00-004.シュヴァルリ競技の基本ルール
【競技名称】:シュヴァルリ(Chevalerie)
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【競技システム】:Système de compétition Chevalerie(SDC)
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<設備最小構成>
SDC構成内訳(最小構成で機能を円滑に管理・運用する構成例)
・SHF環境用多機能ポール 3~最大8本(ポール上部連結時を含む)
・制御・演算用コンピュータ(モニタ1式) 1~複数台(多機能ポール8本に付き1台増設)(※1)
・映像記録用コンピュータ(モニタ1式) 1~複数台(複数カメラの画像制御用)(※2)
・映像操作用モニタ(静電感知捜査式) 1~使用台数分(※3)
<設備最大構成>
SDC構成内訳(最大構成で機能を円滑に管理・運用する構成例)
・SHF環境用多機能高品質ポール 12~最大72本(8本は死角箇所発生時の予備)
・制御・演算総合コントロール用ホストサーバ(モニタ1式) 1台(多機能ポール8本に付きクライアントサーバ1台増設)
・制御・演算用コンンピュータ 2~9台(分散管理演算用高性能ポール8本に付き1台計算)
・映像記録用コンピュータ(モニタ1式) 4~8台(複数カメラの画像制御用)
・映像操作用モニタ(静電感知捜査式) 1~8台
・ドローン統制サーバ 1台
補記)高性能ポールを使用するため、最大1,000×1,000mの範囲をフィールド化が可能
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【競技者共通仕様】
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<使用可能装備について>
・簡易VR機(※4)
・主武器デバイス(※5)
・副武器デバイス(投擲武器含む)(※6)
・HC含有衣服、HC含有防具(※7)
・盾デバイス(全身を覆う大盾は原則禁止)(※8)
<攻撃判定について>
・武器デバイスによる攻撃を攻撃判定箇所へ命中させることで攻撃成功とする。
・武器による攻撃判定範囲は、首下から腰上までの上半身、膝上10cmから足先までの部位とする。
・上半身の心臓部は致命部位とする。
・致命部位、および攻撃判定範囲は、競技開始前にSDCへ使用する武器・装備品を登録する際、制御・演算用コンピュータ側にて設定する。
・攻撃判定範囲外では、原則ホログラムは透過する。また、攻撃判定箇所への刺突攻撃命中後、ホログラムは透過するが、命中したタイミングで判定が行われる。
<武器破壊について>
武器デバイスで設定した、刀身等の攻撃実施部位は、特定の衝撃により破損判定が適用される。形状、材質データを基に、材質疲労による湾曲や破損を物理演算し再現する。
また、武器破損は状況の一つとして処理されるため、試合の中断は行われない。
<MR表示について>
競技中は、競技者の頭上30cmの位置へ、競技状況や、ポイント取得数等の情報を常時ホログラム表示する。
また、団体戦における競技者の識別は、チーム毎に表示色を変更し、任意でチームマーク等を設定可能とする。
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【競技タイプ】:デュエル(Duel)… 決闘
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<競技人数>
2名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス 1個
・副武器デバイス 1個(投擲武器は1~5個)
b)防具
・攻撃判定箇所を有した防具一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意/副武器デバイス扱い)
<勝利条件>
1名対1名による近接戦闘にて3試合行い、2本先取、もしくは取得したポイントが多い方を勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ず開始線の後ろ側にて待機し、審判員の合図にて開始する。(試合会場の中央部を前とする)
b)1試合の試合時間は3分間とし、3分間の経過、もしくは1本先取のタイミングで試合時間を終了とする。但し、3試合目で1本取得の場合は、時間一杯まで試合を継続する。
1試合毎のインターバルは1分とする。
3試合にて引き分けである場合は、1分のインターバル後、延長戦を開始し、どちらかが1本先取するまで試合を続行する。
c)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または致命部位への攻撃成功にて1本とする。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・致命部位(心臓部)… 3ポイント(1本)
・致命部位以外の胴回り… 2ポイント
・手足部位… 1ポイント
d)場外での攻撃判定は無効とする。また、故意に場外へ出た場合は注意とし、注意2回で1ポイントを消失する。
e)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 10m(縦)×10m(横)×7m(高さ)
場外判定域 有効範囲線の縦横辺外側に各2m
開始線 対角線を基本とし、4隅の対角線が交差する中心点から2隅の角側へそれぞれ2.25mの位置へ幅60cmの線を配置(対角線は約14.14mとなるため角から約4.75mの位置)
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【競技タイプ】:リュッツ(luttes)… 乱戦
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<競技人数>
