翌日、神楽はオール、リヒトと共に集落の端にある広場に訪れていた。

「って、どうしてあなたたちがいるの！？！？

私（わたくし）、一人でも問題ありませんのに！！」

「問題は大アリだろ。昨日、すげー迷ってただろ。だからオレらが来てやったんだよ。」

「コラ、リヒト。

カグラなら大丈夫だろ。俺達は、カグラの勇姿を見に来たんだよ！

ところで、ヤツルギは？」

オールがきょろきょろと周りを見渡し、首を傾げる。

すると神楽は苦笑する。

「呼び出したのだけれど……

やっぱり、来てくださらないかしら…。」

「“やっぱり”？

お前、そんな可能性を残してたのk「大丈夫だって！絶対来てくれる！！」

神楽が不安そうに呟くと、リヒトは間髪を入れずに突っ掛かる。

かと思えば、オールが二人の会話に割り込んで来た。

「うっせーよオール！！

大体お前は楽観視しすぎだ！カグラ、お前はなんで来てくれねーか、心当たりがあるんだろ？？」

「………っ…、

……えぇ…。あなた達に名乗ったかしら…

いつもは“神楽　八剱(カグラ・ヤツルギ)”と名乗っているのだけれど…

本当は、“神楽　紅坂(カグラ・アカサカ)”なの…。」

「「偽名！？！？」」

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