第二章 2
二
蝦夷では、小麦、トウモロコシ、馬鈴薯、人参が、大量に穫れた。
ロシア、ヨーロッパで、好まれるものである。
(いずれは、そちらに売る)
試しに、商人隊に、カフカス山脈の麓の国々に廉価で売った。
商船で、ペルシャ湾に入り、陸路で、カフカス山脈の麓まで行ったのである。
これには、各民族が喜んだ。
世界的に、飢饉なのである。
どれもが、飛ぶようにうれた。
勿論、鳳国の名を目一杯、宣伝させてきた。
東海党と風魔が、随行していた。
チベットや、ウイグルにも、供与した。
日本では、自家消費の菜園で、造っているものである。
幸村は大阪城にいる。
小部屋に、十兵衛を呼んだ。
シベリア、カザフスタンと、カスピ海、黒海の地図が、広げてあった。
「今、武蔵は、この広大な、シベリアに、取りかかっている。誰が考えても、一人では無理だ。武蔵の考えでは、まず、このカスピ海と、黒海の間に、運河を引く黒海に入ってしまえば、先ずは、マルマラ海にでる。それには、ボスボラス海峡を、渡らなければ、ならない。両岸を握っているのは、トルコだ。イスタンブールという、大きな街だ。このマルマラ海にでたあとに、ダーダネルス海峡がある。ここを出でエーゲ海にでる、その先は、小さな島が沢山あるがどうということはない。そして地中海だ。ヨーロッパだよ。実はトルコのボスボラス海峡の西側はヨーロッパで、東側はアジアなのだ。要は黒海に、鳳国軍の鉄艦の戦艦隊の、旗が立つと、ロシアは震え上がる」
「なるほど。問題は、カスピ海と黒海をどう繋ぐかですね」
「すでに、川は、流れている。しかし、細くて、浅い。それを、戦艦が通れるように」
「運河を造る」
「だが、小さな民族国家が、ごちゃごちゃとあって、ややこしい。こ焦らせたら、今後のこともあるので、面倒なことに成るので、懐柔策しかない。カフカス山脈の南側にあるので、工事をやっているのは、ロシアからは、見えない。で、前もって、造船所や、木工所、その他の工場を造って、働き場所を、カザフスタンのカスピ海沿岸に造る。労働者はややこしい、民族の者たちや、カザフスタンの者たちを使う。日銭が稼げる。カザフスタンに市場を造る。小麦、馬鈴薯、トウモロコシ、人参、キャベツ、鍋釜の台所用品、服、靴、服靴は仕入れて、売れ、現地の商人が、場所を貸してくれと言ってきた、みっけ物だ。そこは、商人隊にやらせる。ともかく、食い物がない、牛、羊は良いが、豚は、宗教上の理由で食わない。カザフスタンで上手くいったら、アゼルバイジャンやアルメニアにも市場を造っていく。その当たりは、商人隊が上手くやるだろう」
「問題は、シベリアを横断する、川と運河だな」
「それは、こちらの地図だ。上手く川を、辿れば、細いところを拡幅し、川底を深くする。場合によっては、川を堰き止めて、工事をする。武蔵と松井を呼んである」
二人が入ってきた。幸村が、
「概略は説明した」
と言ったときに、のっそりと孫一が、入ってきた。
「俺は要らないか」
「いる」と幸村が言った。
「多分、造船所や、鉄工所、を造るんだろ」
「まだ、早すぎないか」
「カザフスタンに造るなら、遠慮は要らない。早い仕事の方が、敵はビビる。同時進行で、陸路で運んでも、牛、羊、小麦、馬鈴薯、人参、スパイス類、それに、陸稲だ、古米が、余っているそうだ。売れ売れ、どうせ安く売ったり、援助物資が必要だろう。奴隷だった黒人たちが、体が回復した。少し鍛えて、畑仕事をさせている。カフカス山脈の麓の国なら、日本人が動き回るより、黒人の方が怪しまれない」
「拙者も、そう思って、蝦夷と、北蝦夷で、越冬訓練をさせている。伊賀、甲賀に忍びの技を習わせたり、語学もロシア語を懸命に学習させている。約五百人ずつな」
「道理で黒人の数が少ないな、と思った」
と孫一が言って、
「本当に手が早い。武蔵までが、確りと、先読みしている」
「北方手当を、本給の倍だしたら、工兵、農兵も、たんと集まってきた」
「うーん。給金で、釣り上げたか」
「もう越冬経験も何度かさせている。衣服も、どんどん改良してもらっている。全員に肉を食わせている。体力がなくては、厳寒では持たん。孫一も肉を食え」
「もう、食っているわ」
「武蔵将軍。カザフスタンにも川がありますが」
十兵衛がいった。
