第2話 家の鍵を閉めたかな?
「わ~い! お出かけうれしいな!」
うっかり子さんは近くのコンビニに買い物に行くことにした。
「ああー!?」
その時、何かに気がついたうっかり子さん。
「家の玄関の鍵を閉めたか、閉めなかったか、覚えていない!?」
誰にでも起こりうる、よくある身近なうっかりである。
「もう、私のうっかりさん。アハッ!」
うっかり子さんはうっかりを楽しめる。
「どうしよう? 家に帰って鍵を閉めたか確かめるか、それとも気にしないでコンビニに買い物をしてから帰るか。う~ん。」
究極の二択に悩むうっかり子さん。
「帰ろう。もし鍵がかけていなくて泥棒さんが入ったら困るもの。」
うっかり子さんは家に帰ることを選んだ。
「空いた!?」
うっかり子さんが家の扉のノブを回すと家の扉が開いた。
「鍵をかけるのを忘れていたんだ。私のうっかりさん。アハッ!」
やっぱりうっかりしていたうっかり子さん。
「よし、今度はしっかりと鍵を閉めてお出かけするぞ。」
うっかりさんは決意を新たに家の玄関の扉の鍵を閉めようとした。
「誰だ!?」
その時、家の中から男の声がした。
「ええー!? 泥棒さん!?」
なんと鍵を閉め忘れていた間に泥棒が家の中に入っていたのだ。
「お父さんだ。誰が泥棒だ。」
現れたのはうっかり子さんの父親だった。
「そうだ。お父さんがいるから鍵をかけないで出ていったのを忘れてた。私のうっかりさん。アハッ!」
愛されキャラのうっかり子さんでした。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。