第14話 眷属射出攻撃:改で遊ぼう
予想外の展開だったけど、オハナに飛び道具が出来たのは心強い。
何故かって?それはオハナに寄って来る聖鋼蝶を狙うカエルを撃退できるからだ。
カエルは全員一匹残らず、駆逐してやる!!(システム的に無理)
――――――というわけで、先ほど得たばかりの〖眷属射出攻撃:改〗と〖狙撃〗についての説明文を読んでみる事にした。
〖眷属射出攻撃〗
眷属を射出して攻撃する。
”改”が付けば、様々な効果を付与することが出来る。
〖狙撃〗
遠距離攻撃時の命中率とクリティカル発生率が上昇する。
上昇量は運のステータスランクによって変動する。
〖狙撃〗の効果が地味にオハナの育成方針とマッチしてる。
そして更に気になってしまったのは、眷属射出攻撃の説明文――――――様々な効果を付与することが出来る、だ。
カスタムできるって事?だから改なのか?
オハナの飛び道具運用の為に、何とか眷属射出攻撃のカスタマイズが出来る画面へと移行する。
滅多にしないヘルプを熟読する――――――要するに、オハナが取得したスキルと眷属射出攻撃を掛け合わせて色んな効果を持った弾丸(種)を創りましょうという事らしかった。
そして今現在オハナの眷属射出攻撃に付与されているのは、〖黄泉地への叫び〗。
つまりは即死攻撃ですよ。
あとは攻撃系では毒攻撃が可能みたいだ。
不思議な事に〖光合成〗や〖聖属性耐性〗とも掛け合わせることが出来るみたいだ。
試しに〖光合成〗で創ってカエルに撃ってみた。
変わらずカエルはミンチになったんだけど、違っていたのはその後だった。
なんとマンドラゴラが生えて来た。
眷属射出攻撃によって使用された眷属弾は対象と接触(着弾)した時点で死亡判定のはずなのに、何故かカエルがミンチに変わった辺りから急速に成長したマンドラゴラ、けど驚いたのはそれだけじゃなかった。
オハナのHPとMPが徐々にだけど回復されているのだ。
意味が分からなくて、現れたマンドラゴラのステータスを確認すると、
オハナの眷属2
種族 マンドラゴラ
レベル1 HP1/1
MP5/5
筋力:G- 敏捷性:G- 魔力:F-
知力:F- 防御力:G- 運:F
状態 HP・MP継続回復フィールド
スキル 黄泉地への叫び:D
光合成:B
状態の部分に〖HP・MP継続回復フィールド〗というものが付与されていた。
えぇっと…………これはつまり、オハナの眷属射出攻撃の効果って事で良いんだよね?
最初の眷属にはそんなの付与されていなかったし…………。
微量ながら回復してくれている癒し系マンドラゴラ、今はオハナのHPもMPも満タンだから恩恵が判り辛いけど、この先戦闘になった場合きっと活躍してくれる事だろう。
ところで――――――…………これの効果時間っていつまでなんだろう?
まだまだオハナを回復してくれる健気?な眷属マンドラゴラ二号、まさかこれってこの二号がやられない限り永続じゃないよね?
もしそうなら便利すぎるでしょ?
……………どんどんとオハナが相手にしたくない系のウザモンスターになって行ってる気がした。
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