第2話 家の鍵を閉めたかな?

「わ~い! お出かけうれしいな!」

 うっかり子さんは近くのコンビニに買い物に行くことにした。

「ああー!?」

 その時、何かに気がついたうっかり子さん。

「家の玄関の鍵を閉めたか、閉めなかったか、覚えていない!?」

 誰にでも起こりうる、よくある身近なうっかりである。

「もう、私のうっかりさん。アハッ!」

 うっかり子さんはうっかりを楽しめる。

「どうしよう? 家に帰って鍵を閉めたか確かめるか、それとも気にしないでコンビニに買い物をしてから帰るか。う~ん。」

 究極の二択に悩むうっかり子さん。

「帰ろう。もし鍵がかけていなくて泥棒さんが入ったら困るもの。」

 うっかり子さんは家に帰ることを選んだ。


「空いた!?」

 うっかり子さんが家の扉のノブを回すと家の扉が開いた。

「鍵をかけるのを忘れていたんだ。私のうっかりさん。アハッ!」

 やっぱりうっかりしていたうっかり子さん。

「よし、今度はしっかりと鍵を閉めてお出かけするぞ。」

 うっかりさんは決意を新たに家の玄関の扉の鍵を閉めようとした。

「誰だ!?」

 その時、家の中から男の声がした。

「ええー!? 泥棒さん!?」

 なんと鍵を閉め忘れていた間に泥棒が家の中に入っていたのだ。

「お父さんだ。誰が泥棒だ。」

 現れたのはうっかり子さんの父親だった。

「そうだ。お父さんがいるから鍵をかけないで出ていったのを忘れてた。私のうっかりさん。アハッ!」

 愛されキャラのうっかり子さんでした。

 つづく。

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