【たすけて】召喚したバルドルがなんか変【3】:2p

251:名無しの召喚士

wwwwwwwww



252:名無しの召喚士

www



253:白雪姫 

続き↓

バ「……浄化でもすればいいのか」


私「(あれ、意外とやる気!?)」


ロ「……そうだねー。とりあえず臭いだけでも取ってよ」


承諾されたらされたでかなり微妙な心境……てか傷ついた。


マジで? バルドルがこうなるほど臭いの? え……。


え…………?



254:名無しの召喚士

wwwwwwww



255:名無しの召喚士

通常だったら普通の行動だが亜種だからなwwwww



256:名無しの召喚士

一体どんだけくせーんだwwwww



257:白雪姫

マジでッ思春期の女の子になんてこと……!!


続き↓

バルドルはさっと手をかざして詠唱してくる。すると白い帯のような光が私に巻きついてきて(と言っても感触はない)心なしか体全体が軽くなった気がした。


バ「……これでいいだろう?」


私「(おお……、髪とかなんか軽い……!! ベトベトも取れてる……!!)」


ロ「…………まぁいいんじゃない」(でもどこか不満げ)


レイフは胸をなでおろしているようだった。ロキは……もうバルドルに関すること全てダメなのかねこの人。うん、我慢してくれ。


ロ「じゃ、もう行こっか」(奥へ足を進める)


あんなに渋ってた割には先陣切るんだねとは思ったけど、こちらへのデメリットあまり感じなかったからそのまま進んでいった。


奥へ進むと、前とは比べ物にならないような悪寒と鉄臭いような……そう、血の鉄臭さの混じった悪臭を感じる。かなり近くに来ていると察したとき、ロキが足を止めた。その先はいわゆる深淵で一切の明かりがなくまるでこちらを飲み込んでくるようで、かなりの恐怖を煽った。


ロ「この先だね」


バ「……ああ」


 そんな簡単な会話を交した2人は一瞬(主にロキが)睨み合ったあとに示し合わせたかのように動きを始めた。


続きあけて!



258:白雪姫

ありがとう!


続き↓

まずロキがさっきのアジュシオプス倒したときみたいな火の玉を次々と出しその穴の先へ放り込んでいった。すると穴の全貌が姿を現す。


遺跡が崩壊した跡だろう瓦礫の積み重なったかなり巨大な縦穴だ。そしてその先に遠目から見てもありえない巨体の蛇、明らかにラスボス級である。しかも蛇なのにほとんど退化しただろう手足がたらんとぶら下がっていて、赤黒い血みたいなよだれがダラダラ垂れ、黒い鱗がぬらぬらと光り、乾いた地面みたいなヒビ割れた目だけがらんらんと輝いていて……。


その上、その周りには何か黒いものがうごめき……よく見れば蛇人間みたいな二足歩行の邪系魔物ヴィランと大量の蛇(おそらくこちらも邪系魔物ヴィラン)が地面を覆い隠すほどに存在していたかららしかった。


またもやSANチェックゥゥゥゥウ!!


そのおぞましすぎる姿にいくつあるかは分からないマイSAN値精神力がゴリゴリ削れていくのを感じた。


なに……!? これが邪神!? 先輩方こんなにグロいのに日々対峙してたの!?



259:名無しの召喚士

目星成功しちまったなww



260:名無しの召喚士

そりゃまぁ……クトゥルフでいうSAN値直葬もんもいるし

その後数日寝込んだしな

これまでのも思い出したくもねー



261:名無しの召喚士

知ってるかい……

邪神の元ネタは旧支配者達なんだぜ…………



262:名無しの召喚士

ラヴクラフト…クトゥルフ……ウッ頭が……!



263:名無しの召喚士

蛇、蛇人間ってことはイグかな?



264:.名無しの召喚士

クトゥルフ神話が邪神の元ネタ説は昔から有力だったが…



265:名無しの召喚士

いあ!いあ!



266:名無しの召喚士

→265

やめろよ!

俺らの敵だぜ!?



267:名無しの召喚士

\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!



268:名無しの召喚士

それなっつwwwww



269:名無しの召喚士

むんぐるいむぐるうなふくとぅるふるるいえうがふなぐるふたぐん…



270:白雪姫

ほへーリアルクトゥルフ神話技能高そうな人がたくさん……


続き↓

まあそんな大蛇の化物を目にし、マジでビビってるのは私だけみたいでほか2柱と1匹はすっと目の前の敵を見据えていた。神2柱はともかくレイフも同じ反応なのは驚きだ。君らSAN値高すぎん!?


