登場人物

簡単な登場人物の紹介


【セシリア・シークハルト】

乙女ゲーム「百合が咲く、徒花が散る」に登場する悪役令嬢だが、中身は現代日本人の転生者。前世は男役の舞台女優で、乙女ゲーム「百合が咲く、徒花が散る」を全クリした後に当然、謎の頭痛に襲われ、そのまま命を落とす。その後、セシリアが3歳のころに前世の記憶を取り戻し、破滅フラグを回避するべく奮闘している。現在は乙女ゲームとは全く関係のない聖ロイヤル女学園に入学し演劇部に所属し男役とし活躍し、初の舞台でスタンディングオーベーションを起こすほどの人気ぶりを示した。後にヒロインのアーシア・インジェントと姉妹の契りを結び、乙女ゲームの呪縛と戦う日々を送る。本人は気づいていないが、同性のご令嬢からの人気が非常に高く、特に後輩のご令嬢たちの憧れの存在である。カレーライスが大好物である


【アーシア・インジェント】

乙女ゲーム「百合が咲く、徒花が散る」に登場するヒロイン(主人公)だが、乙女ゲームと違い、男役を演じたセシリアに見惚れ、セシリアの通う聖ロイヤル女学園へ入学した。後にセシリアと同じ演劇部に入部し、セシリアと同じ舞台に立ちたいと日々、奮闘している。実は同性愛者であり、同級生の苛めと陰口を救ってくれたセシリアに恋心を抱く。セシリアと姉妹の契りを結び、後は恋仲、そして同性婚という野望を抱いている。実家は商家(豪商)の出で祖父が貴族に憧れ、大金で叩いて男爵位を買い取り、インジェント男爵家を創設し、後に子爵家に昇格する


【シルビア・レイン】

レイン侯爵家出身の令嬢で、セシリアの出身であるシークハルト公爵家とは遠い親戚の間柄である。お茶会で知り合い、「白百合の姉妹」がきっかけで仲良くなる。実は同性愛者であり、「白百合の姉妹」を持っていたセシリアを自分と同じ同性愛者だと思い、いつか恋仲、同性婚しようと画策している。セシリアを慕うエリナとアーシアとは身分や出自を越えた友情で結ばれると同時に恋のライバルでもある


【エリナ・アーカード】

アーカード伯爵家出身の令嬢であり、セシリアとは「白百合の姉妹」をきっかけに仲良くなる。実は同性愛者であり、「白百合の姉妹」を持っていたセシリアを自分と同じ同性愛者だと思い、いつか恋仲、同性婚しようと画策している。セシリアを慕うシルビアとアーシアとは身分や出自を越えた友情で結ばれると同時に恋のライバルでもある


【ジュリア・ダグラス】

ダグラス公爵家出身の令嬢であり、セシリアがノエルとの婚約を辞退した後に、ノエルの婚約者になったが、二人の間には愛がなく、ノエルの母である王妃からは厳しい王妃教育を受けており、何度も婚約解消したいと思っていた。セシリアとの出会いは実はセシリアの初の舞台で、男役を演じたセシリアにお忍びで来ていたジュリアが見惚れてしまい、以来、セシリアの事を思っている。後に王妃が薨去した後にノエルと婚約解消でき、後にセシリアと親しくなる。セシリアに出会う前はノーマルだったが、セシリアの男役の姿と「白百合の姉妹」が影響して同性愛に興味を抱き、いつかセシリアと恋仲、同性婚しようと画策している


【ノエル・シュヴァリエ】

乙女ゲーム「百合が咲く、徒花が散る」に登場するシュヴァリエ王国の王太子である。前世の記憶を取り戻したセシリアがノエルとの婚約を辞退し、代わりにジュリアの婚約者になったが、ノエルは他のご令嬢と逢引きを繰り返し、ジュリアを一向に見向きもしなかった。母である王妃に溺愛され、父である国王を見下している。後に母である王妃が亡くなり、ジュリアとの婚約を解消した。女遊びを繰り返したが、運命の人に出会い、その人に夢中である。実は同性愛を嫌悪しており、自分が国王になったら同性婚を禁止しようと画策している。母親の影響もあってか父はである国王とは親子仲が非常に悪く、母親同様、自分の言いなりになると思っている。実は母である王妃の死を悲しみつつも密かに喜んでもいる


