ピッポとサラさんの空想合戦、良いですね。
ヒートアップの仕方が。笑
上空の様子を蜘蛛さんたちに見てもらうって、どうやるんだろって気になりますね。
作者からの返信
蒼翠さん、おはようございます。
あの空想合戦のところは自分でも気に入っています。
スレイプニルの逸話は──天国と地獄を駆け巡ったとき、馬のスピードが速いので、出がけに倒した花瓶が帰ってきたときにもまだ落ちている最中だった、という話ですね──ものすごい衝撃を受けたというか、上質のユーモア小説のように感じたので、それ以来、結構「スレイプニル」ネタを使い回しています。
キッパータックの住む穹沙市にも「八脚馬(スレイプニル)地区」ってあるんですけどね。
すみません、また質問になってしまうのですがよろしいでしょうか。
この作品の魅力はまずなんといってもとてもユニークな設定、世界観ですが、これははじめに細かいところまで決めてから執筆を開始したのでしょうか、それともアバウトな状態で書きながら肉付けしていったという感じなのでしょうか。
プロの作家さんもプロットを作り込んでから書く人と執筆しながら話を創作する人がいるようですが、どうなのかなと気になりました。
作者からの返信
柿井様 こんばんは。
ご興味を持っていただき大変うれしいです。長く読んでいただきまして。また拙作の設定や世界観を魅力と言ってもらえて、質問もいただき、感激です。
ご質問ですが、決めた部分3割、アバウト7割という感じですね。
変身する蜘蛛については、過去の短編で使ったネタを流用しているので、その時決めたものそのままになっていますが、ほか、ストーリーに関しては、こちらにアップロードして、こういった皆さんのコメントの反応を見て、実は変えたところがあります。ネタバレになるので言えませんが、最初はこうなるとは思っていなかった……という展開になってしまっています。
私は海外ユーモア小説好きなのと、映画などを意識しています。
強く心に印象に残る部分は、ほんの一部です(私の場合は)。過去に習った国語の先生からも「本を読む時に全部をわかる必要ない、一部分だけわかればいい」と言われたことがあり、私も「なにか一つでも爪痕を残せたら」という意識が強いです。
なので、一つ一つのエピソードは、「こういうキャラが出てきて、こういうギャグ(またはセリフ)を入れよう」という、決めギャグ(?)や、最も見せたいところ、オチの部分だけを先に決めておきます(最後が締まらないと書けないので)。残りが、柿井さんがおっしゃるような「肉付け」になり、書きながら自然に決まっていく感じです。
ただ本当に長編ビギナーズラックみたいな、適当に書いた割にうまくいったな! みたいな、行き当たりばったり感がありますね。それが鋭い読者に敬遠された部分もあるかもしれません。でも私個人はそういう生の部分を楽しむようにしております。
また後できれいに剪定もできますしね、庭だけに(文章と設定のおかしな部分は、完結後手直しする予定です)。