第16話
図書館に着くと俺たちはエレベーターに乗り7階を押した。
数十秒経って自習室の階に着いた俺たちはそこで降りて扉を開けると男が玉がねるに視線が注がられる。だがねるはその視線になれてるために普通に席に向かった。俺にも好奇の視線を浴びさせてくる。その視線に嫉妬やなんでこんな奴が美少女の隣にいるんだという視線が多かった。
まぁそうだよな俺もお前らの立場だったら不思議に思うし、リア充死ねと思うな。だがな俺も不思議なんだよねると一緒に今までいれることがな。まぁ俺はねると長く一緒にいるせいでこの視線には慣れている。というより入ってきた
なので俺は対して気にもせずねるの隣に座った。
座ると参考書をリュックから出して勉強をし始める。
俺たちはその間無言だ。図書館で勉強してる人たちはちらちら特に男が見てくる。
お前ら勉強集中できてないな。もしねるが勉強終わって話しかけてきたら睨み返すぞ。だから集中して勉強だけしておけ
俺はそう思いながら問題を解いていった。
あー代名動詞がわからん。なんで動詞の前にseになったりするんだ?
ねるには教えてもらえないしどうするか、あ、LINEで美波に聞くか。
そう思ったときの俺の行動は早く写真を撮り、美波に送った。
すると数分ごに美波からラインがきた。
あーそれね、動詞と再起代名詞を別に考えればいいのよ、後は直接目的語ななのか間接目的語なのかをわかればわかりやすいわ。
一応表を貼っとくわね。勉強頑張ってね
というラインがきた俺は言われた通り動詞と再帰代名詞を別に考えて問題を解いていった。
確かに別に考えればごっちゃになることなくこの主語だからこれと判断できるようになった。
にしてもさすが美波だな、俺がわからないところを見せるとすぐにヒントか答えが返ってくる。フランス語だけならナルに匹敵するんじゃないだろうか。
問題を解いてるとわからない単語が出てきたなので俺は二階に降りて辞書を借りて上にエスカレーターで戻った。
自分の席に戻ろうと前を見ると俺の隣が空くのを今か今かと待っている隣の人がいた。
さっきまではいなかったから俺となるが一緒に来たこと知らないんだな。
残念ながら俺たちはラストまでいるぞと思いながら席に座った。
それからわからない単語が出て辞書で引く。
ネットで調べた方が早いんじゃないかと思うかもしれないが、ネットよりも紙の方が詳しく書いてあって覚えやすいのだ。単純に文字打つのが面倒っていうのもあるが。
勉強してから30分以上たちふとねるの勉強してる姿を見たくなり見ると。片手で前髪をかきあげてる勉強していた。
あーやっぱり可愛いわ、俺はねるの真剣に何かに打ち込んでる顔が好きなのだ。だよなーそのまま告白でもしろと頭の中に声が響く。
だからなんなんだよこの声は神様が俺に話しかけたらでもしてんのかよ。後俺は告白はしないぞ。二次元のリサが好きだからな。
ジート見てる視線に気がついたのかなるがこっち向いて
「勉強中ぐらい集中しなきゃだめだよ」
ちょっと怒った感じ言ってきた。
「ああわかったよ。今から集中して頑張るわ」
俺がそう言うとねるは微笑んで頑張ってと言って自分の勉強に入った。
俺もやるかと思い背伸びをして残りの問題をすいすいと解いていく。
あれから1時間がたち俺は参考書をしまい、ねるの肩をポンポンと叩いたが反応がなかったので仕方なくねるの手をそーと触った。
するとねるはきゃっと小さく悲鳴を上げて俺の方を半目で睨んだ。
「ねぇ、もっとまともな気づかせ方あるでしょ。びっくりして心臓飛び出そうだったよ」
「ねるが集中すると普通に肩を叩いても気づかないだろう」
そうねるは集中すると周りの音が聞こえなくなり、服を着ていると布越しに触れることになるので気づかないのだ。だから俺は素肌に触れた。
「次からは耳元でささやいてね、地肌だとびっくりするから」
ねるは覚えがあったのかそれ以上は起こらなかった。
「わかったそうするわ」
今の悲鳴で何人かはこっちを見ていた助けに入ろうか迷ってる奴とかいる。勉強集中しろよ
「そろそろ帰るぞー視線が痛いしな」
俺は思わず本音を漏らした。
ねる周りの視線を感じたり俺に苦笑しながら
「そうだねーそろそろ帰ろうか」
すると何人かの男は急いで帰る用意をし始めた。
隣に男がいるのに一緒に帰ろうとするなんてすごいなー。ていうか図書館ってリア充じゃない奴等が勉強する場所じゃないのか。こんなに出会いを求めてる奴がいる場所なのか?
俺はそう思いながら参考書をリュックにしまった。周りの雰囲気を察知したのかなるは素早く準備を終えて、俺の準備が終わるのを待っていたので終わったぞと声をねるにかけた。
するとねるは素早くドアの方に歩いて行き、ドアを開けてエレベーターに乗った。俺は慌ててねるについて行きエレベータに乗る。
俺の隣の席だったやつエレベーターに乗ろうとするがねるは締まるのボタン押し中に入れなかった。
ねる無慈悲だな、まぁめんどくさいことになるのをわかっているから閉めたんだろうけど。
ねるの閉めるときの顔真顔だったからな。ねるの真顔の興味がないことに取り組んでいたりする時だ。まぁ要するにあの男の事は興味がないと認識したって事だろう。イケメンでもなかったしな。
エレベーターで一回まで降りて駅まで向かう途中にねるに話しかけられた。
「ありがとうこうくん、私1人だったらきっとナンパされてたよー」
あーそれはあるな俺がいなきゃ隣の席に座ってナンパしてきそうだしな。勉強教えてとか言って。それをイメージすると苛立ちが込み上げてくる。何故だかはわからないだけど近いうちにその事わかりそうな予感がしてた。
「ああ、これからも図書館で勉強するのか?」
俺は少し心配そうな心持ちで言った。
ねるは顎に人差し指を当てながら考え込んでいる。一分ぐらい経って
「1人ではやめようかな、行く時はこうくんを呼ぶね」
俺は内心めんどくさいと思いながらもねるがナンパされるのは困るので
「わかった、その時は呼んでくれ」
内心のめんどくささを隠しながらそう言った。
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