人間じゃありませんでした。最強の妖怪でした!!!!!!

こやかず

第1話人間じゃありませんでした。

みんなは、妖怪というものを信じるか?

信じないか?

おっと突然ごめん。

俺の名前は、佐原笑(さはらわ)力哉(りきや)

というよろしくな。

さて君達は、妖怪を信じるとして妖怪を

『怖い物』と思うか?それとも『恐ろしい物』

と思っていないか??

正直俺も生後3年目の時は、思った。

だけど俺の考えは、妖怪も信じなくなり、

怖い物の耐性が着いた時に死んだおばあちゃんの一言で変わった。

それはそれはもう忘れられない出来事の幕開けだったのかもしれない。


俺は、高校1年生の夏休みを

堪能してはいなかった。

毎日家でゴロゴロ。

そんなある日あと余命3ヶ月後のおばあちゃんが俺を急におばあちゃんの部屋に

呼び出された。


「なんだ??おばあちゃんいきなり

呼び出して。」


「わしは、もう長くないじゃろ。」


「まぁ余命3ヶ月だからな。」


俺は、おばあちゃんの目を見て正座をした。

多分おばあちゃんは、真剣だ。


「だから最後にお前に伝えたいことがある。

お前は・・・・・・妖怪なんじゃ。」


「・・・・・・おばあちゃん。病院行こ!!」


俺は、おばあちゃんが真剣におかしい事を

言ってきたので怖くなった。


「力哉!!!!!!頼む信じてくれ。」


「ああ、うん。」


俺は、心を落ち着かせた。

泣き目でおばあちゃんが俺に信じてくれと

言ってきた。


「おばあちゃんなんで俺が妖怪なんだ??」


「お前が妖怪と言うよりか、

わし達の御先祖様が強い妖怪と繋がった

その先祖の血がお前だけ物凄く

強いんじゃ。」


「で?なんの妖怪なの??」


俺は、なんの妖怪かが1番気になった。


「先祖と繋がりのある妖怪は、

『八岐大蛇(ヤマタノオロチ)』 『風神』

『雷神』『妖狐』の4人じゃ。」


「えええっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

八岐大蛇、妖狐って最強の妖怪じゃん!!!!!!

しかも風神雷神ってチートじゃねぇか!!!!!!

なんでそんな事を早く伝えなかったの!?」


俺は、驚きと喜びが混ざりあって

鳥肌が立った。


「わしも最近知ったんじゃ。」


「へぇー。でその妖怪になったところで

何が変わるの??」


妖怪と言われたところで何も出来なかったら

意味無くね!?


「それは、後々分かる。」


「後々ってまぁいいや。」


俺は、おばあちゃんの話を聞き終えて

部屋に戻りベットで横になって昼寝をした。


・・・・・・・・・。

昼寝をするつもりが1日寝てしまった。

俺は、学校に忘れ物をして夏休みの

学校に行った。


「あっ!!妖怪と言えば花子さんだよな。

よしっ!!やってみよう。」


俺は、忘れ物のノートを持ちながら

男子トイレに入った。

そして定番の方法で呼び出してみた。


コンコン×3

「はーなこさん遊びましょ〜。×3」


そしたらトイレの中から『ごとごと』と

誰も入っていないはずのトイレから

が聞こえた。


ガチャッ!!ギィィィィィ!!!!!!!!!!!!


俺は、恐る恐る3番目のトイレの扉を開けた。

そしたらその中から花子さんの典型的な

赤いスカートと白い服を着ていて

ショートヘアーの巨乳美女が座りながら

俺を見つめていた。


「あなたの様な強い妖力を持った人は、初めてです。」


「はい?」


俺は、昨日おばあちゃんが言っていた事を

思い出した。


「あの本物の花子さんですか??」


「いいえ私は、涼子ですが?

花子というのは、私の友達の御先祖の友達の

おばあちゃんのおじいちゃんのお母さん

ですが??」


なんだよその分かりずらい家系図は!!


「涼子さんは、なんで出てきたんですか??」


「ん?そりゃ妖力が高くて最強の妖怪だもん

あなた。」


そんなに褒めるなよ。照れるだろ!!!!!!

美少女に褒められた事がとても嬉しかった。


「とりあえずあなたの

家に住まわせてください。」


「へっ!?まぁいいけど家にはおばあちゃんがいるよ。」


俺は、こんな可愛い子が家に来る事が

嬉しかった。妖怪になってよかった!!!!!!

