一章 学園へようこそ??転入編 第3話 邂逅1
「待っていたぞ!!転入生少年」
門をくぐるとそれはそれはスタイルもよろしくブラウン短髪でお姉様と呼ばれるにふさわしい人と見覚えのスレンダーでお淑やかそうなメイド服を身に纏った女性が立っていた。
「失礼ですが、貴方達は?」
「私か?この学園の学生長のソヴィーだ。君の世話係に近いような先輩とでも覚えておけば」
「私はミーカと申します学園や寮での皆様の世話役です。」
「あれ?美香じゃないか何年ぶりだ」
「お久しぶりですね美香」
「美香ではありません。ミーカです京様」
こんな会話をしていると後ろで
「マリン、ライ、あのミーカとやら京平のことを京様と呼んだぞ、私達ですら京平と呼ぶのに」
「……そうね……」
「ずるいよねー」
後ろの会話が聞こえたのかミーカは顔を真っ赤にしてプルプルと震えていた
「なんだ、お主らは知り合いか!だからミーカが担当をしたいと自分で言い出したのか」
ミーカは噴火したように真っ赤になり倒れてしまった
「とりあえず学園長室まで案内するから着いてきな。後ここは、女子しかいないから視線も気をつけな!」
幸い、授業中のためか誰にも見られず学園長室に着くことができた
「失礼します、ソヴィーです。転入生を連れてまいりました」
「ご苦労、中に入りなさい」
中に入ると学園長というには若い人が座っていた
「郷沼京平さん、桜乃内澄乃さん、アレフ・ナナリーさん、マリンさん、豪雷鬼さんはじめまして。私はこの学園の学園長をしていますリノア・ライタースです。あなた方の活躍ぶりはよく耳にしているためそのような学生が入ってくれることは心より嬉しく思います。」
その時俺は嘘だと思った、一応建前としてこの言葉を並べているにすぎない。上からの圧力や何かの原因で男の俺をいれなければならないのだから
「こちらこそこんな男の俺を受け入れていただきありがとうございます」
皮肉で返してみた。どのような対応をするか気になったからだ
「いえいえ、私は構いませんが学生で不満を持っている者は少なからずいると思うのであしからずご了承お願いします。」
この言葉を聞いた瞬間嫌な予感がすぐにしてきていたのだ。
「私の挨拶はここまでにしてそろそろ教室に案内してください、そろそろミーカさんも合流するはずですから」
「わかりました。学生長としてその任務を完遂いたします!君たちは闘クラスだねあそこのリーダーはめんどくさいから気をつけな!」
「えーめんどくさいのか」
「男をとても嫌っているから特にね!なにかあったら武のクラスか学生長室あたりにいるから訪ねてくるといい!では学園長失礼しました。」
「うむ」
こうして学園長を後にしクラスに向かった
~リノアサイド~
京平達が去ったあと学園長室でリノアが呟いていた
「チッ!皮肉で返してくるとは良い度胸してるじゃねーか。まぁいいもうすぐデューザーがあいつをぶっ倒してくれるならそれをつまみに笑って美酒でも飲めばいいか…ハハ…アッハハハ~」
「失礼ですが学園長」
天井から声がした
「どうした秘書様よ」
「マルとおよびくださいといつも言ってますよね、まぁいいです学園生徒全員にデューザー様対転入生の試合があることを伝えて強制出席にすることを伝えてきました。これで転入生を負けさせることができれば権力者の娘等に結果を親に伝えさせ退学させることができます」
「よくやった、これで準備万端だなそうだろデューザー」
「ええ、もちろんです。私が負けるなど万が一でもありませんから」
通信機器からデューザーの返答があった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます