第三幕

1.我々は海外への展開に着手しています

てん‐かい【展開】

①のべひらくこと。また、広くひろがること。「眼下に―する景観」

②密集部隊が散兵となること。

③多項式の積を単項式の和の形で表すこと。ある式を級数の形に改めること。立体を切り開いて一平面上にひろげること。

④発展させ、繰りひろげること。「議論を―する」「新たな局面が―する」


「広辞苑」(第六版)より抜粋

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 地球規模で魔物の侵攻が進み、人類が後退を余儀なくされていることは、海外のアマチュア無線を通じて確認されていた。当初、イヴたちは海外の生存者たちによる反撃を促していたが、今となっては、それは望みの無い試みであったことを認めないわけにはいかなかった。日本で起こったような幸運は何処にも起こらず、世界中の何処を見ても、それと判る明確な反撃の狼煙は昇ってはいなかった。一方で、燃料の増産体制や、航空機、船舶の技術を取り戻しつつあったヒューマノイド軍は、海外の自立ではなく、自らが赴き、支援するという形を模索した。無論それらのハードウェアは、民間や自衛隊の打ち捨てられた物を再生するのが主な供給源であったが。船舶や航空機による海外への支援は、その後の物資輸送などの後続システムが機能するようにならねば、継続的な活動が望めない。単発的な支援に終わらない様、十分なバックアップ手段を確保するため、海外支援はここまで遅れていた。

 その手掛かりとして最初に挙がったのは、当然、最も近い朝鮮半島であった。北九州を拠点とし、船舶による兵員移送と軍装補給ラインの構築。更に救援物資等の輸送手段を確保し、その遠征は実行された。国内において魔物を駆逐しつつある状況が、その実行を後押ししていたことは言うまでもない。


 人気の無い海岸線に上陸した揚陸部隊は6個大隊。その中に、新兵のシンディが居た。彼女はその海岸の砂を踏みしめながら、この大陸に巣くう魔物たちを一掃する途方も無さを漠然と感じながらも、自分に与えられた任務の重要さに身が引き締まる様な思いを抱いていた。

 朝鮮半島に上陸した彼女たちは、数か所に散開しながら、生存者の保護にあたった。生存者たちからは熱烈な歓迎を受け、先ずは韓国南部の港湾都市、釜山を開放しようと努めていた。シンディの部隊は、その市街地にキャンプを張っていた。そこにイビョンがやって来た。彼は駐屯地近郊に住む少年で、シンディたちのキャンプに潜り込んでは憲兵につまみ出されるのが日課のようになっていた。破れたTシャツに踵の擦り減ったビーチサンダル。ズボンは何処かから入手した、明らかにサイズの大き過ぎる物を履いていた。栄養状態は決して良くはなく、痩せ過ぎの身体が、彼の置かれた生活環境の過酷さを際立たせていた。ヒューマノイド兵は、全てが同じ顔をしていたのだが、何故だか彼は、シンディだけは目ざとく見つけ出し、馴れ馴れしく接っするのだった。それは、彼なりの幼い恋心だったのかもしれない。シンディもイビョンも、見た目は同世代の少年少女である。

 「シンディはロボットの兵隊さんなんだろ?」

 「そうよ。去年、軍隊に入ったばかりよ」

 現地の民間人との意思疎通には何の問題も無かった。各国の言語に特化した翻訳、発音プログラム、つまり会話エンジンをダウンロードしインストールすれば、極めて短期間に外国語の修得が可能である。更に、日本各地の図書館や放送局などにアーカイブされている資料や情報をインプットしておけば、実用性の無い型通りの会話ではなく、生き生きとしたコミュニケーションが可能である。

 「魔物は怖くないのかい?」

 「ロボットには怖いという感情は無いの」

 シンディはあえてヒューマノイドという言葉は使わず、イビョンに合わせてロボットと言っていた。

 「ふぅ~ん、そうなんだぁ・・・ 見た目は普通の女の子なのに・・・」

 「私みたいなロボットの女の子は嫌い?」

 シンディの質問にイビョンは顔を真っ赤にした。

 「ぼ、僕は・・・ あの、えっと・・・」

 イビョンは何と答えてよいか判らず、話題を変えた。

 「明日は父ちゃんと釣りに行くんだ。そろそろボラが川を上り始める時期で、毎年この時期は、腹一杯ボラを食べられるんだよ!」

 「そう? 沢山釣れるといいね」

 イビョンの子供らしい受け答えに、彼女はくすぐったい様な感じを受けた。イビョンが笑うと、シンディも何だか嬉しくなった。すると、そこに憲兵がやってきて、イビョンを見付けた。