そしてトイレの涼子さんと校舎を出た。

家に帰る時の道に沢山の美少女、怪物

が蠢(うごめ)いていた。


「ななな、なんだ!?このおぞましい

道は!!!!!!」


町は、妖怪で満ち溢れていた。

だけど俺は、堂々と道のど真ん中を

歩いて帰った。


「そういえば他の人間に涼子さんの

姿は、見えているの??」


「見えてないらしいよ。

だけど見せようと思えば見せられるよ。」


少し斜め後ろを見てみると涼子さんがプカプカと浮いていた。


そして家に帰ってきた。

おばあちゃんが布団で寝ていた。


「じゃあ俺の部屋に上がって。」


2階に上がり俺の部屋を紹介した。


「へーここが最強の妖怪が住む部屋かぁー。」


涼子さんが俺の狭い部屋を飛び回り

ベットに寝た。


「まぁゆっくりしててくれお菓子かなんかを

持ってくるから。」


俺は、ポテチとコーラを持ってきた。

そして俺は、初めてパーティー開けをした。


「あんむ!!」


涼子さんは、ポテチを3枚もって一口で口の中に入れた。


「うまっ!!」


「ほらっ!!コーラで注ぎ込め。」


俺は、すかさずコーラをコップに注いで

涼子さんにコップを渡した。


「うん、分かった。」


ゴクゴクと勢いよく涼子さんは、

コーラを飲んだ。

そして目がキラキラと星のように輝いていた。


「最強の妖怪は、こんなにも美味しい物を食べているのだな。」


なんか勘違いしてる。


「あの俺昨日妖怪だって知ったんだけど。」


「へっ!?そうなんですか??」


ポテチを加えながら俺に驚きの顔で見てきた。


「じゃあ私があなたに妖怪の事について

教えます!!!!!!」


俺は、なんで涼子さんが俺を嫌わないのか

気になった。


「なんで強くもない昨日妖怪だと知った俺に

着いてくるんですか??強い妖怪が好きなんですよね?!」


「私は、強い妖怪も好きだけど。

これから強くなる妖怪も好きなんだ。

しかも君を私が育てれば

有名になれるじゃない。」


俺は、首を縦にゆっくりと振った。


「へ〜。」


「ではまず公園に行きましょう。」


早速始めるのね。


「ああ、いいよ行こ家のすぐ近くに

公園があるそこでいいか??」


「OKです。」


俺達は、家の近くにある人気の少ない

大きな公園に移動した。


「教えると言っても敵が入れば自然と身につくものです。私が妖怪を召喚するので

頑張って倒してください。

多分すぐに力が解放されると思いますよ。」


「マジで?」


早速涼子さんが巨大な骸骨の妖怪

『がしゃどくろ』を召喚した。

そしてがしゃどくろが自分の腕の骨を

投げてきた。


「うわっ危ねぇ!!!!!!」


後ろにちょっと避けようとした時に

物凄く飛んだ。


「あれ?なんかすごい飛んだんだけど!?」


「もう解放されてますよ。」


速!!!!!!

驚いている中がしゃどくろの投げた手が

俺を掴みんだ。


「うわぁーーーー痛!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「そんな!!!!!!痛くないはずですよ。」


俺は、ゆっくりと目を開けて素に帰った。


「あれ?痛くない。ふんっ!!!!!!」


俺は、がしゃどくろの腕を軽々と

吹っ飛ばした。

そして思い切りがしゃどくろに飛びかかった。


「本当に俺は、人間じゃなかったんだな。」


と呟きながらがしゃどくろの顔面にパンチを

入れた。


ズドンッ!!


「俺の最強妖怪ライフの始まりじゃあああ!!」


がしゃどくろの顔面が消滅をした。


「流石です。やはり最強の妖怪でしたね。」


「ありがとう。俺の妖力の解放を

手伝ってくれて。」


俺は、涼子さんと握手をした。


「これからよろしくな。」


「はい!!私もです。」


笑顔でニコッと俺を見た。


そして夕方になり・・・・・・。

町にいる妖怪の数が増えた。

なんか沢山の視線を感じる。


「なんか見つめられてない??」


「ああそれは、あなたの妖力が高いからです。

それで妖怪の女の子達は、あなたに釘付け

でメロメロなんです。」


俺は、妖怪の世界ではイケメンでは無く

強い者がモテるらしい。

だけど女性の場合は、人間と変わらずに

可愛い方がモテるらしい。


「おい!!お前俺と勝負してくれよ。」


「あらっ!!S級妖怪の鬼よ!!!!!!」


俺に赤鬼が喧嘩を売ってきた。

思っていたより小柄でヤンキーの様な顔をしている。


「いいけど。死んでも知らんぞ。」


俺は、一応殺したら嫌なので了承を得た。


「別にいい俺より強い妖怪に殺されたと

思えば本望だ。」


鬼の覚悟は、物凄いものだった。

そしていきなり鬼が殴りかかってきた。

多分昨日までの自分なら見えなかった

速さを俺は、スローモーションのように

見えた。


「しぃぃぃぃぬぇぇぇぇぇ・・・・・・。」


多分すごいパンチなんだろうな。


「俺を舐めるなよ。雷巻波!!」


そしたら鬼が竜巻に包まれてその竜巻の中に

雷が落ちた。勝負は、一瞬で終わった。

俺は、自然と技が出た。


「なんだこれは??」


「それは、あなたの妖術です。」


へー。と俺は、頷いた。

そういえばまだ俺の名前を涼子さんに教えてなかったな。


「俺の名前をまだ教えてなかったな。

俺の名前は、佐原笑 力哉。

改めてよろしくな。」


「はい!!力哉さん。」


俺は、妖界で少し名無しでは、あるが有名に

なった。







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