第158話 魔王さんギリギリセーーーーーーーーフ!!
そういえばオハナがクエストを達成したことで追加された〖半魔〗・〖半獣〗という種族………種族?まぁ種族で良いや、その種族がキャラとして選択できるようになって見た目は人間っぽいプレイヤーさんたちがかなり増えたように思う。
実際に使ってみたわけじゃないから考察から簡単な性能を抜粋すると、
ステータスの伸びはイマイチ。(装備による補正があるからそこは人間側がベースになってる模様)
魔物のスキルも習得可能。(ただ全部を習得できるわけじゃないみたい)
眷属は創れない。
見た目は最初からある程度メイキング可能。
ざっと挙げるとこんな感じかな?
因みにオハナの最初の種族である〖マンドラゴラ〗との〖半魔〗は作成できないらしい。
〖マンドラゴラ〗も魔物な筈なのに、公式から魔物認定されてなくて草生えて花が咲きそうw
「〖マンドラゴラ〗は………なぁ。オハナちゃんが色々とやり過ぎてるせいもあるんじゃねぇかい?」
「もし実装されていたとしても、使用禁止にしてほしいスキルが多すぎて困るわぁ」
「オハナちゃんの下位互換が簡単に出来ちまうって事だからなぁ」
「オハナちゃんは禁止技のデパートですものね」
コテツさんとワヲさんにとても失礼なこと言われたけど、後半部分を聞いて何か納得出来てしまったのでもう何も言えないわ。
こうなったら自ら積極的に名乗っていくべきかしら?
ハイどうも~。禁止技のデパート?らしいオハナです。
う~む………こう言うと反則技ばかり使う悪役レスラーみたいに聞こえちゃうね。
え?そんな遠くない親戚みたいなもの?やかましいわ。
まぁでももし仮に〖マンドラゴラとの半魔〗が実装されたとして、問題なく使用できそうなのが〖毒攻撃〗(※威力微弱、当然羽虫殺しは使えない)くらいしか思いつかないんだよねぇ。
「百歩譲って〖即死攻撃〗(※運を上げても確率は変動せず、命中率激低)ならどうっスか?オハナさんみたく数
あー。それなら確かに実装しても………って、そこまでいくと〖マンドラゴラ〗不憫過ぎない?もうそれ別に実装しなくても良いやってなるよね?
「今の時代は平等が流行りっスからね!」
平等って流行り廃りに左右されるの?それはきっとオハナの知ってる平等とは別の何かだと思うの。
さてさてダンジョン村を創ってから暫く、特段オハナの所に問題は上がって来てないけど放置も良くないよね?って事で足を運んでみる。
「どうせそんなにすぐに人は来ないでしょうから………」
というのはサンガの言。
まずはサーチェとカーマインの二人をじっくり村長として育てようというのがサンガの方針みたい。
サンガがフォローに回ってくれてるから大抵大丈夫だとは思うんだけど、サーチェもカーマインも変に遠慮して言えないだけかもしれないし。
オハナが仕事したのって、ダンジョン村には勇者側の人たちとは関わりたくないって人たちも少なからず居るから広めの居住区とダンジョンに挑んだ人たちが入れる小規模な商業区に分けたぐらいなんだよね。
それもほとんどサンガの指示通りに動いただけだし。
そうそう。居住区に住む人たちの家屋とかは一応ダンジョンの中だからオハナがダンジョンのコストで支払えばすぐに用意できるんだけど、
「頼むから此方から何か報奨を出させてくれ!!」
とか魔王さんが切実に言うもんだから、資材とか諸々全部を丸投げしたんだけど………どういう訳かすごく喜んでたなぁ。
もしかして魔王さんの方でも彼らの為に何かしたっていう実績が欲しかったのかな?「これで反逆の芽が――――――」とか言ってたような気がするし、魔王さんも気にしなきゃいけないことが多くて大変だねぇ。
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