第25話:ラストバトル

ユウナ・アスファルトです。ヒミコさん、ユウキさん、アランさんと合流し、今はパイソン(大蛇)と戦っています!


【ユウキ・イマール】

「これでもくらえ!」


再びダイナマイトに火をつけ、大蛇に投げつけた


【パイソン(大蛇)】

「フン。」


大蛇は避け、後ろで爆発した


【ユウキ・イマール】

「やべ。」


ユウキさんは一目散に逃亡、それを追う大蛇!


【ユウキ・イマール】

「何とかしてくれ!」


【アラン・レクサス】

「そこをどけ!」


【ユウキ・イマール】

「くっ!」


アランさんがガス弾を投げつけ、ガスが噴射した


【パイソン(大蛇)】

「ゲホ、ゲホ、ゲホ!」


大蛇は咳込み、その隙にアランさんはユウキさんを救出した


【ユウナ・アスファルト】

「好機!」


私はマリーの神槍を発動させ、大蛇に投げつけたが、大蛇は間一髪で避けた


【ヒミコ・イマール】

「おしい!」


すると大蛇はこちらに目をつけ、突撃してきた


【ユウナ・アスファルト】

「やばい!こっちに来た!」


私はヒミコさんと一緒に逃げた。大蛇が私たちを追いかけてきた


【ヒミコ・イマール】

「ユウナ様、私が囮になります。どうかその隙に。」


【ユウナ・アスファルト】

「何を言ってるの!もう私は誰も死なせないんだから!」


もう誰も死なせない!死んでいった人たちのためにも!私たちは必死で逃げたが、そこは行き止まりだった。そこに大蛇が追いついた


【パイソン(大蛇)】

「グルルルルルル。」


大蛇は私たちを睨み付け、威嚇してきた


【ユウナ・アスファルト】

「くっ!」


私はマリーの神槍を構えた


【パイソン(大蛇)】

「ゴオオオオオオオオ!」


大蛇が口から火を吹いた次の瞬間、マリーの神槍が光った


【パイソン(大蛇)】

「グオ!」


【ユウナ・アスファルト】

「な、何!」


【ヒミコ・イマール】

「槍が光った!」


マリーの神槍の発する光が強くなっていき、大蛇の火をかき消し、辺りを照らした


【パイソン(大蛇)】

「グオオオ。」


大蛇は火を吹くのを辞め、距離を取るように後退した。やがて光が弱くなっていき・・・・


【ユウナ・アスファルト】

「ん、何が・・・あっ!」


私の手にはマリーの神槍がなかった。そのかわりに目の前にある人物が姿を現した、そして私たちの方を振り向き・・・・


【マリー・ブライド】

「待たせたわね、ユウナ。」


【ユウナ・アスファルト】

「マリー様!」


マリーの神槍が救国の聖女、マリー・ブライドに姿を変えて現れたのだ


【ヒミコ・イマール】

「この御方が救国の聖女様!」


【マリー・ブライド】

「貴方もよく頑張ったわね。」


マリー様はヒミコさんの頭を撫でながら笑顔で答えた。そこへユウキさんとアランさんが駆け付けた


【ユウキ・イマール】

「無事か!ユウナ様、姉ちゃん、それと誰?」


【アラン・レクサス】

「敵ではないようだが。」


大蛇はマリー様の姿を見て・・・・


【パイソン(大蛇)】

「キサマハ!」


【マリー・ブライド】

「兄さん、邪神、決着をつけましょう!」


そういうとマリー様は深呼吸をし、口から突風を吹いた


【パイソン(大蛇)】

「グオオオオオオオ!」


大蛇は一瞬のうちに吹き飛んだ


【ユウナ・アスファルト】

「す、すごい。」


【ヒミコ・イマール】

「さすが救国の聖女様!すごいです!」


【ユウキ・イマール】

「救国の聖女ってまさか!」


【アラン・レクサス】

「あの御方が!」


私たちは救国の聖女の力を目の当たりにした


【マリー・ブライド】

「ユウナ、時がきたわ!私と貴方の力で邪神を倒すわよ!」


【ユウナ・アスファルト】

「はい、マリー様!」


【ヒミコ&ユウキ&アラン】

「すいません、私(俺)たちも忘れないでください!」


【マリー・ブライド】

「そうね、みんなで戦いましょう!」


私たちは大蛇が吹き飛んだ場所へと移動した


【パイソン(大蛇)】