8名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス 1個
・副武器デバイス 1個(投擲武器は1~5個)
b)防具
・攻撃判定箇所を有した防具一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意/副武器デバイス扱い)
<勝利条件>
8名全てが敵対する。1本、もしくは3ポイントを損失した競技者は脱落者としてフィールドから退場し、最後まで残った者を勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ず各人に指定された所定の位置にて待機し、審判員の合図にて開始する。
b)試合時間は30分間とし、30分間の経過、もしくは勝者が決定したタイミングで試合時間を終了とする。
30分にて決着がつかない場合は、5分のインターバル後、30分の延長戦を開始し、勝者が決するまで延長戦を繰り返す。
延長戦を繰り返す際は、5分のインターバルを挟むものとする。
c)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または致命部位への攻撃成功にて1本とする。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・致命部位(心臓部)… 3ポイント(1本)
・致命部位以外の胴回り… 2ポイント
・手足部位… 1ポイント
d)場外での攻撃判定は無効とする。また、故意に場外へ出た場合は注意とし、注意2回で1ポイントを消失する。
e)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 30m(縦)×30m(横)×7m(高さ)
場外判定域 有効範囲線の縦横辺外側に各2m
開始位置 フィールド1辺毎にで2名ずつ、等間隔で待機位置を指定、4辺合計で8名を配置
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【競技タイプ】:メレ(Mêlée)… 殲滅戦
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<競技人数>
24名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス 1個
・副武器デバイス 1個(投擲武器は1~5個)
b)防具
・攻撃判定箇所を有した防具一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意/副武器デバイス扱い)
<勝利条件>
12名対12名のチームにて敵対する。1本、もしくは3ポイントを損失した競技者は脱落者としてフィールドから退場し、試合終了時に競技者の残存数が多いチームを勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ず開始線の後ろ側にて待機し、審判員の合図にて開始する。(試合会場の中央部を前とする)
b)試合時間は45分間とし、45分間の経過、もしくは勝者が決定したタイミングで試合時間を終了とする。
45分にて決着がつかない場合は、10分のインターバル後、30分の延長戦を開始し、勝者が決するまで延長戦を繰り返す。延長戦には脱落者は参加できない。
延長戦を繰り返す際は、5分のインターバルを挟むものとする。
c)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または致命部位への攻撃成功にて1本とする。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・致命部位(心臓部)… 3ポイント(1本)
・致命部位以外の胴回り… 2ポイント
・手足部位… 1ポイント
d)場外での攻撃判定は無効とする。また、故意に場外へ出た場合は注意とし、注意2回で1ポイントを消失する。
e)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 70m(縦)×50m(横)×7m(高さ)
場外判定域 有効範囲線の縦横辺外側に各2m
開始線 フィールド両横辺から10mの位置へ平行に50mの開始線を配置
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【競技タイプ】:ドラポー(Drapeau)… フラッグ戦
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<競技人数>
16名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス 1個
・副武器デバイス 1個(投擲武器は1~5個)
b)防具
・攻撃判定箇所を有した防具一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意/副武器デバイス扱い)
<勝利条件>
8名対8名のチームにて敵対する。1本、もしくは3ポイントを損失した競技者は脱落者としてフィールドから退場し、旗手となる競技者を倒したチームを勝者とする。両チームで旗手が生存している場合は競技者の残存数が多いチームを勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ず開始線の後ろ側にて待機し、審判員の合図にて開始する。(試合会場の中央部を前とする)
b)試合時間は45分間とし、45分間の経過、もしくは勝者が決定したタイミングで試合時間を終了とする。
45分にて決着がつかない場合は、10分のインターバル後、30分の延長戦を開始し、勝者が決するまで延長戦を繰り返す。延長戦には脱落者は参加できない。
延長戦を繰り返す際は、5分のインターバルを挟むものとする。
c)任意の1名を旗手に設定する。旗手となった競技者の頭上50cmの位置に、ホログラムでフラッグが表示される。
