ニンジャ・ヌードル

逢巳花堂

ニンジャ・ヌードル

 麺がなければ力が出ない。


 そんな友人を同行させたことが、そもそもの間違いだったと、忍びの里随一の忍者、浅間雷蔵あさまらいぞうは激しく後悔していた。


「おいらうどんが食いたいよう」


 ぽっちゃり太った腹をなでさすりながら、友人の忍者、面之介めんのすけは悲しそうにぼやいた。


兵糧丸ひようろうがんがあるだろ」

「あんなの食べたうちに入らないよう。味も苦くて、おいら苦手だよう」

「声が大きいぞ。もう敵地なのだ」


 深夜の山林に響き渡る面之助の声に、雷蔵は顔をしかめながら、静かにするよう促した。


 兵糧丸は、ソバ粉、はと麦、ゴマ、蜂蜜、砂糖等を、割合を調整しながら混ぜ合わせて作った団子状の食べ物だ。一個食べればそれなりの栄養が取れるので、忍びの任務中には重宝する。


 ただ、正直、おいしいものではない。それゆえに、面之助は特に兵糧丸を嫌っている。


「我慢しろ、面之助。この敵地調査が終わり、依頼主のもとへ戻れば、いくらでも麺は食える」

「そばでもいいよう」

「あとで好きなだけ食え。俺が食べさせてやる」

「やったー!」


 面之助は万歳し、意気揚々と歩き始めた。


 闇に覆われた木々の間を縫うように慎重に進んでいき、ついに、林を抜け出た。


「これは……やはり!」


 雷蔵は目の前の光景を見て、愕然とした。


 陣地ができている。足軽たちが動き回り、着々と作業を進めている。明らかにこれは、隣国への侵攻の準備だ。この様子では、攻めこんでくるのにそれほど日数はかからないだろう。


 依頼主の大名が懸念していた通りだ。


「戻るぞ、面之助。事態は火急を要する」


 雷蔵が振り向いた瞬間、真っ暗な林の奥から、黒い影が複数体飛び出してきた。


 敵国の忍者だ。それも五人。気付かれていた。


「かかってこおい!」


 面之助は腰を落として、棍棒を構えた。彼の怪力なら、五人くらいの忍者なら簡単になぎ倒せる。


 ……はずだった。


 ぐーきゅるるるる。


 腹の虫が鳴った。その途端、面之助は腰砕けになり、がくんと膝をついてしまった。


「力が出ないよう」

「おいバカ面之助! いまはよせ!」


 なんたることか、雷蔵が声をかけても、面之助は立ち上がろうとしない。


 あわれ、血が飛び散り、面之助は悲鳴を上げた。


「面之助ェェェ!」


 雷蔵は、命を落とした友のため激昂し、忍者刀を抜くと、敵の忍者五人に単身で立ち向かった。刃と刃が激しく交差する。夜闇に火花が弾け飛ぶ。


 なんとか二人は倒した。だがそれが限界だった。体力の限界ゆえ、やむをえず敗走した雷蔵は、林に飛びこみ、山を駆け上がり、ひた走りに走った。


 依頼主のもとへ戻れば、任務は成功だ。いまは面之助の死を悲しんでいる状況ではない。とにかく自分の務めを果たすべき。生き延びるのだ!


 が、追い詰められた。


 谷だ。眼下には川が流れている。迂回できる道はないかとあたりを見回したが、間に合わなかった。敵忍者たちが追いついてきた。


 南無三。雷蔵は賭けに出た。


 遙か下の川に向かって、跳躍する。ぐん、と下へと引っ張られる感覚とともに、ものすごい速さで落下し、意識は空中へと溶け始めた。




 何もかもがわからなくなり――




 気がつけば、雷蔵は河原に倒れていた。


(生きている)


 五指や四肢に感覚はある。頭痛もしない。不思議なことに体も濡れていない。川を流されてきたのだと思うが、そうではないのだろうか。


 まだ夜だ。それほど時間は経っていないのだろう。追手の気配はない。周囲は静かで、川の流れの音しか聞こえない。ゆっくりと立ち上がった雷蔵は、下流に向かって歩き出した。


 長いこと歩き続け、開けた場所に出た。


「なんぞ……!?」


 雷蔵は固まった。


 そこは、町、だと思われた。


 だが光量が違う。夜中だというのに、町全体が溢れるような明かりで包まれている。


 建物も規模が違う。高楼、と呼ぶには、あまりにも高すぎる建物が数え切れないほどそびえ立っている。


 大名の住む天守閣が、いくつも並んでいるような状態だ。


 ガタガタと雷蔵は震え出した。


 ここは一体どこなのだ。まさか近隣に、ここまでの規模の町を持つ国が、密かに存在していたとは。なぜ、忍者である自分が、いまのいままで知らなかったのだ。


 忍びの仕事を始めて以来、かつてないほどの恐怖を感じていたが、意を決して、雷蔵は足を踏み出した。


 幸いにも、自分は生きている。しかし面之助を失った。このままでは依頼主は満足させられても、忍びの里には平気な顔して帰れない。せめて、この謎の超大国を調べられるだけ調べてから、里へと戻りたかった。


