第4話 1羽のカラスと1人のふとどき者

うちの目の前の道路に、生活ゴミを投げていく。ふと、ポイ捨てする車のナンバーを見るが、かすんで見えない。


ゴミ袋を1羽のカラスがあさる。朝、早朝、深夜、真昼、真夜中、年中構わずあさる。


あ”-----


ヴぁーーー


う”------------



カラスはビクともしない。


対峙し、にらみ合っている僕らの横をあの車が通り水溜まりをはねる。


ヴぁん。


車のタイヤは突然パンクする。


その後の行動

(仮1)注意する


ブーーーーー


(仮2)無視する


ぶーーーーー


(仮3)やりすごす


んーーーーーーー


カラス越しにカラスはあざ笑う。セカイはきっとカラスを中心に回っている。


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