第17話 オハナ眷属による自動レベルアップ
メーベルコルテに進化してから、可能な限りログインし続けて眷属たちと共にレベル上げを敢行した。
聖鋼蝶とカエル、そして周辺をうろついていた冒険者に犠牲になってもらった。
そのおかげで――――――……。
プレイヤー名 オハナ
種族 メーベルコルテ
レベル12 HP78/78
MP157/157
筋力:E+ 敏捷性:F 魔力:B
知力:B 防御力:D- 運:A
状態
スキル 黄泉地への叫び:S
光合成:S+
聖属性耐性:C
毒攻撃:A
吸収攻撃:C+
吸収攻撃無効
成長促進:EX
眷属使役(5/5)
眷属射出攻撃:改
狙撃
狂宴の主催者
うんうん、そこそこ強くなったんじゃないかな?
他の魔物プレイヤーさんと比べた事がないからよくわかんないけど…………。
スキルの成長も進んでかなり頼もしくなりましたよ。
進化したメーベルコルテの見た目はメルバイトの頃とあまり変わらない。
蔓に薔薇のような棘が生えて来たのと、花の色が紫じゃなくて深紅に変わっただけ。
最初の頃は自爆攻撃オンリー!?とか嘆いて絶望してたのが懐かしくも恥ずかしい。
眷属も1号~5号まで増え、1号と2号はマンドラゴラZから更に上位のウッドパペットとマンドラナイトに進化させた。
1号はもう人型になっていた、だけど顔の造形は相変わらずだし、関節なんかは球体の人形のようなもの。
時折関節をぐるぐる回しては身体の一部を何処かに飛ばしている。
オハナの眷属1
種族 ウッドパペット
レベル10 HP31/31
MP57/57
筋力:C 敏捷性:C 魔力:D
知力:E+ 防御力:E 運:D+
状態 HP・MP継続回復フィールド
スキル 黄泉地への誘い:D
光合成:B
聖属性耐性:E
成長促進:E
不吉な踊り:D
弱くなってない?と思うなかれ、実際ステータス的には弱いと思う。
だけど〖不吉な踊り〗というスキルが良い仕事をしてくれる…………ハズ。
〖不吉な踊り〗
自分を中心とした広範囲に一時的に敏捷性・運を下降させるフィールドを展開する。
踊り続けている限り効果は持続する。
1号が居てくれるだけで、相手の敏捷性が下がり運も悪くなり、こっちの攻撃が良く当たるようになるというもの。
オハナの眷属2
種族 マンドラナイト
レベル11 HP94/94
MP27/27
筋力:B 敏捷性:D 魔力:C-
知力:E 防御力:B 運:D
状態 毒ダメージフィールド
スキル 黄泉地への誘い:D+
光合成:B
聖属性耐性:E
根力強化
成長促進:E+
かばう
ブレイク:E
こっちが2号のステータス。
試しに〖毒攻撃〗を組み込んでみたら、案外悪くない―――――寧ろ良い感じ。
聖鋼蝶なんかはもう2号のこのフィールドに入った瞬間に死ぬレベルだ。
見た目はマンドラゴラZよりも一回り大きいくらいで、腕(のような根っこ)が生えている。
体当たりだけじゃなくて、その腕で叩いたりも出来る様になった。
そしてナイトって名前に相応しく、〖かばう〗というスキルを得た。
名前の通り、他の対象への攻撃の身代わりになるというスキル。
2号はそのステータスからもわかる様に完全に盾性能だ。
〖ブレイク〗っていう攻撃スキルも得た。
これは敵が何かを装備していた場合、その装備品を破壊するというもの。
〖破壊不可〗がついた装備品なんかは壊せないし、確実に壊せるわけじゃなくてスキルレベルに依存だけど、1号のデバフでちょっとでも成功率上げられたら良いな~くらいには思ってる。
3号はメルバイトに進化させている。
マンドラゴラZよりも進化に必要なレベルが高いから、その分必要経験値も多くなってまだ進化できてない状態だった。
オハナの眷属3
種族 メルバイト
レベル26 HP46/46
MP72/72
筋力:E- 敏捷性:F- 魔力:D+
知力:D+ 防御力:F- 運:C
状態 吸収攻撃フィールド
スキル 黄泉地への叫び:B+
光合成:A
聖属性耐性:E
毒攻撃:D
成長促進:D
眷属使役(3/3)
眷属射出攻撃:改
さすがにオハナが操作して狙い撃ち出来るわけじゃないから狙撃は獲得しなかった。
だけど〖眷属射出攻撃:改〗は修得できたからオハナ的には大満足だ。
有るのと無いのとでは大違いだもんね?
1号~3号はもうオハナの主力として、常に傍に居てもらっている状態。
オハナが何もしなくてもこの三人が自動的に経験値を稼いでくれるようになった。
冒頭のレベル上げも、実はほとんどの経験値をこの三人が貢いでくれていた。
4号と5号は3号と同じくメルバイトにするつもりなので、まだマンドラゴラのままで待機、日頃は光合成ノルマが終わったらすぐに引っ込んでもらっている。
まぁぶっちゃけ弾丸要員、文字通りの鉄砲玉になってもらってる。
さぁ準備は整った――――――気はしないけど、出来ることは出来るだけやった。
初めて参加するイベントに、自然とワクワクしている自分に気付く。
その気持ちの懐かしさに、俺は自然と笑みをこぼす。
祭りの前の高揚感、そんな気持ちに突き動かされて、
明日は宜しく――――――。
頼もしくなった眷属たちに、らしくもなく心の中で呟いた。
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