次に動いたのがバルドル。すっと縦穴の前に出ると、当たり前のように飛び降りた。


……そう、飛 び 降 り た 。


もちろん命綱も何もなし、しかも下は地獄絵図。一瞬目の前の出来事に固まったあとハッとなって下を覗く。すると何故か蛇が円状に消え失せた地面に見事着地したバルドルの姿が見えた。


それを確認すると同時にロキが手を掴んでくる。


ロ「ご主人サマも行くよ、覚悟して」


私「……エ?」


予想外すぎて素っ頓狂な声をあげると同時にまた転移。今度は本当に目の前に転移してくれたようでかなりの至近距離であのおぞましい姿を見てしまった。しかも蛇がうじゃうじゃうじゃうじゃ……


ロキテメェェェエエ工!!

 

正直気持ち悪すぎて吐きそうだった。蛇嫌いじゃないはずだけど、いかんせん追加要素がヤバい。そしてあの鼻が馬鹿になりそうな悪臭。せっかくゴブリンのが取れたばっかなのに……!!

蛇もどんどんこちらに群がり襲いかかって……来れなかった。


というのも、ロキが私とレイフの周りに結界を貼てくれてたらしく、そのおかげで侵入してはこないけど……うん、嫌がらせ!? それならあそこに居たら良かったじゃん!!


四方八方囲まれた状態だし、臭いで鼻もげそうだし本当に恐怖だった。結界内だから下手に反撃もできない。見たところ瘴気っていうの? 黒い明らかにヤバそうなモヤがかかってたし、でもシャーシャー聞こえてくるし蛇も蛇人間も迫ってきてるし邪神イグ(仮)も見えてるし、ドンドンドンってそんな壁ドンお呼びじゃねーよ!!


ロキは!! そんなに私がビビるのが見たいのか!? 


ちょっとそこで絶望しかけたけど、2柱見てるとそれとも少し違った気がした。


下あけてー!



271:白雪姫

ありがとう!


続き↓

バルドルはあの『バルドルの夢』で邪系魔物に闇属性ダメージとデバフかけつつ邪神イグ(仮)へ向かっていく。たしかにバルドルは範囲攻撃が強いし、ロキの常時発動スキル『トリックスター』だっけ? で攻撃力のバフあったよね? 耐久マイナスのデバフもあった気がするけど。


でもそのおかげでかなりの火力出てるみたいでスーッと蛇人間や蛇がチリみたいに消えていく。お、汚物は消毒じゃァァァァ!!


ロキはどっから取り出したのか大量の投げナイフで仕留め、足元の蛇は燃やしていた。……ただロキにしてはちまちましてるような……?


そこでハッと気がついた。ロキはこんな密閉された空間では火を自由に操れないのかも、って。ここは開けているとはいえロキの使うような巨大な火だと、本当に酸欠待ったなしである。特にこの蛇を退治できる大きさのものとなると。


多分あの苦い顔の理由もこれだ。


神様なんだし火とか水創造できるなら酸素ぐらいできないのかなとか思ったけど、そう単純な話でもないのだろう。だって私達だって魔法で水を出せても、酸素を出すなんて出来ないし、そもそも原理自体もこちらの世界じゃあまり分かってなさそうだし。


どうやらバルドルがボスを、ロキがその他を担当するようで意外と2柱がそこまでキツそうじゃなかったのを見てやっと平静を取り戻した。それにしてもエグい光景だけど。隣のレイフは可哀想なことに鼻を抑え悶え苦しんでいるようだった。



272:名無しの召喚士

あー鼻いいから

 


273:名無しの召喚士

だいたい、邪神遭遇時のレイフってほんと可哀想なんだよな

基本臭い奴らばっかりだし



274:名無しの召喚士

ちなロキの常時発動スキルは「トリックスター」

攻撃力+20%&耐久-20%

それに加え自身は5コンボずつで攻撃速度上昇(最大3段階)



275:白雪姫

説明どうも! レイフは頑張れ!


続き↓

バルドルがボスの方へ近づくと、その邪神イグ(仮)は大口を開けバルドルめがけ飛び上がる。牙から垂れるのは何か毒のようで地面に当たるとシューッと音を立て泥溜まりを作った。明らかに触れたら溶けるヤバイ液体だ。運悪く踏んでしまった蛇の鱗は溶けかかっていた。そしてその飛沫は巨大な口と共にバルドルの元へ!