(全体を見渡してみたいな)


 四角い珍妙な形状の高楼が、いくつも立っているせいで、町の全景が確認出来ない。そのどれかひとつにのぼりたい。


 入れる建物はないか探したが、どこも、扉に鍵がかかっている。入れそうな場所は、人の目がある。


 しばらく町の中を歩き回った。


(この国では、夜も明るいから、まだ起きている人間が大勢いるのだな)


 驚きなのは、行燈や松明ではなく、建物の中も、道に設置された柱にも、小さな太陽のごとき光源が備えつけられていることだ。


 試しに柱を上ってみて、その上部に取りつけられた、細長い光の棒に触れてみた。熱くない。


(なんと! この国は、日の光を自在に操る技術を持っているのか!)


 などと感心していると、地上から怒声が聞こえた。珍妙な帽子をかぶった、素っ頓狂な衣装を身にまとった男が、「おりてきなさい!」と怒鳴っている。同じように奇妙奇天烈な服装の住民たちが、なんだなんだと集まってきた。


「しまった、目立ちすぎたか」


 ひらり、と地上に飛び降りる。雷蔵にとってはなんてことのない動きだが、見ている人々はどよめいた。帽子の男も戸惑っている様子だ。


 その隙に、雷蔵は逃げ出した。


 後ろから帽子の男が追ってくる。「待て! 待たんか!」と怒鳴っている。しかし足は遅い。


 なんとか振り切った雷蔵は、建築中の建物の中へと入った。


 そこで、この国の建物は、鉄の骨組みでできているのだと知った。どうやってこれだけの数の鉄を集めたのか、驚嘆させられる思いだ。


 作業中の男たちが、きょとんとした目で雷蔵のことを見てくる。みんな、雷蔵と同じ忍び服のようなものを着ている。鍛え上げられた肉体を持っており、面構えもなかなかのものだ。


(彼らは大工のようだな)


 やっと、見慣れた服装と雰囲気の者たちに出会い、雷蔵はホッとしていた。


 誰かが止めたが、構わず、建築中の建物の、一番上を目指した。とにかく町全体の様子を観察したかった。


 最上部にのぼり着いた雷蔵は、鉄の骨組みのギリギリ端のほうまで進み出た。


 町の全景を見渡して、言葉を失った。


 盆地全体に、まばゆいほどの光の海が広がっている。さながら星空が地上に映っているかのごとく。遠く彼方まで輝く風景に、くらり、と目まいを感じた。


「あぶねーぞ、そんなところに立ってると」


 いつの間にか、誰かが最上部へとのぼってきて、雷蔵に声をかけてきた。


 大柄な体格の、たくましい髭を生やした、色黒の男だ。右手には円筒状の物を持っている。薄い紙で蓋をしており、隙間から、湯気が流れ出ている。かすかに、食欲をそそる匂いが、鼻をくすぐった。


 ぐう、と腹が鳴った。


「食うか?」


 色黒の男はニヤリと笑い、円筒状の物を差し出してきた。雷蔵は警戒しつつも、この国の文化を知る最大の機会と考え、近寄り、円筒状の物を受け取った。


 それは器だった。蓋を開けると、中には麺が入っている。塩気のある香りがぶわっと広がってきた。


(な、ん、だ、これは)


 つい自然と唾液が溢れ出てくる。


「ちょうど三分だから、もう食えるぜ。ああ、気にするな、俺は俺で、ここで作る。本当は作業場でコンロ使うと怒られるんで、黙っててくれよ」


 箸を渡してから、男は真っ白な袋の中より、同じ形状の器を取り出した。それから、足元に置いてある四角い鉄器のようなものを何やらいじっていると、突然火がボッとついた。そこにヤカンをのせる。


「ほれ、早く食べろ。冷めるぞ」


 男に促され、雷蔵は器の中に箸を突っこみ、麺をつまみ上げた。


(毒ではなさそうだ)


 思いきって、ずずず、と音を立てながら、すすり上げる。予想外に塩辛い。最初はむせてしまった。だけど二口三口と食べているうちに、舌が慣れてきた。


 これはうまい。


「よし、じゃあ、俺の分……と」


 男は紙の蓋をペリペリと剥がすと、器の中にお湯を注ぎ始めた。それを見た瞬間、雷蔵はハッとなった。


(なるほどカタヤキの原理か!)


 カタヤキ、とは忍者の保存食のひとつで、小麦粉を原料に砂糖で味つけした食べ物だ。名の通り、すさまじく硬いので、液体でふやかして食べることが多い。


 もともとは、この麺も、硬いのに違いない。そこにお湯を注いで、柔らかくしているのだ。


「それにしても、忍者の格好なんかして、なにしてるのか知らねえけどよ、命は大事にしろ」


 どうやら男は勘違いしているようだ。


 高所までのぼり、ぼんやり突っ立ていた自分を、自害の意思ある者とみなしていたようだ。だが、雷蔵は否定しなかった。勘違いさせていたほうがいい。


「俺ら職人の世界も大変だぜ。下請けだ、孫請けだ、でこき使われて、スーツ組の若造どもにバカにされてよ。それでも誇り持って働いてんだ。お前だってクヨクヨすんな。ほら、このカップ麺もやるよ」