 「あなた、また入り込んでるのね!?」

 「おぉっと、見つかった。じゃぁねシンディ。また来るよ」

 そう言うと彼は、キャンプと外部を隔てる金網をヒョイと乗り越え、手を振りながら走り去った。後に残されたシンディと憲兵は顔を見合わせ、「しょうがない子ね」という風に笑った。


 その夜、キャンプ近くで魔物との戦闘が勃発した。海岸線から内陸に入った市街で、生き残った人間を魔物たちが襲っていた。哨戒任務にあたっていた兵士からの連絡を受け、キャンプから一個大隊が派遣された。もう少し増員したいところであったが、キャンプを手薄にするのを嫌った指揮官が、一個大隊だけでの迎撃を指示したのである。その結果、シンディたちは苦戦を強いられることになり、戦闘は長引いた。結局、もう一個大隊の派兵が決定され、何とか明け方には敵勢力を全て排除することに成功した。シンディは、直ぐ近くで炸裂したクレイモアの爆風により、側頭部に内蔵された音響センサの右側を故障させたが、それはキャンプ内の修理班がスペアパーツに交換するだけで復旧できそうであった。キャンプに戻った彼女は、輸送トラックのリアタイヤに寄り掛かりながら地べたに座り、修理の順番が回ってくるのを待っていた。既にその頃には、陽は高くなり始めていた。

 そこに、またイビョンが現れた。遠くからシンディを見付けると、駆け寄ってきて二軸のリアタイヤの、空いている方に寄り掛かって座った。そしてシンディの汚れた軍服を見て、心配そうに聞いた。

 「昨日の夜の戦闘に参加してたんだね? 怪我したの?」

 「うん、ちょっとね。でも直ぐに治るから大丈夫」 シンディは笑った。

 「ならいいけど・・・ 軍服もあちこち破れちゃったね」

 その破れた袖からは、ヒューマノイドの証である製造プレートが覗いていた。あの、シリアルナンバーが刻まれたプレートである。それに気付いたシンディは、今まで思っていた疑問を聞いてみることにした。それは、イビョンがどうやってシンディを見分けているか、ということだ。髪形などには若干の違いは有っても、彼女たちはみんな同じ顔をしており、見た目だけではその違いが判らない。ましてや軍服という、誰もが同じ服を着ていたら、特定の個体を識別するには、この破れた軍服から覗く製造プレートでシリアルナンバーを確認するしかないからだ。

 「ねぇ、聞いていい? 私たちはみんな同じ顔してるのに、どうして・・・」

 そこまで口にしたシンディは言葉を飲み込んだ。イビョンの顔色が変わっていたからだ。その見開いた眼は、彼女の製造プレートを凝視していた。そして彼は何も言わず、シンディをおいて走り去ってしまった。彼女には何が何だか判らなかった。


**********


 その日の昼頃、付近の住民が押し寄せて、キャンプ入口は騒然としていた。大きな文字を書き込んだプラカードを掲げ、拳を突き上げる者、何かを書き込んだ布を横に広げ、何やら叫んでいる者などが、キャンプの出入りを封鎖していた。彼らが手に持っている物には、おおよそ次のようなことが書いてあった。


 『害虫日本は出て行け!』

 『劣等民族の日本人よ、お前らはクズだ!』

 『恥知らずで厚かましい国民』

 『お前らが死ねば、世界は喜ぶ』


 キャンプの警備兵に詰め寄った群衆が、口々にわめき立てた。

 「お前ら、日本から来たのか!?」

 「また侵略する気だな!」

 「出ていけ! 二度と来るな!」

 「上手な韓国語で騙そうとするなんて、恥知らずな!」

 それでも警備兵のニコールは丁寧に受け答えした。

 「確かに私たちは日本製のヒューマノイドです。ですが、決して侵略に来たのではありません」

 だが、怒りに火のついた群衆に、その言葉は届かなかった。それどころか、益々彼らをエスカレートさせていった。そのうち一人の男が、金属バットでニコールを殴りつけた。思い切り振り抜いた金属バットは彼女の左側頭部をまともに捉え、車同士の交通事故のような不快な音が響いた。ニコールの身体はグラリと揺れた。しかし彼女は倒れなかった。一瞬、辺りはシーンと静まり返り、群衆は息をのんだ。そして彼女は言った。

 「私たちは日本製のヒューマノイドですが、皆さんを助けに来たのです」

 それを聞いた群衆は、着火したガソリンのように怒り狂い始めた。そして、数人の男たちが、棍棒や鉄パイプの様な物を手に、ニコールに襲い掛かった。足元をすくわれた彼女が、その場に倒れ込むと、男たちは寄ってたかって彼女を袋叩きにし、それを取り囲む群衆も熱病にうなされているかのように、常軌を逸した血走った目をして大声でわめき立てた。中には、キャンプ内に向かって投石を始める者もいた。地面に倒れ込む少女と、それを渾身の力を込めて棒で打ち続ける男たち。その情景は異常としか言えないものであったが、群衆の中には、その異常さを認識できる客観性を持った人間は居なかった。自分たちの行動が、更に自分たちを興奮させ、それはとどまることを知らなかった。