そんな姿を見たバルドルは通常ならビビり散らかすんだろうが、こちらは亜種。その絶対零度の目で真っ直ぐ見据え、手をかざす。


一瞬の出来事だ。バルドルの手から光線が放たれ蛇の頭を焼き払った。そしてその巨体が倒れ、爆音と地震が起こると同時にシュルシュルっとその姿がチリになり縮んでいく。最後に残るのは巨大ではあるが先ほどとは比べ物にならないほどに縮んだ、ただの大蛇型モンスターだった。


主を失ったからか蛇人間は意気消沈したかのように崩れ落ち、随分と数を減らした蛇達の動きも鈍くなる。


ここから先はいわば消化試合でバルドルとロキがビームやらナイフやらで次々と邪系魔物ヴィランを屠っていき、ついにその場には私達以外の影が無くなった。


私「(……勝った……?)」


レ「ぅっ……」(気持ち悪そげな顔)


ロ「ご主人サマー、大丈夫だったー?」


ロキの茶化すような声に我にかえり、色々と爆発しそうになった。


私「(コイツゥゥゥゥウ!! 何してくれとんだァァァァ!!)……へ、あ、何でここにおろした!? 上で見てれば良かった……じゃん!?」


縦穴の上を指差す。するとロキはあははっと笑って、「ごめんごめんー」なんてヘラヘラしてた。コイツ……! バルドルと共闘してくれたのは良かったけどコイツ……!!


バルドルに目線を送ると、どこかぼーっとした様子で宙を眺めていた。


私「(一撃必殺パネェ……さすが最強…… )」



276:名無しの召喚士

おおおおお!!!



277:名無しの召喚士

バルドルTEEEE!?



278:名無しの召喚士

さすバル



279:名無しの召喚士

え、でも相手が弱いとはいえレベル5くらいのバルドルが一撃で…?

そんなことある?



280:名無しの召喚士

そんなもんじゃね?

序盤で倒せるレベルのでよかったなw



281:名無しの召喚士

脳筋は任務を1消化した!



282:白雪姫

マジで一撃で倒せる相手だったのってラッキーだったんだよね?


続き↓

ロ「……で? キミはこれからどうするのさ」


ロキはバルドルに不快そうな目線を送りつつ問いかけた。


バ「…………」(まだぼんやりとしてる)


私「……あ、そうだ、レイフ、ここで門って出せるの?」


かなり広いスペースあったし、聞いてみた。もしもの場合これでお帰りいただけるのでは……?

私はいそいそと邪神と邪系魔物達の落としたオーブを回収しながら問いかける。


レ「今は邪気もほとんど飛んでますし……おそらくは可能です」


私「(……だ、そうですー、バルドルさん?)」


バ「……今、君達は何をしているんだ?」


やっと精神がこちらに帰ってきたらしいバルドルはロキに視線を向けそう問う。


ロ「見ての通り、邪神倒してひと息ついてるんだけど?」(明らかに不機嫌)


バ「……すまない、正確にはこんな場所で何をしていたんだ? 任務か?」


ロ「ここから先は教えなーい。じゃ、キミは早く帰り……」(嫌悪感あふれる顔)

レ「白雪姫様がどうしても冒険者をしたいとおっしゃるのでロキ様にはその護衛をして頂いております」


私「(えぇ言うんだ……)」



283:名無しの召喚士

ロキらしいなw



284:名無しの召喚士

バルドルの考えがいまいち掴めんな……



285:名無しの召喚士

まじそれな



286:名無しの召喚士

バルドルは通常でもぽやぽやしてるが

亜種でもそうなのか?



287:名無しの召喚士

てかレイフよwww



288:名無しの召喚士

躊躇なく言ったなwwさすがwwwww



289:名無しの召喚士

バルドル亜種とはいえ本質(天然とか)は変わんないんじゃね?



290:白雪姫

私としては本質(優しさ)が変わんないで欲しかったです、切実に!!


続き↓

ロキはあからさまになんで言ったのって顔してた。


バ「冒険者……?」


レ「はい。現在は『カロットゥアの地下要塞』での魔物退治の依頼を受けておりまして……」


私「(ええ全部言うじゃん)」


ロ「オレだけで十分だからキミは帰ったら?」


バ「……そうか。それならば私も行こう」


いやバルドルさん、あなたロキの話聞いてました!?



