第18夜・交代の決戦【中編】

「ぎっ、偽名じゃないわよ!!」


「どこがちげーんだよ!」


「ホントは別の名前があるのに今の名前は偽名じゃない……??ぁえ?

どーいう…????」


偽名ではないという神楽の主張に、リヒトは叫び、オールは混乱する。


「騎士団のルールを知らないの?公式の騎士団となれば、みんな団長の名前を頂くのよ。

ほら、現の団長の名は“八剱”だから、、私達家族は、“八剱”を頂くのよ。」


「偽名だけど偽名じゃない、ってか。」


「まぁ取り敢えず、神楽には二つの名前があるんだよな!!」


3人が微笑ましく絡んでいると、男がやってきた。


「やぁ、神楽……いや、

【カグラ・アカサカ】。紅坂家の分際でこの俺に立ち向かおうなんて無謀にも限度がある。

退くなら今のうちだよ?」


余裕に満ち溢れ、

神楽を負かす為だけにこの場に来た、マコト・ヤツルギ。




わたくし、カグラ・ヤツルギ…

改め、カグラ・アカサカは

八剱騎士団現頭領であるマコト・ヤツルギに、

【交代の決戦】を申し込みます…!!」

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