「拙者もそれを考えた。しかし、将来のことを考えると、オビ川、エニセイ川、レナ川の三本の縦の川は、軍事的にも、産業的にも、がっちりとした物を造っといた方が良い。この三本と横断の川が、必ず役に立つ。四本の川沿いに、四間幅以上の道と道沿いに長城を造り、長城の壁を利用して、兵舎、倉庫、馬小屋などを造る。我々の越冬訓練を侮って掛かり。厳冬で、音を上げるのを待っているのだ。そこで、敗北したら、色々なものが、音を立てて崩れる。十兵衛。なぜか、判るか。ロシアとヨーロッパは親戚だ。いつでも、手を組む用意は出来ている。ヨーロッパは、海戦の仇を、陸で取ろうとしている。弱みを見せたら、牙をむいてくるぞ。それをさせないための、黒海から、地中海への、もう、一つの経路ではないのか。おためこかしは、通用しない。シベリアもがっちり。地中海もがっちりと固められたら、ロシアも、ヨーロッパも手はだせない。オビ川とエニセイ川の間を西シベリア、エニセイ川と、レナ川の間を中央シベリア。レナ川から東を東シベリアとする。それとカザフスタンだ。
拙者はシベリアで手一杯だ。カザフスタンは、十兵衛しっかりたのむぞ。十兵衛を貸せと言ったのは、拙者の注文だ」
「その十兵衛を助立ちしてやれと言ったのは、儂だ。孫一にな」
「そうことで、ござったか」
「造船所や、いろいろな工場を造る。地質班、農業班、動物班、鉱山班をすでに調査に向かわせている。なんとか、ミンクの、養殖をしたい」
「鉱山班の反応が、一番早かった。金、銀、銅、鉄、石炭、雲母、石英、石灰、」
「燃料は、石炭でしょうが、完全に燃やしてくれますと、その灰は、モルタル、コンクリートの、原料に成るのが、判りました。貝殻も、燃やせば、モルタルの原料になります」
「なんと、無駄のない話だな、宝の山だそうだ。これらのための高炉が、必要になってくる。鋳造所、冶金工場、木工所、製材所、製紙場、まだまだ室内で出来る仕事はたくさんある」
松井が言った言葉に、孫一が応じていった。
「早急に必要なのが、先般ご説明した、コンクリートブロックです。濡れているうちに、室外にだしたら、霜にやられてダメです。大きな乾燥場が必要です。カザフスタンの、南の方なら大丈夫かなと、思いますが。それと、砂が必要です。海砂は塩分を含んでいるのでだめです。ウイグルとモンゴルに、ゴビ砂漠がありますが、塩分の検査をしてみる必要があります。両方とも大丈夫となったら、助かります。それと大量の土嚢袋が必要です。それとルーフィング、厚紙にタールを両面に塗り、砂を吹き掛けた物です。土の上に被せます。防水効果があるのです。そして、防弾ガラスを入れて、これは敵からの防御に使います。ここに、コンクリートブロックを積み重ねます。鉄骨と、鉄筋を入れます。その上から。接着剤として、モルタルを塗り込んで、外面はおわりですが、内壁は、暖房効果のために、土の上から型枠で、モルタルを、流し込んで行きます。乾いたら内壁を丸太で組んでゆきます。丸太と、丸太の間には苔をはさみこんでいきます。そして丸太とモルタルの間に。布団を入れてゆきます。ガチョウの羽の布団が良いです。このあいだに温水の管を何本か通します。そして床にオンドル。丸太の上に毛皮を張ります」
「武蔵。これなら完璧だぞ」
「越冬してみなければ、判らぬ」
試験で北蝦夷に、松井方式の壁で小屋を建てさせた。
外側からバルカン銃で撃ってみた。
びくとも、しなかった。中は厳冬なのに春のような室内であった。
「武蔵が、よし、これで行こう」
と、言って決定をくだした。
*
ひとたび、工事を開始いたら、松井副将軍も、内田副将軍も猛烈な勢いで作業を開始しだした。
二十四時間、三交代制で、作業を開始した。
先ずは、シベリア横断運河を完成させた。
松井も、内田も乗馬すがたで、手に竹篦を持ち、工事の指図をして廻った。
牛、馬、シベリア犬を、目一杯使って、たちまちにのうちに、護岸工事から川の拡幅から、浚渫、場合によっては、水を堰き止めて、川幅の拡張や、深さを深くした。
見る間にシベリア横断運河が開設した。
(こんな、土木軍を持っている国は、強いのにきまっている)
と、十兵衛は思った。
さらに、縦の三本の川も、上流を太く深くしていった
いずれも横断運河に接続していた。
これで、四本の川に艦隊が巡航できるようになった。
戦艦に、守らせて商船団が、カスピ海に入った。
商船団は、何棟もたてられた、蔵の中に、豊富な、商品を、収納していった。
やがて、それらの商品を、少しずつ販売していった。
商人隊の仕事である。
その近辺には、東海党、雑賀、伊賀甲賀、の忍びが、町の人々の、様子を、それとなく、窺っていた。