291:名無しの召喚士

バルドル!?



292:名無しの召喚士

レイフマジで全部言うなwwww



293:名無しの召喚士

何がどうして「それならば」になったのか



294:白雪姫

レイフここでは私達の心情汲んでくれないのね。

明らかに言うなオーラ(主にロキが)出してたのに……いや、言うなとか言ってないから何も言えないけど!!

 

続き↓

ロ「ハァ? なんで……」


私「えっと、ロキ、そういや奥にあるって言ってた剣ってここにあるの!?」


絶対バチバチするって気がついたから遮って話を始めた。


ロ「ん、あーアレね……。ソイツの中だよ……」(大蛇を指差す)


 そう、あの邪神だった頭無し大蛇のパンパンに膨れた腹の辺りをロキは指差していた。思わず見返す。


私「へ……?」


ロ「だからソイツの腹ん中。邪神が憑く前にでも食べたんじゃない? そーゆーことだから、諦めときなよ。硬い上に中凄いことになってるだろうから」


あーイヤだイヤだ、とか言いそうな顔したロキから視線を外して自分の剣を見つめた。正直サブは持っときたいし、今のは馴染んでるから使い続ける気でいるけど、折れるときは折れるから、安全の為にも……。


そんな私に気がついたロキはバルドルに「キミは本当に必要ないから」「むしろ邪魔」的なことを言うのやめて、ゲッとした表情になった。


続きあけてー



295:白雪姫

ありがとう!

 

続き↓

ロ「まさか……え、本気……? 中本当にキモいことになってるよ? 悪食で他にも色々食ってたみたいだから、多分人間も……」


ロキは焦ったように私を止めてくるけど、ごめん、私、やるわ。


私はグロいであろうものを見る覚悟を決めて、剣を構え、体にも剣にも強化魔法をかけて思いっきり突き刺した。大蛇はもう死んでいるのもあり動きはしなかったが、ロキの言うとおり普通にやっていたら多分剣が悲鳴を上げていた。


強化魔法バリバリかけたおかげで蛇の腹を突き破り、そこからプシューっと先程までほどではないにせよ悪臭が放出される。そこから勢いよく腹を割くと蛇の腹からドッと内容物が流れ出てきたので反射で避けた。


この大蛇、ツチノコみたいに腹だけ大きくなってたけど、それは大量に物を詰め込んでいたかららしい。悪臭をまとった液体と同時にドロドロと溶けかった何か、人の骨らしい何か、出土品など出るわ出るわ……。


その大体が金属部分とか溶けかかりボロボロになってたけど、中には呪文が刻まれていて当時の姿のまま保っているものがあった。


……そう、例の剣である。明らかに豪華な装飾が施されていて、サヤツバが革製のベルトのようなもので外れないようグルグル巻きにされていた。だからこそこの蛇の腹に刺さらなかったんだろう。


どんどん投下するよー、続きあけてー!



296:白雪姫

どうも!


続き↓

蛇の胃酸はヤバイってのは事前知識としてあるのでね、とりあえず水で洗い流すことにした。実は、私の得意魔法は水なんです!!


私「“我が魔力の放出、水へ変化、増水増水増水!  剣に向かい放出!”」


できる限り絞って勢いを強めてからジャバジャバっと胃酸やドロドロを落としていく。うん、超鼻につく臭いだけど、剣は欲しいからもう意地だった。


ロ「うっわ……」(ドン引き)


ロキはあからさまにドン引きしてたよね。コイツマジ? って顔してたよね。


バ「…………」


そしたらいきなりバルドルが手をかざしてきたからビビって数歩下がる。すると何を思ったのかバルドルは詠唱を始めた。


そうしたら内容物色々がファーっと光りだし……そう、毎度おなじみ浄化魔法! 内容物がどんどん光に変わって消えていく様はキレイに見えたけど、その分恐怖も感じた。だってお前でも出来るんだって言われてる気がして。


そして光もやんだ頃にはそこには骨と出土品とあの剣と、いろいろなもの(固形物?)が積み重なっていた。きれいになったことで骨の量も見えてざっと1パーティー分は食われてたことに恐怖感じたけど、おかげで臭いはなくなった。


私「……えっとぉ……バルドル……さん? あ、ありが……」


バ「……」(ぷいっと別方向を向く)


あ゙!? ……いや、まぁ助けてくれたからいいけど!