【シークハルト公爵】

シークハルト公爵家の当主でありセシリアの実父。ノエルとの婚約話ではセシリアの忠告を聞き入れ、後に婚約を辞退した。実はノエルの素行の悪さと能力に疑問を抱いていると同時に、王妃の死後に祝い酒をあおる国王に不満と不信感を抱き、ダグラス公爵とともに国王とノエルの排除と第二王子を国王の座へと据えようと画策している


【シークハルト公爵夫人】

シークハルト公爵の妻でセシリアの実母。ノエルとの婚約話ではセシリアの忠告を聞き入れ、後に婚約を辞退した


【セバスチャン】

シークハルト公爵家に仕える家令で使用人たちを纏めている


【ダグラス公爵】

ダグラス公爵家の当主でありジュリアの実父。ノエルの婚約を受け入れたが、ノエルの女癖の悪さとノエルの母である専横に忌避しており、婚約を受け入れたことを後悔している。後に友人のキッベイを使い、王妃を暗殺することに成功し、婚約も白紙にすることもできた。上記の理由でノエルの将来性に不安を抱くと同時に王妃の死後に祝い酒をあおる国王に不満と不信感を抱き、シークハルト公爵とともに国王とノエルの排除と第二王子を国王の座へと据えようと画策している


【ダグラス公爵夫人】

ダグラス公爵の妻でジュリアの実母。ノエルとの婚約には反対で、後にノエルの女癖の悪さとノエルの母である王妃の専横に忌避している。後に王妃が亡くなり婚約も白紙になったことで安堵している


【ダグラス公爵家の執事】

ダグラス公爵家に仕える執事でセシリアを出迎えている


【インジェント男爵】

インジェント男爵家の当主でアーシアの実父。実家は商家(豪商)であり、大金を叩いて男爵位を得た新興貴族である。古参の貴族たちから悪口を言われている。後に娘を救ってくれたセシリアに恩を抱いており、我が家に招待している。後に子爵に出世する


【インジェント男爵夫人】

インジェント男爵の妻でアーシアの実母。娘を救ってくれたセシリアに非常に感謝しており、我が家に招待している


【キッベイ】

王宮の侍医でダグラス公爵とは友人の関係。王妃の専横を憎んでおり、ダグラス公爵と画策し、偏頭痛の持病を持つ王妃を劇薬を飲ませ暗殺した。実は不治の病を抱えており、本人は最後に国に報いたいがためにダグラス公爵に協力した。キッベイが亡くなった後、ダグラス公爵は涙ながらに弔辞を述べた


【ミカエル・シュヴァリエ】

シュヴァリエ王国の国王でノエルの実父。10歳で国王に即位したが当時の宰相で王妃の父の傀儡で政の実権が握れなかった。また年上の妻である王妃には殺意を抱いているが、頭が上がらず、息子であるノエルの女遊びを諌めることができず、自身も側妃を沢山抱えており、人のことが言えないため歯痒い思いをしている。息子であるノエルとの親子仲は非常に悪い。王妃の死後、側妃たちと祝い酒をあおるなど、粗忽な一面を見せ、家臣たちから不満と不信感を募らせる結果を作った。そして王妃との間にできた息子のノエルを段段と疎ましく思い、側妃との間に儲けた第二王子を王太子に立て、ノエルの廃嫡を画策している


【レクス・シュヴァリエ】

シュヴァリエ王国の王妃でノエルの実母。15歳で即位したばかりの10歳の国王に嫁ぐ。傲慢で独断専行な性格で王妃時代は好き勝手やっていた。息子であるノエルを溺愛しており、息子の素行を改めずに放置した。後に王妃の専横を憎む者たちによって暗殺された。夫と息子の不仲を招いた張本人であり、王妃の死後、王国内の均衡が崩れるのである。実は夫と息子に嫌われていることを本人は自覚していない


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