第21話 魔王と幹部(3)

幹部「ご報告します。魔王様」


魔王「おお、待ちわびたぞ! 首尾はどうだ」


幹部「はっ。送り込んだ刺客ですが、

   うまく勇者一行の仲間として

   潜入に成功いたしました」


魔王「うむ。それは当然として、それよりもどうだ?

   こちらの立てた作戦は上手くいったのか?」


幹部「はい。こちらの思惑通り、勇者パーティの中で、

   勇者に対する疑念が渦巻いております。

   崩壊するのも時間の問題かと……」


魔王「うわははははは! なるほどな! 

   あの勇者め、

   巨乳に興味を示さないというから

   おかしいと思っていたのだ! 

   やはりこちらの睨んだ通りロリコンであったか! 

   見下げ果てた奴め!」


幹部「それで魔王様。

   この後はいかがいたしましょうか?」


魔王「うむ。あの勇者がロリコンという事ならば、

   確かに奴らが崩壊するのも時間の問題だ。

   引き続きそのまま作戦を続行し、

   監視を続けるのだ!」


幹部「仰せのままに」


魔王「フフフフフッ……フハハハハハハハ!!」

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