297:名無しの召喚士

え、バルドルが脳筋を助けた……!?



298:名無しの召喚士

なん、だと…!?

あのバルドルが!?!?



299:名無しの召喚士

そっぽ向きはしたもののバルドルが脳筋を助けるだなんて…!!!



300:名無しの召喚士

わー、明日は隕石かぁ



301:名無しの召喚士

バルドルなりの罪滅ぼし……?



302:白雪姫

→300

おい失礼だぞ……って言いたい所だけどそこまでムカつかないもどかしさ



303:長靴をはいた猫

バルドルが助けるってことはやっぱり脳筋の言うとおり、敵意自体はない…?



304:名無しの召喚士

→302

wwwwwww



305:名無しの召喚士

www



306:名無しの召喚士

たしかに猫の言うとおり敵意があればこんなことしないよな?



307:名無しの召喚士

まさかバルドル……ツンデレか!?



308:名無しの召喚士

ツンが強いんだよなwwwww



309:白雪姫

ツン(ビームで殺しにかかってくる)



310:名無しの召喚士

バ「脳筋のことなんて……す、好きじゃないんだからな!」



311:名無しの召喚士

ツンデレ草



312:名無しの召喚士

ツンwwwデレwwww



313:名無しの召喚士

俺は罪滅ぼし説を推すぜ!



314:名無しの召喚士

随分とデレの少ないツンデレだなwwww



315:名無しの召喚士

ツン7割

デレ1割

殺意2割



316:名無しの召喚士

罪滅ぼし派とツンデレ派で分かれてんのかw



317:名無しの召喚士

まぁ真面目に言うと罪滅ぼし説が一番強いな



318:白雪姫

こんなツンデレ嫌だ。



319:名無しの召喚士

正論



320:名無しの召喚士

wwwたしかに



321:名無しの召喚士

つまり、バルドルは殺しかけてごめんね☆ってことで脳筋の手伝いをしてくれたと、そういうことか



322:名無しの召喚士

そうだろうが言い方よwwwwwwwww



323:名無しの召喚士

ノリかっるwww



324:名無しの召喚士

とりま脳筋は続きよろ!

 


325:名無しの召喚士

そう今は脳筋の続きをだな!



326:白雪姫

実は後々もっとよく分からない行動をバルドルが取ってな……? まぁまだ言わんけど。


続き↓

とりあえずそのおかげで綺麗になった剣を恐る恐る手に取る。

思いの外馴染んで、ぐるぐる巻きの革のベルトみたいなものを解く。うん、この革ベルトもついでに貰おう。


そうして剣身を見ると、私の顔を反射するほど綺麗で鋭かった。でもよく見ると剣身にも反射したら見えるような呪文が刻まれているようで、どうやってこんな風にしているかは不明。


てなわけで、今回の入手品はー!

・オーブ9個(手持ちとあわせて10個)

・革ベルト

・凄そうな剣


です!!


そうして私は剣を手に入れ、ついでに他の出土品も見るが、大体が腐食していたりしてボロボロだった。


大蛇の方へ近づく。


大蛇も浄化対象だったようで、土汚れとか全部綺麗に落ちてて、切って腹の中を確認すると、そこも洗浄されているらしかった。


私「あの、ロキさん……」


ロ「……ん、なーに、何する気……?」(困惑)


私「あの、尻尾あたりぶっつり斬ることってできる……?」


ロ「……無理って言いたいところだけど……今ならできるよ。…………で、オレ、非常に嫌な予感がしてるんだけど」


私「……うん、とりあえず何も考えず斬ってくれ」


……後悔はさせないように努力するから。


ロキはジト目でこちらを見てから「ご主人サマは人使いが荒いね」と、またもや空中から出した投げナイフから、斬撃を繰り出した。すると、ざっくりと両断される。ワースゴーイ。


これ見て、ロキだけでもさっきの邪神いけたんじゃ……? とか思ったけど、物理無効とかついた敵だったのかな?


まぁそれはいいとして……


やったー! 食料ゲットだぜ!!


 

327:名無しの召喚士



328:名無しの召喚士



329:名無しの召喚士

……!?

 


330:名無しの召喚士

食うの!?