 この意味不明の狂乱の行く末を静観していたキャンプ内の兵士たちも、さすがにニコールを救助する必要を感じ、武器を手に取った。と言っても、ヒューマノイドが人間を傷付けることはあり得ない。兵士は空に向けて威嚇射撃を行った。すると、その銃声を聞いた群衆は泡を食ったように散開し、ちりぢりになりながら走り去っていった。彼らが去った後には、ボロ雑巾の様になったニコールと、彼らが手にしていたプラカードや横断幕が残されていた。彼女の腰から下は衣服が剥ぎ取られ、少女の下半身が剥き出しにされていた。その太腿や臀部には、靴で踏み付けにされた際に付いた泥の足形が、いくつも残されていた。いくら鉄パイプで殴ったとはいえ、強固で堅牢な日本製ヒューマノイドが破壊されるようなことにはならないが、さすがに彼女の左目は機能を消失していたし、頭部を庇った手の指は、その何本かが変形を来たしていた。また、全身を覆う弾性樹脂の皮膚は無残にも切り裂かれ、そこら中から内部の構成部品が顔を出し、彼女が受けた攻撃の執拗さを物語っていた。


 この暴動はキャンプ地だけに留まらなかった。街のあちこちで群衆が暴徒化し、ヒューマノイドに向かって攻撃を開始した。彼らはビルの屋上から故障した冷蔵庫など電化製品を落とし、数体のヒューマノイドがその犠牲となった。中には、彼女たちに対し、性的な暴行を試みた奴らも居たが、見た目は少女でも中身はヒューマノイドである。成人男性であろうと、人間など一撃で殺戮できる能力を持っている彼女たちを相手に、愚鈍な暴行犯の企みが成功する筈は無かった。もちろんヒューマノイドが人間を傷付けることは無かったが、それがかえって、暴徒を付けあがらせた。彼らは大手を振って兵宿舎などを襲い ―― と言っても、本当に襲うのではなく、ただ入り込んで来て、好き放題をするだけだが ―― 配給用の食料品などを略奪していった。もちろん兵士たちは、その強奪行為を止めようとはするが、人間を傷付けてはいけないという大前提の前では、有効な手段はと

り得なかった。暴徒の中には、「お前らロボットだろ! 人間様に逆らっていいのか?」などと詰め寄り、唾を吐きかける輩も居た。事態を重く見た揚陸部隊指揮官のアナベラは、一旦、全ての兵員を、最初に上陸した海岸線まで撤退させ、揚陸艦を呼び戻す判断を下した。このままでは、ヒューマノイドが人間を傷つけてしまうという最悪の事態が、偶発的に発生しかねないと考えられたからである。

 シンディは知っていた。自分の製造プレートを見たイビョンが、Made in Japanの刻印に気付き、それを家族や仲間に伝えたことが、この暴動の発端であることを。彼女は彼に好意を持っていたし、彼も同じであると感じていた。ところが、そういった人間の根幹的な感情すら、国という不明瞭なカテゴライズを通して見ると、醜く歪められてしまう。無残にも打ちのめされたニコールの姿を見た時、彼女は人間に対する失望に似た感情を感じた。本当に人間を理解できる時が、自分にも訪れるのだろうかと。


 船上から海岸線の暴徒を観察しながら、揚陸艦の艦長リザは呟いた。

 「我々が持ち込んだ食料を略奪して喜んでいるようですが・・・ その食料が尽きた後はどうするんですかね?」

 「さぁね・・・ また元の生活に戻るんだろうな」

 上陸部隊がボートに乗り込み、揚陸艦に戻る間にも、暴徒による無秩序な攻撃は続いていた。海岸線まで押し寄せた彼らは、撤収しようとしていた装備類を奪い取ろうと執拗に付きまとっていた。そして最後のボートが海岸を離れると、憎き日本を撃退し敗退させた優越感と高揚で、皆が声を合わせて叫んでいた。


 『下等民族、日本は帰れ!』

 『積年の恨み、思いしれ!』

 『大韓民国、万歳!』

 『我々が勝ったのだ!』


 リザがアナベラを振り返って言った。

 「確かに遠い昔、日本が朝鮮半島を侵略したという史実は存在しますが ──政治的思想が異なる人間の間では「あれは侵略ではなかった」というような議論がなされていたようです── いずれにせよ、180年以上前の出来事で、いまだに恨みを持ち続けているんですか? どうしても私には理解できないのですが。しかも我々は人間ではなくヒューマノイドです。Made in Japanという生産地を示すプレートを身に付けているだけで、その援助を踏みにじってまで返したい恨みって、何ですかね?」