d)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または致命部位への攻撃成功にて1本とする。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・致命部位(心臓部)… 3ポイント(1本)
・致命部位以外の胴回り… 2ポイント
・手足部位… 1ポイント
e)場外での攻撃判定は無効とする。また、故意に場外へ出た場合は注意とし、注意2回で1ポイントを消失する。
f)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 50m(縦)×40m(横)×7m(高さ)
場外判定域 有効範囲線の縦横辺外側に各2m
開始線 フィールド両横辺
フラッグ仕様 30cm(縦)×40cm(横) 形状は、縦辺を底辺とした二等辺三角形
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【競技タイプ】:クァティエジェネラル(Quartier général)… 本部防衛
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<競技人数>
24名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス 1個
・副武器デバイス 1個(投擲武器は1~5個)
b)防具
・攻撃判定箇所を有した防具一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意/副武器デバイス扱い)
<勝利条件>
12名対12名のチームにて敵対する。陣地を占領し、所定の時間滞在することで占領ポイントが加算され、試合終了時に占領ポイントが多いチームを勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ず自軍陣地にて待機し、審判員の合図にて開始する。
b)試合時間は45分間とし、45分間の経過で試合時間を終了とする。
45分にて決着がつかない場合は、10分のインターバル後、30分の延長戦を開始し、勝者が決するまで延長戦を繰り返す。
延長戦を繰り返す際は、5分のインターバルを挟むものとする。
c)陣地は各チームに1カ所ずつ、未所属が1カ所の計3ヵ所とする。未所属の陣地は、各チーム陣地との中間に配置する。
d)未所属の陣地、および相手チーム占領陣地は、陣地範囲内で敵対勢力がいない状態で30秒間待機することで占領となる。占領時にボーナスポイントが占領ポイントへ加算される。
占領した陣地は、中央高さ3mの位置へ、自軍を示すフラッグがホログラム表示される。
e)陣地を占領後、1分ごとに占領ポイントが加算される。
f)競技者は、攻撃により1本、または3ポイントを損失にて脱落者としてフィールドから退場し、減点ポイントとして占領ポイントから減算される。退場後、1分のインターバルを経てフィールド内復帰地点から復帰する。
g)占領ポイントの取得は以下の通りとする。
・占領ポイント… 5ポイント/1分毎
・陣地占領ボーナスポイント… 10ポイント/1占領毎
・敵対競技者撃破ボーナスポイント… 1ポイント/1名毎
・味方競技者撃破ペナルティポイント… 1ポイント/1名毎
h)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または致命部位への攻撃成功にて1本とする。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・致命部位(心臓部)… 3ポイント(1本)
・致命部位以外の胴回り… 2ポイント
・手足部位… 1ポイント
i)場外での攻撃判定は無効とする。また、故意に場外へ出た場合は注意とし、注意2回で1ポイントを消失する。
j)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 100m(縦)×40m(横)×7m(高さ)
場外判定域 有効範囲線の縦横辺外側に各2m
自軍陣地 フィールド横辺から中央を見て右角から、縦10m、横10mの位置に直径5mの円形を陣地領域を配置
未所属の陣地 フィールド中心点位置に、直径5mの円形を陣地領域を配置
復帰地点 フィールド横辺から中央を見て左角位置
フラッグ仕様 70cm(縦)×100cm(横) 形状は、縦辺を底辺とした二等辺三角形
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【競技タイプ】:ジョスト(Joste)… 馬上槍試合
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騎馬戦。1対1の3本勝負中2本で勝ち
<競技人数>
2名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス ランス型1個
b)防具
・攻撃判定箇所を有した全身鎧一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意)
・馬鎧(装備は必須ではなく任意)
<勝利条件>
1対1にて馬上槍で騎馬突撃を行い、2本先取した方を勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ずフィールド両端の開始位置にて待機し、審判員の合図にて開始する。
b)フィールド両端から双方の競技者が騎馬を駈歩(かけあし)以上で走らせた状態で、すれ違い時に実施した攻撃のみ判定する。フィールド外からの攻撃、および馬足を止めての攻撃は無効とする。
c)1試合毎に開始位置へ戻り次走の準備をし、審判員の判断にて開始の合図を行う。どちらかが2本先取するまで繰り返す。
d)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または落馬判定にて1本とする。落馬は、SDCでは発生しないため、落馬を可能とする打突力の発生を感知し判定する。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・落馬(特定の強攻撃にて代用)… 1本