「グッ、キサマラ!」


大蛇は私たちを睨み付けた


【マリー・ブライド】

「みんな、行くわよ!」


【ユウナ&ヒミコ&ユウキ&アラン】

「はい!」


【パイソン(大蛇)】

「ゴオオオオオオオ!」


大蛇は再び、火を吹いた


【マリー・ブライド】

「はあっ!」


マリーの掌から光線を放ち、火と光線がぶつかり合った!実力は互角である


【マリー・ブライド】

「みんな、散って!」


私たちはマリー様の指示で散らばった。火と光線が爆発し、辺り一面を吹き飛ばした


【ユウナ&ヒミコ&ユウキ&アラン】

「うわああああああ!」


私たち4人は吹き飛ばされたが何とか受け身を取れた


【ユウキ・イマール】

「最後のダイナマイトだ!」


ユウキさんはダイナマイトに火をつけ、大蛇に向けて投げ、そして爆発した


【パイソン(大蛇)】

「グアアアアアアア!」


火傷を負った大蛇はユウキさんに向かって火を吹いた


【ユウキ・イマール】

「おっと、あぶねえ!」


ユウキさんは辛うじて避け、次にアランさんが大蛇の尻尾部分に双剣を突き刺し、そのまま地面に刺さった


【パイソン(大蛇)】

「ギャアアアアアア!」


【アラン・レクサス】

「そこで立ってろ!」


大蛇は双剣によって身動きが取れず、次にヒミコさんが大量のガス弾を投げつけた


【ヒミコ・イマール】

「これでもくらいな!」


大量のガス弾で大蛇は咳込み、辺り一面が煙で覆っていた


【パイソン(大蛇)】

「ゴアアアアアアアア!」


大蛇は辺り一面に火を吹き、ある物体が大蛇の背後に迫った


【パイソン(大蛇)】

「ゴアアアアアアアア!」


大蛇の背後に火を吹いたが、それはただの骸骨兵士の石造だった


【パイソン(大蛇)】

「グオ!」


大蛇が焼いたのは骸骨兵士の石造であることに驚いた。そして大蛇の後ろにはユウナがマリーの神槍を構えた


【ユウナ・アスファルト】

「おりゃああああああ!」


大蛇の隙をつき、ユウナがマリーの神槍を投げつけた


【パイソン(大蛇)】

「フン。」


大蛇が避けた瞬間・・・・マリーの神槍が方向転換した


【パイソン(大蛇)】

「グオ!」


そのまま、大蛇の額のパイソンの顔にマリーの神槍が突き刺さった


【パイソン(大蛇)】

「ギャアアアアアアア!」


マリーの神槍に刺さった大蛇は断末魔を上げた


【ユウナ・アスファルト】

「パイソンから離れろ邪神!お前の軍隊も一緒に地獄へ行け!」


私がそういった瞬間、マリーの神槍が光り、大蛇を包み込んだ


【邪神】

「ソンナバカナ!」


邪神とパイソンが切り離された。そこにマリー様が現れ、パイソンを受け止めた


【邪神】

「グアアアアアアアア!」


邪神は光に包まれ、そのまま消滅した


【ユウナ・アスファルト】

「よっしゃあああああああ!」


私はガッツポーズを取った。私はマリー様を向くと、マリー様とパイソンが会話をしていた


【マリー・ブライド】

「兄さん、やっと会えたね。」


【パイソン】

「マリー、俺は悪い夢をみていたようだ。お前にも苦労をかけて、すまなかった。」


【マリー・ブライド】

「いいのよ、こうして再会できたんだから。」


【パイソン】

「マリー。」


二人の会話が終わり、マリー様とパイソンは私たちの方を向いた


【マリー・ブライド】

「ありがとう、みんなのおかげで兄さんと会えて、邪神も退治することができたわ。」


【パイソン】

「みんなには迷惑をかけた、本当にすまなかった。そしてありがとう。」


【ヒミコ・イマール】

「いいんですよ。マリー様、パイソンさん!」


【ユウキ・イマール】

「兄妹の感動の再会ができて良かったっすね。」


【アラン・レクサス】

「うん。」


【ユウナ・アスファルト】

「マリー様、パイソンさん、どうかお元気で!」


マリー様とパイソンさんは微笑み、そのまま光となって空へ飛んで行った





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