331:名無しの召喚士

ワロ、えねぇ……



332:名無しの召喚士

さすが脳筋…?


 

333:長靴をはいた猫

邪神食べるって…!!



334:名無しの召喚士

バカなの死ぬの?



335:白雪姫

だって食べれそうな雰囲気漂ってたから!!


モンスター的にはバルドルのおかげで洗浄済んでたし頭もキレイに無くなってたから毒抜きオッケーだし食べれるって聞いたことあるし!!


この大蛇、ルゾービルダルって言って、処理すれば癖がなく美味しいって聞いたことあるやつだし!!

邪神取り憑いてただけだし!!



336:名無しの召喚士

何言ったって元邪神に変わりねーよwww



337:名無しの召喚士

お前……凄いな……



338名無しの召喚士

そもそも食えたとしても邪神取り憑いてたやつだろ……?



339:名無しの召喚士

人間食ってるやつを食う気がしれねぇ



340:名無しの召喚士

そうだ!

ソイツ人間食ってんじゃん!!



341:白雪姫

オークだって人間食ってるやつは食ってるしそこは言われる筋合いはねーな!!



342:名無しの召喚士

……え……



343:名無しの召喚士

オークって、人間食うの…………?



344:名無しの召喚士

衝撃の事実の連発すぎて



345:名無しの召喚士

は、オークが人間を食ってるってことは俺は……(震え声)



346:白雪姫

この世界のモンスター系食べたことある人は少なからず人間食べてるやつも食べてるから。

つまり大体の人は食べてる。



347:名無しの召喚士

NOォォォォォ!!



348:名無しの召喚士

嘘だと、嘘だと言ってくれ……!!



349:名無しの召喚士

いやわりと常識だろwwwwwww



350:名無しの召喚士

てか誰も触れてないけど脳筋の「後々もっとよく分からない行動をバルドルが取る」について気になるんだが



351:名無しの召喚士

それな

 


352:白雪姫

とりあえずそれが知りたいなら続きだぁ!


続き↓

回収箱に突っ込む。ちなみにこの回収箱って有能で、入れたモンスターが記録されてるものの場合、名称が浮かび上がってくるのよね。便利ー。


つまり、入れた箱を間違えることが無いわけだ。


回収箱はあと2つあるから、あと2種類くらい狩って出土品漁ってから帰ろうって考えた。


私「……えっとあの……行きます……?」


バ「……」(こくりと頷く)

ロ「……」


バルドルは案外あっさり頷き、ロキは訝しげな顔でそれを横目に見ていた。

うん、気持ちは分かる。ロキなら多分通常知ってるだろうし、コイツ誰ってなるよね。きっと。


レ「……いえ、その前に邪気祓いをお願いします」


私「(あ、そうだそんなのあったっけ……)」


とりあえず邪気祓いをした。


けっこう疲れた。



353:名無しの召喚士

感想w



354:名無しの召喚士

ロ(……コイツ性格違くね?)



355:白雪姫


続き↓

とりあえず邪気祓いを終えて、多分遺跡内だろう前に足を進める。後ろにバルドルもついてきてるってのが物凄く不思議に感じた。


マジでなんでだコイツ……。どういう風の吹き回し……?


この縦穴はどうやら遺跡をぶち抜く形であったらしく、多分最下層かかなり下の方なんじゃないかな。


まぁここからはただのモンスター退治。なかなかにSAN値削れるの多かったよね。主に虫系統で。2種類だけ狩る予定だったから選びに選んで、ネズミ型モンスター『ルゾービパウチ食人型大鼠』と、スライムっぽいで有名な『リリタル』を倒すことに決めた。理由? 素材的に金になる!!


あとここで気がついたんだけど、バンドの魔物退治数がエグいことになってた。おそらくあの邪系魔物ヴィラン達のもカウントされてたんだろう。1207って狂ってるだろ……これどんな顔して受付さんに見せればいいの……!?

  

なんて内心焦りながらも特筆することもなくその二種類は退治した。

簡単に言えば、ルゾービパウチは刺して、リリタルは凍らせた。以上!!



356:名無しの召喚士

マジで端的だなw



357:名無しの召喚士

これ聞くと脳筋も割と強いんだなって実感するわ



358:名無しの召喚士

1207(邪系魔物含む)



359:名無しの召喚士

ちな平均はどんくらい?



360:白雪姫

一人だと50体、多くても100とかじゃない?




