第8話 地獄の業火VS妖狐の最高炎
「おいっ大丈夫か?」
「血の池消却・・・・・・
ああ、安心してちょうだい。
今反撃するから。」
閻美は指から少量の血を出して
火をかき消した。
「てめぇの番はねぇーんだよ!!!!!!
八岐妖炎龍(やまたのようえんりゅう)!!!!!!!!!!!!」
メラメラ燃える8つの龍は物凄い勢いで
閻美へ向かった。
そして俺も走った。
「風速走足(ふうそうそうそく)
両拳蓄電(りょうこんちくでん)!!!!!!!!!!!!」
「血じゃかき消せきれない。
棍棒でどうにかしなきゃ!!
ちっ!!ったくよーーふざけやがって!!!!!!!!!!!!
妖水棍(ようすいこん)。ラッシュ!!!!!!」
閻美は普通の水ではなく妖力を与えた水
『妖水』で
俺が無意識で作った妖力を与えた炎
『妖炎』を
消火しようとしていた。
「無理だ!!俺の炎は水なんかで
消されたりしねぇーぜ!!!!!!」
「グッー!!!!!?
一体だけで大きさ!?そして力!?
防ぎきれない棍棒1本じゃとてもとても。」
ダァーーンダァーーン×4
7つの妖炎龍はもう一体の妖炎龍により
壁に激突した閻美に向かって
突っ込んで行った。
「ダァーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
またその龍の中に俺は飛んだ。
そして拳を閻美にぶつけた。
「き、貴様!!」
「へっ!!だから言ったろ。
てめぇの番はねぇーって。」
俺は汗を流しながらニヤリ笑顔で閻美を見た。
「あっ目合った。」
「_________っ!?
このヤローー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
目が合った時妖力の爆発が俺を包んだ。
ズドーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「っ!!!???」
「ひーふふふっはーはっはっはー!!!!!!!!!!!!」
俺は爆発で勢いよく吹っ飛び体制が崩れ
尻餅を着いてしまった。
「この妖力の高まりはいったい何だ?
・・・・・・さぁ反撃の開始だ。」
「・・・・・・。」
尻餅を着いて起き上がっていると閻美は何か
言っていた。
でも俺にとって良いことが起きるとは
思わなかった。
「針山拳地獄(はりやまこぶじごく)。」
閻美は棍棒から浮気して拳で俺に対抗してきた
年齢は21歳なのだろうか?
グシャッ!!!!!!
「がはっ!!!!!!」
鋭く尖った針山拳が俺の腹を刺し殴った。
「もう一丁!!!!!!!!!!!!足も!!!!!!!!!!!!」
針山拳でアッパー。
針山足でハイキックを喰らい体からは
鮮やかで綺麗な色の血が流れていた。
「我ながら自分の血は綺麗だぜ。」
自分の血に見とれていると横から針山拳が
やって来た。
グシャッーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「うぁっ!!!!!!」
「灼熱地獄!!!!!!!!!!!!」
ボン!!ボン!!ボボボン!!!!ボボボン!!!!ボン!!!!!!
針山拳で吹っ飛ばされた俺に
三三七拍子のリズムで火の玉が飛んできた。
「危ねぇっ!!!!!!」
と言いつつ正直そんなに危なくなかった。
けどつい言ってしまった。
「おいっこれが何だってんだ?
1発も・・・・・・。」
「これで・・・・・・いいんだ。
ほれ、床を見てみろ。」
「な!?」
火の玉の落ちた所がマグマだまりに
なっていた。
「俺も負けてらんねぇー!!!!!!
八岐妖狐炎(やまたのようこえん)!!!!!!!!!!!!」
8つの蛇が妖狐の強力な妖力を
喰らいパワーアップし
妖狐の最大で最高の炎を纏った。
「百針炎地獄(ひゃくはりえんじごく)!!!!!!!!!!!!」
閻美は地獄の業火と針山拳の針を合わせ
さらに強力な地獄妖術にした。
「「行けぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
リング内は炎と炎のぶつかり合いで
燃え盛っていた。
「何か分からんがすごいことになってるな
・・・・・・。」
「う、うん。」
もう『何か』としか言えないのだ。
激しく燃える炎のせいでリングは見えない。
でも俺は今ここで水を出してはいけない
と思った。
「行けぇぇぇぇ俺の龍共!!!!!!!!!!!!」
「地獄の業火で焼かれろ!!!!!!!!!!!!」
俺は・・・・・・多分閻美も
今はもう何も考えず妖術を打ち続けている。
バシュンッッッッ!!!!!!!!!!!!
「負けるな!!!!!!!!!!!!燃え上がれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺の心も燃え上がりそうだった。
妖力をガンガン上げていって龍もパワーアップ
していった。
(弱気になるな!!!!!!強気でいけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は強い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
「少し押されてる!?
何で?妖力は同じレベルの技なのに。」
閻美は焦っていた。
自分の技が炎を纏う龍に食われて
されていく様を見て焦っていた。
「行ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
押し切れぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うあああああああ・・・・・・。」
「やばいっ!!
このままだとあいつが燃え尽きちまう。
風防巻(ふうぼうまき)。
炎よ消し飛べ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リングの中心から防御用の竜巻を発生させ
とても激しく燃えていた
炎が一瞬にして消えた。
「お前・・・・・・何故私を助ける?」
「俺が助けるのはあんたじゃない。
あんたの妹だ。勘違いするな。」
閻美は気絶して倒れた。
そしてモニターに【リーキーWIN】
と出てきた。
まぁ勝ったからいいか。
そして涼子達の所へ戻り・・・・・・。
「力哉・・・・・・ナイス勝利!!!!!!」
「力哉さん。
おつかれさまです。」
2人に勝利を祝福されて少し照れた。
「今回の相手はとても強かったぜ。」
人間じゃありませんでした。最強の妖怪でした!!!!!! こやかず @koyakazu
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