第18話 チーム時雨


時雨「ウチのチームは、俺、花音、終夜君、神沢さんっか。」

時雨は、渡された紙を見ながら、少し疑問を持った。

時雨「花音は知ってるけど、終夜君と神沢さんの能力が、わかんねーな。」


花音「時雨!また一緒だね!宜しく!」

時雨「あぁ、そうだな。そういや花音は、終夜君と神沢さんの能力知ってる?」

花音「もちろん!知ってるよ!私の情報収集力をなめないでよね!」

花音は、誇らしげに腕組みをしてみせた。

時雨「んじゃ2人は、どんな能力なわけ?」

花音「もう、しょーがないなぁ。時雨はいっつも

ボーってしてるんだから!」

時雨「うるせーなー。はいはい、花音様教えてください。」

花音「わかったわよ!終夜君は時を止める事が出来るサポート型だよ!自分の半径何メートルかの時を止める事が出来る!何メートルまでかは、私も知らない。」

時雨「終夜君はサポート型なんだ。見た目的に攻撃型だと思ってた。」

花音「人は見た目じゃないよ!もう1人も見た目じゃわかんないでしょ?」

時雨「神沢さんの事か?」

花音「その通り!神沢さんは、由緒正しき甲賀忍の一族の、言わばくノ一だよ!もちろん攻撃型!」

時雨「まぢか!あの子忍者だったのか!」

花音「そうよ!しかも、rankBの才能ある忍者なんだから!」


時雨と花音の話をしている場に、

神沢が現れた。


神沢「し、時雨君。いっ一緒のチームだね!宜しくね!私、足引っ張らないようにいっぱい頑張るから!!」


時雨「花音から、能力は聞いたよ!くノ一なんだってな!戦力としては、俺と神沢さんが攻撃型で、花音と終夜君がサポート型になるって訳だ。これから宜しく!」


神沢は、顔を真っ赤にした。


神沢「よっ、宜しくお願い致します!」

時雨「そんな、よそよそしくなくて大丈夫だから。」

神沢「あっ、ありがとうございます。」


3人が話してるのを見た終夜も、

時雨に近寄ってきた。


終夜「みんな、宜しく!俺は終夜!サポート型だけど、バランス良さそうなチームで、良かったよ!」


時雨「終夜君。」

終夜「呼び捨てでいいよ!俺も時雨って呼ばせてもらうね!」

時雨「あぁ、良いぜ!」


時雨は少し困った顔をしてみせた。


時雨「チーム名、先生に考えろって言われたけど、みんな、どーすっかな?」


花音「チーム時雨で!」

神沢「わっ、私は時雨君と一緒でいいよ。」

終夜「チームKILLERで!」

時雨「んー。みんなバラバラになるよな。因みに俺はチームサイレントとかかな?」

花音「かっこいいね!」

神沢「それ、良いですね!」

終夜「おぉ!時雨良いセンスしてんじゃん!」


時雨は紙に書き出した。


時雨「んじゃ、俺らのチームは、チームサイレントっと。コレでオッケーだな。」


チームの絆に、少し芽を出した。




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