【補足】似たもの師弟

<補足①>

リャナンシーは精気を貰う代わりに一つ才能を与える妖精の事です。ノエルはそのことを”契約”と言っています。


<補足②>

作中にある”アンデッド”は”エナジードレイン”の特性をもつ、生と死の狭間にいる生物の総称として発言されています。


アンデッドの中でもゾンビやグールは”魔獣”として区別されますが、吸血鬼は知性があるので獣人と同じ”人外種族”とされています。ただ、人外種族の血を継いだ子孫ら(ベル)は普通に共存していますが、純血種は殆ど絶滅とされています。


そのうち人外種族をテーマにした話を書きたい。


<補足③>

前にもあとがきで書いたのですが、フィンディラの魔法の世界観は西洋魔術が進化した技術”魔法”が一般化しています。


本編に出てくる”呪術”は東洋魔術なのでフィンディラではあまり知られてませんが国外の”まじない”として文献にあります。


ただ、フィンディラの国民は”魔法”が一般常識として染み込んでいるので文献に載ってるまま呪術を行おうとしても基本的にはうまくいかないです。


要は『東洋魔術と西洋魔術は根本的にいろいろ違うから見様見真似ではできない』。


魔術師のジィルなら使えるかも。


〈補足④〉

ドラゴンも魔獣ですが古代からドラゴンは知性が高く、歴史に出てくる大魔法使いが使役していたこともあって実害が無い限りは魔獣として討伐することはありません。


竜船のドラゴンは中でも穏やかな種を人間の方で育成し使役動物としています。


サリザドみたいな都会では(竜船を除いて)あまりないですが地方では大人しい魔獣と共存している文化もわりとあります。


〈補足⑤〉

ジィルに対するノエルの反応が些か冷たいですが二人の仲は険悪じゃないです。むしろ気が合う。


ノエルは頭がいいタイプのクソガキなのである意味ジィルとは通じるものがあります。


ただお互いに遠慮がないだけ。


〈補足⑥〉

もしかしたら前から登場してるかもしれませんが(作者が覚えてないという欠陥)ノエルが持っているベルトポーチは騎士団から支給されているもので外で仕事するときに使用します。


魔法で見た目以上の容量があるので便利。(ドラ〇もんのポケットみたいな感じ)



〈補足⑦〉

オニオン(タマネギ)は古代エジプトのいくつかの都市で崇拝され、宣誓するときに引き合いに出されることもあったそうです。(諸説あり)


オニオンにはいろんな魔術の使い方がありますが、その一つとして、半分または4分の1に切ったオニオンを家に置いておくと魔除けになったり病気も吸収してくれます。また、神社とかである”人形流し”みたいな使い方をして治療することもあるそうです。(体にこすりつけたオニオンは燃やすか叩き潰して土に埋めます)本編ではその方法をアレンジして投入してあります。




〈補足⑧〉

TRPGに登場する黄金の蜂蜜酒の元ネタと思われるネクタルは本編の通り神々が飲んだとされる酒の事で効能も本編に書かれているままです。フィンディラでは蜂蜜酒を基にした魔法薬をネクタルとしている、という文献に残っている程度で現代では常用も調合もされていないです。


〈補足⑨〉

ポピーシードとは別名芥子の実といって、アヘンのもととなる薬物です。本編のポピーシードについての手記はアヘン中毒に関する文献を参考にしています。

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フィンディラ国営サリザド魔法研究所薬学室 揚げ茄子 @agehakako

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