちた人間が逆恨みでやったんだろう。そんなに迷惑をかけて困らせたいのか。
新しい学校でも馴染めなかったんだろうな。
そう思いながら食べてると、俺はあっという間に食べ終わり食器をお盆に乗せただ洗い場におき洗った。
洗い終わると俺はさっきの部屋に戻りソファーにくつろぎながら携帯を見ると、ねるからのラインがきていた。俺は今日やっぱ無理かというラインかと思いラインを開く。
『ごめんね今日私の家で勉強するの無理そうなんだ。だから違うところでやらない?』
あー確かニュースでお父さんの学校出てたな臨時休校だな。さてどこで勉強するか。うちの家今日優香いないし俺の家でやるか。優香かがいるとうるさいからな。
『俺の家で勉強しないか?』
俺はラインをそう送った。するとすぐにラインが返ってきて優香ちゃんいないの?という文面が送られてきて、俺はいないぞというラインを送った。
そうなら1時に行くねーという返信が来たので俺は既読だけつけて携帯を閉じた。
今が10時ぐらいだからまだ余裕あるな。お菓子でも買ってくるか。
ねる勉強するときによくチョコ食べてるし。
俺はお菓子を買いにリュックから財布を出して玄関に行き靴を履いてドアをバタンと開けて鍵を閉めて歩いてコンビニに向かった。
コンビニに着くと俺はカゴを取ってチョコのコーナーに向かう。
確かねるはアルフォートが好きだったよな。アルフォートはとりあえずアルフォートを入れてあとはMeltykissを買うか。これチョコが苺を包んでるような味して美味しいんだよ。あと白のダースも買うか、あとはチョコの前に辛いのを食べたいからホットチリ味のポテトチップスを買うか。アイスはどうするか....
買うか。勉強終わった後のアイスは格別だし。
俺はチョコ味の雪見だいふくと抹茶味の雪見だいふくをアイスコーナーから取って最後に缶コーナーからマッカンを手に取った。
マッカンは辛いものを食べてようが甘いものを食べてようがなんでも合う。流石に夜ご飯には合わないけど。
なんでそれを知ってるって?一回飲んでみたんだよ優香には怒られたけど。
俺は買い物が済んだのでレジに並び順番を待った。1人2人しか並んでなかったのですぐに順番が回ってきたので俺はカゴをレジの机に置き
ポケットから財布を取り出して、千円札を出してそれをカルトンに置いた。
すると店員から素敵な笑顔で小銭を渡してきた。
この店員可愛いな、つい連絡先を聞いちゃいたいたいぐらい。
なんだかねるのブラックな笑顔が頭に浮かんだんだが。
へぇーそういう人が好きなんだーとドスの効いた声で言ってる。俺は頭の中で必死な表情で普遍的な意味で可愛いと思っただけだぞと言った。
ていうかなんでねるに必死に言い訳してるんだ俺なんも悪いことしてないのに。
とりあえず俺は袋を受け取りコンビニを出た。
家に着くと鍵でドアを開けて勉強してないのにどっと疲れが出てきた。
今から勉強するのにこれでどうするんだよ。
マッカンを飲んで回復したいが勉強するときにマッカンがないのはきついし我慢するか。
俺は袋からアイスを出して冷凍庫にしまい、奥の部屋に袋を置いた。
まだ時間あるなどうするか、予習でもしておくか。教えてもらう時にどこがわからないかすぐに聞けるし。
そう思い俺はリュックから数学の教科書を出して、階段を上り自分の部屋からノートを取り出して元の部屋に戻った。
俺は背伸びをしたさぁやるかと呟き数学の問題を解き始めた。
誰かヘルプミー最初の問題でつまづいたんだが。しょっぱなからつまずくって俺数学できなすぎだろ。
俺は必死に頭の中の知識を引っ張り出してうんうん唸りながら数式を書いた。
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