一章 学園へようこそ??転入編 第4話 邂逅2

「ここが君のクラスになる闘クラスだ明日からだが挨拶位はしておけ」

闘クラスの前に案内されたとき誰かが近づいてきた

「ソヴィー様京様方先ほどは失態を見せてしまい誠に申し訳ありません。」

ミーカがやってきた。前の話で触れなかったがミーカ(美香)、本名朝凪美香は幼い頃俺と澄乃が通っていた道場のライバル関係がある道場の娘さんでとても強かったはずである

「構わない、挨拶に立ち会ったら私も職務に戻るさ」

そういうとソヴィーは闘クラスのドアをノックした

「はーい」

中からは教員と思われる声がした。

「学生長のソヴィーだ、授業中に申し訳ないが明日からこのクラスに転入するやつの挨拶だけでも軽くとおもい連れてきたが大丈夫ですか?」

「わかりました。中へどうぞ」

「「「「「「「失礼します」」」」」」」

「私は闘クラス担当のジープよ、よろしく」

「明日から転入します郷沼京平です。よろしくお願いします」

「同じく、桜乃内澄乃です」

「アレフ・ナナリーだ」

「…マリン…」

「豪雷鬼だよーー」

「そのメイドとなりましたミーカです。」

簡単な自己紹介をすませるとクラスがざわつきはじめた

「なんであの落ちこぼれがメイドなんかやってるの」

「桜乃内神社の人じゃない!!」

「火の国第5王女まで」

「王立図書館のマリンさんじゃないかあの人」

「なんだ魔族とのハーフまでいるのですか最低な集団ですね」

と様々な反応が飛んでいた

「では俺達はこれで失礼します。授業の邪魔をしてすみませんでした。」

そう言って引き上げようとすると

「待ちなさい!」

と甲高い声が響きわたる

「貴方、明日の放課後イベントがあるから予定を空けておきなさい」

と命令のように言ってきた

「貴女は誰ですか?人に名前を言う前に命令とは良い御身分だとお見受けしますが」

「貴方ごときに名乗りたくはありませんが、レミーナ・シフ・デューザー、デューザー家当主をしてますがなにか」

こいつがあのと思い、そして嫌な予感を隠せない

「ミーカ貴女もお似合いですね、落ちこぼれは落ちこぼれらしくふるまっていて」

「美香は今関係ないだろ、そのイベントは強制なのか」

「ええ、特に貴方はですが。ささやかながら歓迎会的なものを全員で行うことに決まりましてね。」

狂気な笑いをこらえながら話している様はまるで悪魔のようだった

「簡単なはなしですよ。貴方と私で決闘するだけですから。私が勝ったら貴方は退学ですね!ついでにそこのミーカ様も一緒に退学なされてはどうですか?」

「拒否することは可能なのか」

「可能ではありますが学園長も知っているため逃げたとみなして退学ですがね」

「私やアレフ、マリン、ライちゃんはどうなるのです?」

澄乃が代表して問うと

「ハーフ以外は学園に残ってもらいますよ。あなた方は全員優秀な人達ですから。」

「そんなのこちらから願い下げだ」

アレフは呟く

「…こんな知識も得られない所いても無駄…」

マリンも言う

ライちゃんは

「ハーフで何が悪いの。わたし何か悪いことした?」

と差別された記憶が蘇ったのか少し悲しい表情をしていた。

京平も美香やライちゃんが侮辱されさらに巻き込んでしまい苛立ちをおぼえていた

「そこまで言われたら受けるしか無さそうだな」

「安心してください私が負けることなどありませんから。荷ほどきもしなくて良いですよ」

こうして京平の学園初日に決闘が決まってしまった

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