第5話
記念日当日、
バイトが思ったより長引いてしまった私はダイキに連絡する余裕もなかった
約束の時間に遅れそうで焦ってた私は
バイトでミスをしてしまいバイト終わりに店長に30分も怒られてしまった。
結局ダイキの家に着いたのは約束の時間を二時間も過ぎた時
私は申し訳なさと店長に怒られたことで落ち込んでいて正直気分は下がってた。
ダイキにはきちんと謝ろう。
そう思って私はダイキの家に入った
私「ただいま。ごめん遅れ・・」
私がすべて言う前にダイキが私の話を遮った
ダイキ「今日特別な日にしようって言ったのになんでこんなに遅いの。」
私「ごめんバイトが長引いて」
ダイキ「連絡も出来ない?俺本当に心配したんだよ?」
私「連絡する余裕もなかった・・」
ダイキ「待ってる俺に連絡出来ないほどユナにとってどうでもいい日なんだね」
怒った口調でそう言ったダイキに私は腹が立った。
私だって早く会いたかった
早くバイト終わりたかった
ここに向かうときも申し訳ない気持ちでいっぱいだったのに。
私「なにその言い方。ごめんって言ってるじゃん。」
ダイキ「もう記念日終わりそうだし色々準備してたのに」
私「だからごめんって」
つい怒った口調で言ってしまった
ダイキはいつもそんなことで怒るタイプじゃない
だからこそ余計に苛立ってしまった
多分あの時の私はダイキがいることが当たり前で、いてくれるありがたみを忘れてた
時間を戻せるなら・・
何度そう思ったか分からないほど願った
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