 「判らんな。魔物の出現によって人類の大部分が死滅し、日々、奴らに襲われる恐怖と闘いながら、残り少ない食料を求めてさ迷い歩く生活を続け、それでもなお、その恨みを180年間も伝え続けて来たという彼らのメンタリティーは、我々の理解を超えている。それにどれほどの意味が有るのかも不明だが、かつての日本が韓国に対し、決して消えることの無い遺恨を残したというのは疑いも無い事実なのだろう。狂信的な少人数の見解なら判らんでもないが、あの様子だと、あの国民は全員が、少なくとも大部分が同じ価値観を持っている様に見えるな。その恨むべき相手の日本人など見たことも無いだろうし、国という概念が消失したこの地球で、これから先、彼らが憎むべき日本というカテゴリーすら曖昧になってゆくだろうに」

 「国という概念が消失したら、彼らは何を恨めばいいんですかね・・・」

 「まったくだが、理論とか合理性とかでは割り切れない判断基準を持つのが、人間の美点でもあり、興味深い点でもあるんだよ。君はもっと人間を知る必要が有るな」

 「司令部には何と報告しましょうか?」

 「この半島には、我々の支援を快く思わない風土が見受けられる。北上して、サハリンに展開中の部隊と同流するか、南下して中国に行くべきか指示を乞う、と伝えろ」

 「ご存じだとは思いますが、日本は過去に中国も侵略しています」

 「・・・・・・」


**********


 ヒューマノイド軍は着実に勢力を拡大し、魔物を追い詰めていた。国内では本州が完全解放 ――極めて少数の魔物が、軍の目を逃れて潜伏している事例は見受けられたが―― されており、北海道、九州、並びに四国も制圧しつつある状況で、国内に残る課題は各離島の確保のみとなっていた。従って、その活動領域の主眼は海外へとシフトしつつあり、既に大規模な海外派兵部隊が活動を活発化させていた。

 ロシア極東部に展開中の北方師団は、そのままユーラシア大陸を西に進む連隊と、カムチャツカを経由して北米大陸に進路をとる連隊に分かれていた。その西進部隊はツンドラ地帯を掻き分けてヤクーツクにまで到達し、東進部隊はアリューシャン列島沿いに兵を進め、アラスカに上陸しつつあった。一方、日本から南下した南方師団は東南アジアにて二手に分かれ、そのまま南に下り、南洋諸島を抑えつつオーストラリアを目指す連隊と、西に舵を切って、ミャンマー/バングラデシュ国境に迫る連隊が有った。戦線は拡大傾向にあったが、日本から絶えず供給される新規ヒューマノイド兵と兵装が、効果的に魔物を駆逐していった。と言っても、世界中の魔物を根絶するまでには、まだまだ気の遠くなりそうな時間と労力が必要であることは明白であった。

 それよりも、世界各地に散ったヒューマノイドたちを困惑させたのは、現地民間人の反応がまちまちであることだった。熱狂的に受け入れ歓迎してくれる地域も有れば、殆ど何の注意も払わず、無視するかのような態度を崩さない地域もある。一方で、明らかな憎悪を剥き出しにし、反抗すら試みる地域も有り、朝鮮半島で勃発した民間人の反抗と同じ理由で、中国の広大な領域は手付かずの状態のまま、捨て置かれる状況となっていた。当初、ヒューマノイド軍は、そういった様々な反応を「国民性」という言葉で理由付け出来ると考えていたが、どうやらそれだけではないことが徐々に判明しつつあった。それは、開戦以前の国と国との関係が、180年後の行動に色濃く反映されているらしいのであった。

 朝鮮半島での経験は、部隊を海外派兵する際に考慮すべき貴重な事案として、全軍に共有化され、それと同時に、魔物を排除するという単純明快な行動原理だけでは、人類の複雑な行動様式の全てを救うことは出来ないという事実に突き当たっていた。一視点からの善は、他視点からは悪に成り得る。ある人にとっての理想は、他の人にとっては詭弁である。ある集団にとっての道理は、別の集団にとっての不条理である。より高次な哲学なり思想なりを、ヒューマノイドも持つべき時期であると言えたが、それすらも、立場が変われば、異なる資質を持ち始めてしまうというジレンマに陥っていた。そういった人類の多様性が、ヒューマノイド軍の活動を抑制する最大の足かせとなって久しく、戦いの長期化を招いていた。

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