第4話 絡む
場所は商店街の外れ。時刻はもう夜。この時間帯になるせいかここら辺は人がいないと思っていたんだが人の声した。
「ちょちょ!君めっちゃ可愛いじゃん!」
「遊ぼ、遊ぼ、な?」
「いや、今急いでるんで、大丈夫です」
ガラの悪い不良どもが可愛い女の子をナンパしているようだ、、、
「ちょっとくらいいいじゃw」
「いや、本当に大丈夫なんで、、、」
「そんなこと言うなや、ちょっとだけやんw」
はぁ〜普通になったていうのにこれか、、、しかたない
「おい、嫌がってるからやめてやれ」
「なんだお前」
「関係ないやつが入ってくんじゃね!この陰キャやろう!」
「えっ!?マジ俺陰キャ!いや〜そう見えるか〜」
「なんだこいつ陰キャって言われて喜んでる、、、」
おっといかんいかん
「ごほん!まぁ〜あれだ、女が嫌がってるからやめてやれだせぇぞ」
「なっ、、、んだと、ゴルァ!!!」
不良どもの一人が、翔太の胸ぐらを掴んで吠える。絡まれていた女の子が小さな悲鳴が上がった。
不良に胸ぐらを掴まれても、翔太は余裕の態度だ。
「おいおい、本当のこと言われたからってキレんなってw」
「調子乗ってんじゃねーよ!!!」
俺を掴んでいた不良は拳を振り下ろす
けど、俺は不良の拳をしっかりと手のひらで受け止める。
「んなっ!?」
不良は、拳を受け止められるとは思っていなかったのか、驚きの声を上げる。
「お前ら、覚悟はできてるんだろうな!」
引越してばっかだつーのに胸糞悪いもん見せやがって。
女子に乱暴してんじゃねーよ!
今日から俺は普通になる!! カイマンポリ @kaipori0722
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