・胴部… 2ポイント
・腕部… 1ポイント
頭部、脚部、および騎馬への攻撃は反則とする。
e)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・騎馬の状態に問題が発生した場合
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 100m(縦)×6m(横)×10m(高さ)
場外判定域 フィールド縦辺外側へ5m置きに高さ1mの支柱(ホログラム)を配置
開始線 フィールド両横辺
中央分離柵 フィールド横辺を3mずつ分割した中央位置に、高さ1.2mの柵(ホログラム)を配置
騎馬走行位置 フィールド横辺から見て、中央分離柵の右側
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【競技タイプ】:トゥルネイ(Tornei)… 騎馬戦トーナメント
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騎馬戦。6対6の3回勝負
双方横一列で一斉に相手へ突撃する集団ジョスト
<競技人数>
12名
<使用可能装備>
a)武器
・主武器デバイス ランス型1個
b)防具
・攻撃判定箇所を有した全身鎧一式
・盾デバイス(装備は必須ではなく任意)
・馬鎧(装備は必須ではなく任意)
<勝利条件>
6対6にて馬上槍で騎馬突撃を3試合行い、取得したポイントが多い方を勝者とする。
<競技規約(簡易版抜粋)>
a)試合の開始時は、必ずフィールド両端の開始位置にて待機し、審判員の合図にて開始する。
b)フィールド両端へ横一列で整列し、双方の競技者が一斉に騎馬を駈歩(かけあし)以上で走らせた状態で、すれ違い時に実施した攻撃のみ判定する。フィールド外からの攻撃、および馬足を止めての攻撃は無効とする。
騎馬の並走時は、対戦者がすれ違えるよう、必ず3m以上間隔を取り、攻撃は自身から見て左側の競技者に対して行う。
c)1試合毎に開始位置へ戻り次走の準備をし、審判員の判断にて開始の合図を行う。3試合にて決着がつかない場合は、勝者が決するまで繰り返す。
d)競技者の各部位には、攻撃成功時のポイントが設定されており、3ポイントの取得、または落馬判定にて1本とする。落馬は、SDCでは発生しないため、落馬を可能とする打突力の発生を感知し判定する。
各部位のポイントは以下の通りとする。
・落馬(特定の強攻撃にて代用)… 1本
・胴部… 2ポイント
・腕部… 1ポイント
頭部、脚部、および騎馬への攻撃は反則とする。
e)競技者は危険防止のため、個人の判断で試合の一時中断を申請する権利を持つ。
一時中断の判断基準として以下に例を記載する。一時中断の原因解消後、速やかに試合に復帰すること。
・騎馬の状態に問題が発生した場合
・防具、着衣等の乱れや着脱が発生した場合
・防具の欠損や損壊が生じた場合
・武器本体部に異常が見られた場合(ホログラム部は含まず)
・試合中の傷病が発生した場合
何れも試合への復帰が困難な場合は、試合中止の申請を行うこと。
また、状況を鑑みて、審判員の判断で試合の一時中断、もしくは中止を宣言する場合がある。
<フィールド規定>
有効範囲線 100m(縦)×50m(横)×10m(高さ)
場外判定域 有効範囲線の縦横辺外側に各2m
開始線 フィールド両横辺
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[本文注釈]
※1)購入の際、BTOにて性能をカスタマイズ可能。制御・演算用コンピュータは、主に、ポールから送信される各種データの回析、および環境維持のための演算、位置情報を基にデバイスへのホログラム発生と接触判定等、競技を実施する上での数多くのエミュレート機能を全て賄うため、ある程度の性能が必要。また、複数台のコンピュータで分散処理を可能とするため、容易に拡充が可能。基本セットに含まれる制御・演算用コンピュータ1台では、フィールド内の同時競技者人数は8名までが推奨値。基本セットの制御・演算用コンピュータをホストとして分散処理をする際の最大並列数は9台。オプションで本体のW-USB-Rs2.8ポートへ接続する、外部記憶装置(容量40PByteの非揮発性シリコンメモリ)が購入可能。
※2、※3)競技実施時のオプション機材。公式大会の規約では、より精度の高い判定結果を得るため、画像記録・操作等、それぞれの機能を別コンピュータへ分散することが好ましい、と謳われている。
※4)簡易VR機:小型のアクセサリ型脳波制御装置。頭部へ装備する。脳へ特定の信号を送信し、身体へ状況による負荷を与え、現実であるように錯覚させる。基本仕様は国際標準化している。
※5)公式大会のルールでは原則、現実で武器と認識される形状と素材にて構成されていること。武器の全長は、馬上槍を除き武器デバイスを含め2m以内に収めること。また、武器デバイスで生成されるホログラムによる攻撃以外は反則とする。身体、および装備部品にて物理的な攻撃を与えることを禁止する。(意図して攻撃した場合は即退場)
※6)予備、暗器等を含む武器を追加で1個の所持が認められ、同時利用が可能。但し、投擲武器は小型の形状のみとし、最大5個まで所持可能。暗器や投擲武器は、全てホログラムにて構成し、特定の動作にて射出する方式となる。ブーメランやチャクラム等、旋回起動を描く投擲武器は対象外。
※7)攻撃判定箇所がHC含有の装備品で覆われていることが前提となる。形状は自由とするが、肥大した突起物等、装備品にて攻撃を行うことが出来ない様、デザインには留意すること。
※8)競技ルールにより盾デバイスの所持は認められているが、盾による攻撃は不可。盾の種類、および攻撃側武器の種類により攻撃を防御した際、身体へ及ぼす負荷が変化する。
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