カザフスタンの市場だけではなく、アゼルバイジャンや、アルメニアにも、市場を作って、くれたんだから、そちらにも商品を、出してくれたら良いのにね、と言う声が聞こえてきた。
商品を運ぶのに、陸路を、荷車で運んでいたら、沢山は運べないわね、と言う声が満ちてきた。
対照的に、カザフスタンの市場には、物があふれていた。
小麦も、陸稲も食牛も、羊も、生きたままで、柵に囲ってあった。
商品で、あふれていた。
アゼルバイジャンや、アルメニアの、役人が、市場の世話役に、交渉にきた。
「どうして、我々のところには、商品がこないんだ」
「それは誤解ですよ。荷車で引いていくのでは、限界がありますから・・・運河でも、黒海に通せば、船で運べますけど。川があるんですから、その幅と深さを深く、広くすれば良いんですよ。」
「そうしたいが、その資金がない」
「鳳大帝国に頼んでみたら、どうですか? 何なら、偉いさんに、頼んであげましょうか?」
「え? 本当ですか」
というので、
「困っているのを、助けるのは人の道です」
というので運河の工事が始まった。
工事は、猛烈な速度で、始まった。
あれよという間に立派な、運河が開通した。
戦艦に守られて、商船が何隻も黒海に入った。
市場に、商品が山のように積まれた。
小麦、陸稲、トウモロコシ、馬鈴薯、牛、羊、鶏、人参、くだもの、なべ、かま、布地、スパイス類、なんでもあった。
しかし、今度はお金がないとなった。
「だったら、近く造船所やいろいろな、工場や作業場が出来て、人を募集するらしいよ。働くところが、ないんでしょう。行ってご覧なさい」
というので、鳳大帝国様々になった。
賃金も高賃金であったので、大勢が詰めかけた。
その金は、市場に落ちた。
商船に混じって、大中小の船艦が、黒海に入った。それが毎日。
であったので、いつの間にか、五個師団になっていた。
カスピ海にも五個師団が、浮かんでいた。
オビ川とエニセイ川。レナ川にも浮かび、横断運河には、大小の戦艦、戦闘艇が入り戦闘艇は、支流の殆どに入り込んでいた。
詳細な地図がつくられていった。
商船があらゆる商品をはこんでは、次々にたてられる、倉庫や、蔵を満杯にしていった。
金蔵も建てられて、金貨や、インゴットもびっしりと入っていた。
軍資金であった。
あるとき、シベリア、カザフスタン、カスピ海、黒海に、鳳大帝国の旗が、一斉に挙げられたのであった。
*
ボスボラス海峡とダーダネルス海峡がある。
この二つの海峡をでると、エーゲ海にでる。
そして、地中海に出た。
三艦隊である。強襲揚陸艦もはいっていた。
商船が二個艦船したがっていた。
ヨーロッパにも食料がなかった。
先ずイタリアとフランスに、行った。
「鳳大帝国であるが、交易にきた」
清水将監と愛洲彦九郎提督の船である。
フランスのマルセイユに、寄港したのである。
フランス側の慌てようは、滑稽なほどであった。
江戸屋が、交渉したが、慌てていて交渉にならなかった。
それは、黒光りのする巨砲四門の戦艦軍が控えているのである。
慌てるなと言うほうが、無理であった。
マルセイユは地中海に面した。魚介料理の有名な町である。
政治的な町ではない。
役人が、馬を飛ばしてパリに向かった。
今度はパリの役所が、暗闇鍋を、ひっくり返したような騒ぎになった。
「どうしたら、良いのだ?」
この場合、誰でもが、そうなるだろう。
報告が上役に、どんどん、上がっていく。
上役にも、手に負えなかった。
結局、首相にゆき、大統領のところにまで、いった。
大統領は、「私は、政務多忙で会えない、となった。
「で、何が希望なのだ?」
「交易をしたいと、いっています」
「商売なのだな?」
「はい」
「それを先に言え」
「はい」
「したら良いではないか」
「わかりました」
と役人は、とんぼ返りをして、
「交易をしてよい」
となったのである。
商船が何隻かが、桟橋につけられて、友好的に、商談を進めていった。
矢張り小麦が、魅力であった。
ヨーロッパ全体が、気候の不順と、農業人口の減少で、思ったように、収穫がないのである。
幸村が、農業改革を、する前の日本と同じで、農村の身分格差が酷くて、地主と、農奴に分かれていて、農奴は奴隷であった。
かれらが、食べるものが、なかったのである。
ごく自然に、農業構造の歪みから、農奴たちの、やる気がなくなり、その地から、離村者がふえて、村自体が立ちゆかなく成っていたのである。
