第9話
俺たちは楽しく会話して食べ終わった。
「美味しかったね」
俺はそうだなと言って、外の星空を見た。
この日常は当たり前のようで当たり前じゃない俺は外を見ながらそうなぜだか思った。
もうあんな思いはしたくない心がやっている気がしが、なんでそう思っているのかはわからなかった。
「じゃー帰ろっか」
「そうだな、伝票は俺が持っていく」
ねるはありがとうと言ってレジに向かった。
俺もそれについていきレジに向かった。
俺は伝票をレジに出した。
「合計700円になります」
店員はスマイルを浮かべながら言った。
ねる三百円を出そうとしいたが俺には千円しかなかったので、ねるが出す前に千円を出した。
「奢ってもらわなくてもよかったのに」
「いいんだよ千円しかなかなかったから」
そう言うとねるは三百円をしまった。
「三百円のお釣りになります。」
俺はそれを受け取り視線でドアを開けてくれてとねるに視線で送った。
するとねるは視線に気づき、ドアのあくボタンを押す。
するとドアが開く、俺たちは外に出た。
俺は外に出ると外の空気めっいぱい吸う。今日の夜はいい空気だ。
俺のそんな様子を見てねるは微笑んでいる。
「じゃー行くか」
俺はねるのことを一瞥して言った。
ねるはそうだねと言って俺の横を並んで駅まで向かった。
歩いてる途中はとねるを見ると、嬉しそうな笑みをしていた。何がそんなに嬉しいんだ。
まぁわからないけど嬉しそうなら悪いことじゃないしいいか。そんな事を思いながら歩く。
駅に着いてスイカで改札入り、階段を降りてホームに入ると、なるが話し始めた。
「今日久しぶりにこうくんと出かけられて嬉しかったんだ。」
だから嬉しそうだったのか。
笑みが溢れ出すぐらい嬉しいのか?
「そんなに久しぶりだったけ?」
俺は記憶を辿りながら言った。
「一ヶ月ぶりだよ」
俺はあっけらかんとして、
「そんな久しぶりでもなくないか一ヶ月って」
するとなるはプクーと頬を可愛く膨らませて、
「2週間でも久しぶりに入るよ」
俺はそうかと言って、イケメンみたいなスマイルを浮かべ、
「ねるの頬膨らませるの可愛いな」
ねるは頬を紅潮させながら
「な?!可愛いって私は一ヶ月以上ほったらかしにされたことに怒っているんだよ」
悪い悪いと俺は笑顔を見せながら言った。
すると電車がホームで止まったので、
「とりあえず電車乗ろう」
ねるは眉根を寄せながらにやけているような顔でわかったと言った。
俺たちは電車に乗り、空いてる席を探して右の端っこのほうに空いてる席があったのでそこに座ることにした。
「今日は楽しかったなー」
俺が窓の外の景色を眺めながら言うと
「本当?それならよかったー」
気分を直してくれたようだ。それにしても改めて横から見てねるは美人だな。そんな事を思っていると
「ねぇ今度カラオケ行かない?」
カラオケか久しぶりに歌いたい曲あるんだよなー、ヒトカラもいいが奈良の歌声可愛くて好きなんだよなー。
「いいぞ、テスト明けでいいか?」
「うん、いいよテスト勉強はしないといけないからね」
俺は数学を思い出しうへぇとした表情を浮かべながら
「数学勉強したくねぇ」
ねるはめっと言うような表情をして
「ダメだよ、今回は私が教えるんだからバシバシ厳しく行くよ」
まじか、教わる相手間違えたかな。でもねる以上に数学できるやつうちのクラスにいないだよな。
「まー頑張るよ」
ねるは優しく微笑んで
「その意気だよ、私もわかりやすいように教えるからね」
ちょうど電車が新松戸で止まり俺たちは降りた。
俺たちは互いにそれから無言で歩いた。
俺は付き合いがねると長いから無言でいても苦じゃない。ねるもおそらく同じ事を思っているだろう。俺たちはそのまま無言でねるの家まで歩いた。
「じゃあ、また明日学校でね」
「ああじゃあな」
俺はねるが家には入るまでを見送り俺は道路を挟んで真前の自分の家に帰った。
家に入ってただいまーと言って家に帰ると優香がドタドタとしながら玄関に来た。
「おかえりお兄ちゃん、ねるさんとデートしてたでしょ」
優香は何故かねるを敵視している。なのでここで正直に言うとめんどくさいことになる。だから俺は嘘をついた。
「いや、友達と出かけてたんだよ」
俺は作り笑顔を浮かべてバレないように言った。
「嘘ついてるでしょ、お兄ちゃんからメスの匂いがするからねるさんとデートしてたんだよね」
確信を持っているような感じだな。ていうかこえーよ笑顔なのに目が笑っていないよ。
俺はこれ以上嘘をつくとどうなるか恐怖に慄き正直に言うことにした。
「ごめん嘘ついてた。ねると出かけてた。」
優香はやっぱりという顔した。
「これから出かける時は私に言ってね」
「なんで優香に言わなきゃいけないんだ?」
優香はニッコリとしながら
「私が出かける時着いていくためだよ」
どんだけ俺とねるわ2人っきりにさせたくないんだよ。いちいち言うなんて面倒なことになりそうだな。あ、そうだ出かけてる最中に伝えればいいんだ。そうすれば別に嘘ついてないし面倒ごとも避けられる。
「わかった、伝えるわ」
そう言うと優香はよろしいと言う顔になり、上がっていいよと言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます