第8話
しばらく何も答えられなかった私にダイキのお母さんが言った
「○○病院に来てください」
私はよくわからない感情のまま病院に急いだ
そんなはずない。
これは悪い夢だ。
ダイキは私とケンカした仕返しにウソをついてるんだ。
自分に言い聞かせてた。
30分くらいして病院につくとダイキの友達、
カズが病院の前に立ってた
私「カズ?」
私がそういうとカズは小さな声で
「406号室だよ」と言った
私は返事もせず406号室に走った
病室に着くとそこにはダイキの両親がいて、兄弟がいて
ベットにはダイキが傷だらけの顔で寝てた
私「ダイキ…?ごめんね、本当にごめんね…
謝るから、二度と一人にしないから起きて…
いつも私が呼ぶとすぐに返事してくれるのに、なんで今日は寝たままなの?」
私はそう言いながら泣き叫んでた
体はまだ少し体温があって
でも全然起きてくれなくて…
私はずっと泣き叫んでた
起きてよ…
置いていかないで
何度叫んだか分からない。
ただその時は信じたくないという気持ちでいっぱいだった
どれくらい時間が経っただろう
私は気づいたら病院の外で一人座って泣いてた
そこにダイキのお母さんが来て私に手渡したのは
箱にたくさんの血がついたダイキから私へのプレゼントだった。
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