第6話:第1章-3
「ごめんなさい。今、レベッカさんにご
翌朝、
受付の台
朝の
こういう時は、思いっきり
「そう……仕方ないわね」
「で、でもパーティを組まれるなら……。ほ、ほら? これとか
「……昨日も言ったわよ?」
「す、すいません……。あ、なら──す、少しだけ待っててください!」
そう言うと、ジゼルは受付の奥へと引っ込んだ。
待っている間に、近くの大柱に
『
『東部地区において多数の
『
『【盟約の
……世の中、
クラン、というのは、一定数以上の冒険者達が寄り集まって作られる団体だ。
【盟約の桜花】は大陸西方に勇名を
私も何時か、そんな冒険者に──。
「お待たせしましたっ!」
そんなことを受付の台に
片手に持っていた小箱と
小箱には
「……これは?」
私は何だか
「……ここから先は内密にお願いしますね? 実はですね、これ、本当はエルミア
私はギルド職員でありながら制服をメイド服風に改造し、担当すら持っていない、存在自体が
確かにこの数週間、姿を見かけていない。
……いれば、色々と相談──……ち、
あ、あんな子に、べ、別に相談することなんてないしっ!
…………でも、いてくれたら
私は内心の
「……あの
ジゼルが
「あ、あれで、お仕事は出来る方なんですよ? 顔も広くて、帝都や、西都、迷都だけでなく、帝国外のギルドの
「……
私はジゼルへ再度問いかけた。
すると、こちらはきちんと制服を着ている担当窓口が胸を張った。
「冒険者になりたての
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