第2話 妖界になんかようかい?・・・・・・(やべーよ絶対滑ったよ。どうにかしろよ)

約1ヶ月間あった夏休みが終わりが

終わりかけていたその頃。

俺は、史上最強の敵「宿題」と戦っている最中だった。


「やべーよ終わんねぇーよ。明明後日

学校だぞ。まだ国語のワーク1冊と

数学のワーク・・・・・・・・・・・・など

いっぱい残ってるよ。」


か〜な〜し〜みのーむこおえと・・・・・・。


俺の頭の中では、スクール●イズの

悲しみの●こうへが流れていた。


「もうダメだおしまいだ!!!!!!!!!!!!

あっ!!いいこと思いついた。

答え移し!!!!!!・・・・・・

なんて妖術が出来たらな〜。」


「んーゴロゴロ・・・・・・クースピー。」


涼子さんは、俺の布団でのんびりと寝ていた。

寝顔が天使だ。

俺は、答えを丸写しした。


「宿題なんてな

やりゃーいんだよやりゃー!!!!!!!!!!!!」


と発狂しながら宿題やって28時間後。


「ふー、やっと終わった。

我が人生にどうたらこうたら。」


俺は、白くなりながら右手を突き上げて

ガクッと落ちるように寝た。


「んー!!!!!!もう朝??あっ!!もう朝ですよ。

起きてください。」


「えー!?俺まだ5分しか寝てないんだけど!?」


まぁ可愛い子を悲しませる訳には、

いかないな。

と俺の変なプライドが寝させてくれなかった。


「宿題は終わったんですか??」


「え、あっまぁ終わったよ

・・・・・・7分前。」


俺は、コクリコクリとしながら納豆を

かき混ぜていた。

今日は、おばあちゃんは健診で病院に

行っている。


「涼子さん。もうちょっと寝ても良いか?」


「7分しか寝られなれなかったから

仕方ないですね。ぐっすり休んでください。」


涼子さんは、俺がかき混ぜていた納豆を

取り上げて俺に部屋へ行かせた。


「これでゆっくり・・・・・・。」


「やっと寝ましたか。

さて・・・・・・。」


7時間後・・・・・・。


お昼になっていた。

俺は、洗面所に行って冷たい水で眠気を全て

吹き飛ばした。


「改めておはよう。」

・・・・・・。


「あれ?いないのか??」


リビングには、誰もいなかった。


「なにこれ?」


机の上に置き手紙があった。


『公園にいます』


と涼子さんが書いたと思われる置き手紙

だった。

涼子さんが作ったと思われる豚汁を1杯飲んで

家の近くの公園に直行した。


「もぉー遅いです。」


なんか会った時より馴れ馴れしくなった??

まぁ俺は、むしろ嬉しいからいいけど。

涼子さんは頬を膨らまして『んー!!』ていう

感じになっていた。


「ごめんごめん。改めておはよう。」


「もうーおはようございます。」


涼子さんは、怒りながら俺に挨拶をした。


「なんでここにいるんだ??」


「そうですね・・・・・・修行です。

なのであと2時間後に妖界へ行きます。」


俺は、申し訳ないが涼子さんが何を

言っているか分からなかった。

妖界?ナニソレオイシイノ??


「妖界ってなんだ?」


「教えてあげます。

妖界という所は、妖怪が住む世界。

力が全て。弱肉強食の世界。

力哉さんにはその世界の闘技場で

戦ってもらいます。」


「えー!?!?!?!?闘技場で戦って報酬か

何かあるのか??」


何故か心の中で『戦いたい』と思った。

人って(まぁ妖怪じゃないんだけど)


「報酬は多少出ますがこの闘技場の

戦いの別名は『妖怪級審査』と呼ばれて

います。1回でS級妖怪まで上り詰めた

妖怪は3人しかいません。

ちなみにその3人の中に花子さんが

入っています。」


「へぇー。花子さんって強かったんだ。

どうやって勝ったんだ!?」


花子さんが強かったのは予想外だった。

ならば花子さんは妖界で有名妖怪

なんだろうな。

俺は、鉄棒で懸垂をした。


「別に元は強くは無かったらしいですよ。

だけど厠妖怪は、弱いって言われたのが

悔しかったらしいです。そこから100年間

努力したらしいですよ。

そしてS級妖怪に1発でなったらしいです。

これが力哉さんの知る花子さんです。」


俺は、花子さんにこんなにも素晴らしい

エピソードがある事を初めて知った。


「ちなみに私は、A級妖怪です。

あっ!!あと30分で妖界に行きますよ。」


「最後にもう一つ質問いいか?

S級妖怪ってどれくらいの強さなんだ??」


本当は、あと3つくらい質問をしたかったが

時間が無いから質問をひとつに絞った。


「そうですね。

まずは、『妖怪級』に着いて答えましょう。

妖怪級とは、妖怪の強さを表す階級です。

最高級は、ありません。

最低級は、F級で

F級は、人間に毛が生えたくらいの

レベルです。

E級は、鉄砲がほぼ効かないレベルです。

D級は、米軍を一掃できますレベルです。

C級は、この世界を滅亡できる

レベルです。

B級は、地球を10分で破壊できます。

そして私がいるA級はこの宇宙を人間界を

1時間で終わらせられます。

S級は、2秒で人間界をぶち壊せます。」


「・・・・・・で俺は、そこで修行を

するんだ。

強くなりたい妖怪が集まる所で

俺は・・・・・・ワクワクが止まらねぇ!!!!!!」


等々妖界に行く時間になった。


「準備は、よろしいですか?力哉さん。」


「ああ!!!!!!よろしい。」


そしたらいきなり赤い大きな扉が

俺達の前に立ちはだかった。

その扉を開けて入った。


ザワザワザワザワ・・・・・・。


おぞましい姿の者や人間の様な者、

どちらとも言えない者が妖界にいた。

そして入った瞬間、妖怪達の視線が俺を見た。


「力哉さんの妖力に皆さんが注目してます。

少し魔力を抑えましょう。」


「どうやっ・・・・・・はっ!?」


俺は、何故か知っていた。

妖力の抑え方を知っていたのだ。


「流石です。」


「さてと闘技場は、どこだ涼子さん?」


「あそこです。着いてきてください。」


涼子さんが俺の手を掴んで闘技場に走った。














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