361:名無しの召喚士

バケモンwwwwwwwwww



362:名無しの召喚士

トチ狂ってんなwwwwwwwwwww



363:名無しの召喚士

wwwwwwwwwwwww



364:名無しの召喚士



365:名無しの召喚士

これを見た受付の心境が気になるわww



366:名無しの召喚士

受付「………1207……!?」



367:名無しの召喚士

》1207《



368:名無しの召喚士

伝説生まれんなwwwww



369:名無しの召喚士

そんなん二度見するわ!wwww



370:白雪姫

その後実際に見せたら物凄く困惑していらっしゃったよね。目ぇ見開きまくってたよね。受付さんごめんね、これバリバリチートした結果だから……。


続き↓

そんな訳で色々狩れたから出土品あさりにシフトして上層へ上がりながら色々フラフラしてた。ロキマジで有能だよ、これ。良出土品センサーマジで有能。


んなわけでホクホク顔で上ってると、スッと腕を何かに引かれた。振り返ってみるとバルドルだった。


ロキは私が良いもの探してーって頼んでたことでかなり前の方に居たから気づいてなくて、レイフもロキを手伝いに行ってたから居ないし、さあっと青くなった。


私「(……何!? え、怖いんだけど!?)」



371:名無しの召喚士

!?!?



372:名無しの召喚士

バルドルから脳筋に触れた!?



373:名無しの召喚士

マジでどういう風の吹き回し……?



374:名無しの召喚士

まさかツンデレ説はマジ……!?



375:名無しの召喚士

てことはエンダー!?

エンダー!?



376:白雪姫

だから無いから。


続き↓

バ「……召喚士」


私「(は、はひ!? なななななんすか!?)」


脳内テンパりまくりだった。怖すぎだろこの状況!! だって今まで殺してこようとしてきたやつがいきなりこんな行動取るんだぜ!?


いやそれ(殺しにかかってくるの)がもし反射だとして、そんなやつが向こうから接触してくるんだぜ!?


バ「……その紋、誰につけられたんだ?」


私「(……へ?)」


バルドルが私の手をくるっと回してあのロキにつけられたGPエ……魔法陣を見せた。



てかどうでもいいけどこんくらいの文章量の方が見やすい? これまで長文だったけど、こっちの方がいい?



377:名無しの召喚士

いきなりの恋愛フラグっぽいセリフ……!?



378:名無しの召喚士

恋愛フラグ!?恋愛フラグなの!?



379:名無しの召喚士

……ガタッ



380:名無しの召喚士

エンダーかと思えば唐突の質問



381:名無しの召喚士

たしかにそんくらいの方が見やすいし反応しやすいぞー



382:名無しの召喚士

これまで上限ギリギリまで詰めこんでたからなwww



383:名無しの召喚士

脳筋の好きなようにやってくれー



384:白雪姫

りょうかーい!


続き↓

誰につけられたって……いや一人しかいませんやん


私「(え、言ってもいいやつかなこれ、言うけど)……ロキ」


バ「……そうか」


しばらくの無言。


だからなんだってんだよ!!


するといきなりまたバルドルが詠唱を始めた。それと同時に手首の魔法陣あたりがグッと熱を持つ。


そして気がつけばあの魔法陣、きれいサッパリ消えていた。



385:名無しの召喚士

へ!?



386:名無しの召喚士

どういうことだ……!?



387:名無しの召喚士

バルドルがロキの魔法陣を打ち消した……?




388:名無しの召喚士

やっぱりツンデレ!?

ツンデレなのね!?



389:名無しの召喚士

どうしてもツンデレにしたがるなww



390:名無しの召喚士

ますますバルドルの行動がよく分からなくなってきた…



391:白雪姫

それな、マジでわからん


続き↓

もちろん私も驚く。なんでそんなことしてくれたのかわけ分からなかったし。


バ「……もうこんなものを付けられないように気をつけてくれ」


バルドルはそれだけ言って去っていく。どういうことだってばよ……


そしてGPS消えたからか気がついたロキがスッと目の前に瞬間移動してきた。だからビビるんだってそれ!!


ロ「……っ! へぇー、消されちゃったんだ、アレ」(手首を取る)



392:名無しの召喚士

なんか、いきなりファンタジー恋愛物王道っぽいイベントが……!?



393:名無しの召喚士

マーキングが消された、みたいな!?



394:名無しの召喚士

なんか……なんかニヨニヨしちゃうぞ!?