これでは、食料危機が来るのが当然であった。
その分を、輸入で、補っていたのであったが、鳳大帝国のとの海戦以降、輸入が廻らなくなっていたのであった。
これでは、各階層にも、食料不足は、危機ともいえる、ものになっていった。絶対多数が、足りていないのである。
穀類の不足は、目を覆うものがあった。
そこへ、地中海から、鳳大帝国からの、商船が複数隻で、食料や他の商品も積んで、交易に、やってきたのである。
これは、天の助けとしか思えなかった。
その船も、何枚もの帆を張っていた。
船艦などは、七本ものマストを立てていた。
そこに、黒々とした巨砲を前面に、四門、スターンに二門、左右に小型ではあるが、四門ずつの大砲を、装備していた。
そうした、大中小、の戦艦軍に守られて、七本マストの商船が、無数にやってきたのである。その船の腹の中には、多くの商品が、入っているのに違いなかった。
港には、続々と人が集まって来ていた。
やがて、桟橋に商品が、降ろされ始めた。
まだ粉にしていない小麦や、粉にしてある小麦もあった。
陸稲もあった。
陸稲を米粉にしてあるものもあった。
コーンや、トウモロコシのままのものもあった。
馬鈴薯もある。人参もある。キャベツや、ほうれん草もあった。
こうした野菜類は、幸村は、工兵の非番の日に耕作をさせて、成ったものを、買い上げて、やったのである。
葉物野菜は、日もちがしないので、現地で耕作するほかは、なかった。
そして、カザフスタンでは、どんな物が、育つのかを、実験していたのであった。
土壌に苦土石灰を蒔き、酸性から、アルカリ性に近い、弱酸性にして、十日ほどしてから、元肥をやって、化学肥料も加えさせた。
カザフスタンの大地は、広大であった。
田中長七兵衛の部下たちも、農業に、相当に精通してきていた。
彼らに命じて、幸村なりに、現地を把握しようと、努めていたのであった。
それが、キャベツ、ほうれん草、グロッコリー、茄子、キュウリ、ピーマン、大豆、などであった。
マルセイユの者たちは、そんな新鮮野菜まであるというので、びっくりしていた。
牛や、羊、鶏、家鴨も、生きているものから、すでに肉に加工してある物までが用意されてあった。
ハム、ベーコン、ソーセージなどの燻製加工品もあった。
マルセイユでは、魚介は、豊富にあったので、逆に大量に仕入れて、水夫や、将兵の食料にした。
胡椒、丁字、ナツメッグ、その他のスパイス類もあったので、飛ぶように売れた。
唐辛子や、マスタード、トマトケチャップも売れた。
早い者巡であった。
何しろ、小麦、トウモロコシ、陸稲などの、穀類が、羽が生えていったように、売れていった。
一渡りの食料がうりきれてしまったので、次に、コーヒー、紅茶、日本茶を出すと、これも、羽が生えたようにうれた。
そこで、今度は、布地を出した。
綿、絹、麻、呂である。
これも、奪い合いになった。
今度は、生きた牛、羊、鶏、家鴨をだすと、明らかに商売人と思える者たちが、全てかっていった。
そこで、麝香、伽羅、沈香などの、高級品をだすと、それらしい身なりの人物たちが、買っていった。
売れない物はなかった。
すべて、当然だが、現金取引である。
さらに鹿の毛皮、白熊の毛皮、羊の毛皮、虎の毛皮、ミンクの毛皮を出した。
高いので無理だろうと思ったら、これも、商売人と思える者が、すべて、買っていった。
次に、鎧、日本刀、扇子、孔雀の羽、陶器類を出したら、これもすべて売れた。
値引きを交渉する者は、誰もいなかった。
ペルシャの段通も売れた。
売れ残りは、何もなかった。
全てを売ったので、店じまいにした。
江戸屋が、思わず、
「いやあ、思い切り売れましたね。値引き一切なしです。しかも、価格は、三割ましですよ」
と驚いた声を、上げた。そのまま、黒海に引き上げた。
「交易船の連中は、もっと、吹っ掛けていたんでしょうね」
船の中は、空っぽになっていた。
「いや、良いルートが、出来た」
と江戸屋が喜んだ。交易に勝る商売はなかった。商船五隻分が、マルセイユだけで、売り切れて、しまったのであった。
「今後は、小麦ですな。トウモロコシ、陸稲、牛、羊、鶏、家鴨、これらは、生きたままで、いいんですよ」
そのことを、幸村に手紙で書いて送った。
交易のルートが開けたのは、大きな財産であった。
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