第6話
電車に乗ると、みんな先に帰ったせいか席がガラガラだったんで、1番に目についた席に座ることにした。
俺はよっこらせと座って、ねるはスカートの中が見えないように座る。
俺たちはその後無言になりそれぞれ携帯いじっていた。
やっぱねるといる時に無言で苦になんないし、なにか話さないと思わないし、一緒にいて安心感がある。そんなことをことを思いながらしばらくゲームをしたいると、
「何のゲームしてるの?」
画面を覗き込みながら聞いてきた。
「SAOのゲーム」
「へぇー、てことはモンスター狩ったりするげーむなんだ」
ねるは俺の持っているラノベを大体読んでいる。何故だか俺が読んでいると面白いと思うのか、貸してと言って読むのだ。まぁだからSAOのストリーマだいたい分かっているのでだいだいどいうゲームなのか分かっている。
「そうだ、だけど1番面白いのはストーリなんだ。」
「どんなところが面白いの?」
ねるは小首かしげながら聞いた。
聞き方あざといな、まあねるの場合天然だからイライラしなくて、むしろ可愛さが際立つ
「ストリーまるで自分がその世界にいるようで面白いんだ。」
「へぇー私もやってみようかな」
「是非お勧めする。やってくれれば俺の素材集めも楽になるしな」
「早速ダウンロードしてみるね」
そういうと瑠璃はアップルストアを開き慣れた手つきで文字を打ち、出てきたアプリの画面を俺に見せて確認して、俺がそれだよと言うとSAOのアプリを入れた。
入れるてダウンロード画面が表示され、俺はその間にどうやってプレイするかをやって見せた。
ねるは真剣な顔でふんふんと頷きながら俺の携帯が目を見ている。
すると駅に着いたので一旦中断をして、電車を降りた。
俺たちは定期で駅を出る。
「後の続きはねるの家でいいか?」
俺は携帯をリュックにしまいながら言った。
ねるはケータイをスカートのポケットに入れて
「いいよ、今日お父さんいないし」
お父さんいないのかそれなら好都合だな、お父さんいると俺に睨みをきかせてくるし、ちなみに中学校上がってすぐに睨まれるようになったんだか、早くねぇか普通高校上がってからだろう。まぁ多分中学校まで仲良くいられるとは思っていなかったのだろう。ねるは人気者だが、同じ高校に上がったものは少ない、通ってる高校が偏差値65位上の高校だから少ないと言うのもあるが。
「じゃー決まりだな、じっくり買い物して、ねるの家に行くってことで」
俺たちは新松戸駅に向かって歩き出し、すぐそこなのですぐに着いた。
俺はスイカを券売機でチャージし、ねると一緒に改札機を通ってまっすぐ歩き右の階段を登り、ホームに出た。
電車の待つ間俺は昨日読み終わったラノベを渡した。
「あ、これって東京レイヴンズシャンもう読み終わったの?」
「まあな、戦闘模写は迫力があって面白かったよ」
「へぇー期待できそうだね、今日の夜読んでみるね」
すぐに電車が来てプシュと言う音と共に止まった。俺はたちは電車の中に入り空いてる席に座る。
大体新松戸から松戸までは9分ぐらいだ。
その間なにをやってるかと言うと俺が貸したら鍋の概要を話していた。
「東京レイヴンズの内容は陰陽師もの学園もので、現代の東京に起きる霊災に立ち向かう少年少女たちの物語なんだ」
「学園ものなんだね」
「外で戦う方が多いがな、相手は霊災だったり人間だったりだが」
「戦闘シーンが面白いんだよね?」
「そうだな、今までのラノベの戦闘シーンで1番面白いな」
俺は自分の好きなことなので楽しそう言った。
「ちなみに二巻も読んだんだか鈴鹿が可愛いぞツンデレで」
するとなるがふーんと今ありげに言って
「ツンデレが好きなんだ」
ちよっとドガがある言い方だった。
すると頭の中からなるみたいなタイプも好きだぞと言えと言うマイラがかきた。
俺は不思議に思いながらも、それがこの状況の解決だと思い、
「ねるみたいなタイプも俺は好きだぞ、優しいし、謙虚だし、笑顔が最高に可愛いしな」
とりあえず俺は思ったことをつらつらと並べた。
するとねるは夕陽のように染まった頬で顔を隠しながらもじもじしながら照れる。
俺はその様子を冷静に観察して可愛いなと思い、これからは思ったこと口に出すかと思った。
しばらくたってねるの頬はさっきよりかは赤くなくなって、
「もういきなり恥ずかしよ、あんなこと言って普段言わないくせに」
悪い悪いと俺は笑いながら悪びれもせずに謝った。
やがて駅につき俺たちは階段をすいすいと登って改札をスイカで出てアトレ松戸に向かった。
アトレ松戸はすぐ近くにあり、俺たちは中に入りバックを購入できる場所を探した。
するための前にグッチという有名なブランドがあり、ねるは新店舗できたんだと言い、キラキラ瞳で店に入った。
ねるってグッチ好きだったのか、だからあんなに光悦とした表情で入っていたのか。
俺は1人で入るのは気が引けたが先になるが入っているので引き返すわけにもいかず店に入った。
中に入るとなるがバックをこれがいいかなこれがいいかなといろんなのを手に撮りながら迷っていた。
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