395:名無しの召喚士

エンダー?エンダー?



396:白雪姫

だからそんなのリアルじゃ1ミリも感じなかったから。


続き↓

ロキは私のきれいになった手首をしげしげと見つめると、バルドルの方を面白くなさ気に睨んだ。


いやいやそもそものこと付けること自体駄目だわ。本人の許可取ってくれよお願いだから。


ロ「……ご主人サマはアイツに何かされてない?」


私の「(いやこれの場合何かしたの君だわ)……」


とりあえず首をブンブン横に振っておいた。


このあとはただ地上まで戻って冒険者ギルドで報酬もらったり素材売っぱらったりしただけだからそんなに報告ないかなー


てなわけで以上!!



397:名無しの召喚士

おつかれー



398:名無しの召喚士

報告乙!!



399:名無しの召喚士

おつー!



400:名無しの召喚士

てかさ、脳筋結局あの大蛇たべんの?



401:名無しの召喚士

あ、それ気になる



402:白雪姫

食べます!! てか食べました!!



403:名無しの召喚士

食べるんだw

……って食ったぁ!?



404:名無しの召喚士

さすが脳筋と言えばいいのかなんというか……wwwwwww



405:名無しの召喚士

ちなみに何の料理で?



406:白雪姫

えっとね、かなり綺麗な状態だったし何よりデカいから角切りにして素揚げにした。まだあるから薄く切ってしゃぶしゃぶもどきにしても美味しいかも。



407:名無しの召喚士

それも普通に美味そうという



408:名無しの召喚士

やっぱり飯テロぉ……!!

深夜の飯テロはあかんて!!



409:白雪姫

なにせ状態がいいし、聞く話によれば臭みは少なくさっぱりしてるみたいだから基本何でも合うかも。

いいお肉が手に入ったもんだ!



410:名無しの召喚士

wwwwwwwwwww



411:名無しの召喚士

ブレねぇなwww



412:白雪姫

てかねぇ、また可能なんですよ……。




413:名無しの召喚士

なにが?



414:名無しの召喚士

まさか……!!




415:名無しの召喚士

なん、だと……!?



416:名無しの召喚士

まだ何も言ってないwwww



417:名無しの召喚士

w



418:白雪姫

契約神召喚が! 可能なんですよ!!

(オーブ10個)



419:名無しの召喚士

フゥゥゥゥゥゥ!!!!!!



420:名無しの召喚士

誰が来る!?誰が来る!?



421:名無しの召喚士

来たァァァァァァ!!!!



422:名無しの召喚士

いやでもやっぱり神魂の欠片じゃねwww?



423:名無しの召喚士

いっそダブりに1票!!



424:名無しの召喚士

また男神!!!



423:名無しの召喚士

アマテラスではないわなwww



424:白雪姫

はぁぁぁ!?

引き当ててやるし!! 見てろ私の強運!!



425:名無しの召喚士

強運(亜種バルドル、ロキ)



426:名無しの召喚士

強さで言えば強運だわなwww



427:名無しの召喚士

ある意味強運



428:名無しの召喚士

亜種バルドルなんて引きたくても引けないぜよかったな



429:白雪姫

殺されかけましたけど??



430:名無しの召喚士

wwww



431:名無しの召喚士

てか寝るなら寝ろ、引くならはよ引けよww



432:名無しの召喚士

脳筋は行くまでが長いよなwwwwwwww



433:白雪姫

寝ません、なんかテンション高いうちに引いてきます!

じゃ、行ってくるぞーい



434:名無しの召喚士

いってらー



435:名無しの召喚士

深夜テンションじゃねえかw

行ってらっしゃい!!



436:名無しの召喚士

男神!男神!



437:名無しの召喚士

いやでももう神魂の欠片出てくるだろw



438:名無しの召喚士

幸運を祈る!!



439:名無しの召喚士

いやいっそのことエロスあたり来て根本的なフラグ作成に尽力して貰えれば……!!



440:名無しの召喚士

ハッ、それだ!!



441:名無しの召喚士

お前天才か!?



442:名無しの召喚士

恋愛フラグゥ……_(´ཀ`」 ∠)_



443:名無しの召喚士

てかもう行ったか?



444:長靴をはいた猫

多分行ったね



……召喚士達の脳筋のガチャ結果予想と駄弁りでスレは消費されていった。
















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る