天秤論～能力者達の礎～ 高校編

第24話 1年生VSパラサイトデーモン

パラサイトデーモン「ココは1年生の避難所か。

どんな子供達を食べれるかなぁ。ハッハッハ。」

時雨「外はいったい、どーなってるんだ！」

花音 「時雨、落ち着いて！私達が行っても

足でまといになるだけよ！」

時雨「わかってるよ！」

？？「ハッハッハ！みんな元気だねー！」

川田「だっ誰だ！！」

PD「私を呼んだかね？私はパラサイトデーモンだ！」

時雨「パラサイトデーモン。聞き覚えがあるぞ！透明化する事が出来てデーモンの中でも、rankの高いデーモンだって。」

アリス「なんで、こんな所に。」

アリスは、半泣きである。

時雨は、アリスの頭をなでた。

時雨「大丈夫だよアリス。俺達だって雷門高校の誇りってもんがあるからな！」

終夜「いい事言うじゃん時雨！その通りだぜ！」

時雨「花音！」

花音「なっなに！いきなり！」

時雨「ここのリーダーはお前に任せる！全員の能力を把握してるのは、お前だけだ！頼む！皆も信じてくれ！一刻を争う所なんだ！」

川田「時雨君！本当に任せても良いんだね？」

時雨「あぁ、こう見えても花音は結構キレもんだ。連携の練習で良くわかった！」

終夜「俺は賛成だ！花音さんは能力を的確に使えるのは、俺も知ってる！」

神沢「時雨君が言うなら、私もやります！」

五月雨「私は、戦えるならなんだって良いわよ！」

乱舞「終夜君が賛成なら、私も良いわよ！」

白井「俺は好きにさせてもらうから。」

綾杉「俺も白井に賛成だ！」

白井と綾杉以外は、

みんなが、時雨の意見に賛同してくれた。

花音「それじゃ真宵先生に教わったフォーマンセルを軸に戦うよ！パラサイトデーモンは2体！私達は15人！連携をとれば必ず勝てる！」

時雨「チームサイレントで一体は倒す！白井君と綾杉君はもう一体を頼む！」

白井「それなら良いぜ。」

綾杉「俺も良いぜ！」

花音「んじゃ、みんな準備は良い？行くよ！」

花音が言葉と同時に終夜が走り出した！

終夜「マルチルーム！限定解除！」

花音「終夜！飛ばすよ！」

終夜「来い！」

マルチルームを張ったまま、もう一体のパラサイトデーモンのふところに瞬間移動させた！

終夜「マルチルーム！限定解除！」

花音「時雨！霊を飛ばして！」

時雨は、無言でうなずいた。

時雨「零式 発動！受け取れ花音！」

花音「瞬間移動！パラサイトデーモンに引っ付け！」

零式は、紙に引っ付いた部分を

凍らせる事が出来る。

神沢「私の武器も飛ばして花音さん！

明鏡止水。」

巻き物を3列並べると、クナイや手裏剣が飛び出してきた！

白井「俺達も行くぞ！綾杉！！」

綾杉「あぁ！！」

白井「ブレイブ ファイアー！」

手から2万℃の炎を出し、焼き尽くす！

綾杉「フルムーン デザイン！」

床、壁、天井から枝のムチを創り出し、

アート的な作品に仕上げ、相手を殺す。

ツルに炎が引火して、パラサイトデーモンを

焼き尽くした。

1体目排除完了！

終夜「俺をもう１回飛ばしてくれ花音さん！」

花音「了解した！行けー！」

終夜「ここしか使う所ねーか。幻影乱舞！」

幻影乱舞とは、半径1メートルの生物の、

時を戻せる能力である。

パラサイトデーモンは、1ミリサイズに

なっていった。

時雨「終わりだ！」

時雨はパラサイトデーモンを踏み潰した。

二体目排除完了！

時雨「俺は、もう限界だ。」

終夜「俺もだよ。」

花音「ナイスチームワーク！！」

神沢「はぁー、緊張したー。私も限界だよ。」

こうして、パラサイトデーモンを、

倒す事に成功したのであった。

外の状況が気になる1年生一同であった。