第29話 夏休み①


花音は、クラスメイトのアリス、神沢、乱舞、優菜を誘い、海に行く事になった。


電車で1時間程の所にある、

浜浴場って所へと、足を進めた。


田辺 優菜(たなべ ゆうな)rankB 妖精族

能力 生命の息吹 ケガを治したり、枯れ葉を元に戻したり、小動物(リスやハムスター)なら、生き返らせれる。


アリス「ねーねー、花音ちゃん!!」

花音「どーしたのアリスちゃん?」

アリス「私ね、海に行くの初めてなの!ママとパパからは、外の勉強も、して行きな!って言ってくれたからさぁ!」

花音「良い両親だね!アリスちゃん所は!」

アリス「うん!雷門高校に、無理矢理入学させたのは、まだ怒ってるんだ!」


花音がアリスの頭を優しくなでる。


花音「まーまー、今日は何も忘れて楽しもー!」

アリス「おーー!!」


優菜「あのー花音さん。」

花音「ちゃん付けでいいよ!どーしたの優菜ちゃん?」

優菜「私、この学校に入学してから、友達が出来てないの。何で誘ってくれたのかなぁって。」


花音は、目をキョトンとさせた。


花音「同じクラスメイトなんだし、もう友達だよ?」


優菜は、驚いた表情を見せた。


優菜「あっありがとうございます!そう言って貰えると本当に嬉しいです!」


乱舞「海なんて何年ぶりだろう。釣りで来た事しかないしなぁ。」

花音「乱舞ちゃん、釣りするの?!すごーぃ!!」

乱舞「昔から父親によく連れてってもらってたんだよ。アジとかスズキとか釣って、帰ってそれを食べてたの。」

花音「おぉ!上級者!先輩、釣り楽しいっすか?」

乱舞「花音みたいな元気ハツラツっ子には、むいてないかもね(笑)」


乱舞は、クスッと笑って見せた。


花音「えぇー!そーなんだー!ちょっとショックー。。。」

乱舞「ほら、そろそろ海が見えて来たぞ!」

花音「ほんとだー!綺麗だなー!」


これから起こる事も知らずに、

ただ、楽しもうとしていたのであった。

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