 と、男は白い袋から、いま雷蔵が食べている麺と同じ器の物を取出し、雷蔵の足元に置いてくれた。


 ずぞぞ……寒い風が吹く中、雷蔵は麺をすする。細すぎる麺は、最初こそ食べごたえがなさそうであったが、なかなか量は詰まっており、どんどん腹にたまってくる。欲を言えば野菜や肉が欲しいところだが、味といい量といい、十分すぎる。


 麺を保存食にするという、この発想、実に刺激的だ。


「俺も腹が減ってきたぜ。よしッ」


 男も蓋を開け、麺をすすり始めた。


(この麺さえあれば、面之助は死なずにすんだかもしれない……)


 雷蔵は亡き友のことを思い返し、感傷に浸りながら、最後の麺とつゆを一気に飲みこんだ。


「見つけたぞ!」


 そこへ、先ほどの変な帽子をかぶった男が現れた。ずっと追っていたらしい。


「おうこら、なんだ、お巡りさんよう」


 大工の男がドスのきいた声を放ち、帽子の男の前に立ちはだかる。その行動に、雷蔵は「かたじけない!」と感謝の言葉を述べて、また逃げようとした。


 と、そこで、突風が吹いた。雷蔵の足元に置かれていた、麺の入っている器が、風にあおられて転がってゆき、鉄の骨組みから落ちそうになる。あっ! と雷蔵は慌てて拾ったが、そのせいで体勢を崩し、足場を踏み外してしまった。


 体が、宙へと、投げ出された。


(しまった――!)


 どうすることもできず落下してゆく。


 自分の体が地上へと叩きつけられる直前、雷蔵の意識は闇に包まれた。






 目を覚ませば、忍びの里だった。


「おうい、雷蔵。大丈夫かあ?」


 仰向けに倒れている、自分の横には、面之助がいる。


 死んだはずの面之助が。


 何事かと思い、尋ねてみれば、時が一ヶ月ほど前に戻っていた。あの任務に携わる、ちょうど一ヶ月前。


(これは面妖な……!)


 自分は狸に化かされていたのだろうか。


 いや、大工からもらった、あの麺がある。たしかに本当にあった出来事だ。ただ残念なことに、しっかりと握り締めていた器は粉々に砕けており、中身の具材は飛び出て、泥土の上に散らばっているが。


 何が起きたのかわからないが、あの謎の国で体験したことが現実のことだったのだとすると、かの任務で面之助が死んだこともまた事実だろう。そして、どういうわけか、自分は一ヶ月前にまた戻ってきたのだ。


 状況を理解した雷蔵は、ハッとひらめいた。


(この麺を我ら忍者の非常食とすれば、面之助は麺が食べられる! 死なずに済む!)


 さっそく、開発に取りかかることにした。


 幸いにも、器の蓋に、材料は記載されている。理解不能な言葉も混じっていたが、なんとか読み取った。


 油揚げめん(その横に小麦粉だの食塩だの書いてあるのはおそらく麺の素材を示しているのだろう。チキンエキス、ポークエキスと片仮名で書かれているものはさっぱり意味がわからない)、味付豚肉、味付卵、味付えび、糖類、醤油、食塩、ねぎ、香辛料……までは理解できた。が、そこから先がよくわからない。「たん白加水分解物」とは何ぞや、と思う。


 製造者、と書かれているところに「日清食品株式会社」とあるので、おそらくここを訪ねればわかるのだろう。「会社」という名称から判断するに、何かの技術集団であるのかもしれない。雷蔵は仲間に頼んで、諸国を調査してもらうことにした。だが、期待はできないので、並行して独自開発も進めることにした。


(油揚げめん、ということは、なるほど、まず麺を油で揚げる必要があるのだな)


 試行錯誤の日々が続いた。焦りはあった。なにせ、一ヶ月後には面之助は死んでしまう。


 細打ちの麺を作るのにも苦労したし、ただ揚げるだけでは足りない、揚げたものをさらに乾燥させる必要があることにも気がついた。


 やっとのことで、それらしいものが出来上がった。お湯をかけると多少は元に戻る。食感は最悪だが、この際贅沢は言っていられない。


 問題は、具材だ。麺の作成とは別で、他の忍者たちにも開発を手伝ってもらっていたが、なかなか上手くいかない。


 大工からもらった麺の残骸を分析すると、具材は乾燥して小さくなったものが入っていたようだ。これらにお湯をかけて、元に戻すのだろう。


 が、それが再現できない。麺と同じように揚げたり、天日干しで乾燥させたり、あるいはあえて漬物風にやってみたりしたが、同じにはならないのだ。


(わからん。あの国の者たちは、この食材をどうやって作り出したというのだ……!)


 求められるのは、とにかく水分を抜くことだ。それには乾燥しかない。だけど、ただ乾燥させただけでは、お湯を加えても元に戻らないのだ。何刻もかけてお湯に浸すことで当初の形に戻るのだが、食感は最悪だし、なによりも時間がかかりすぎる。


 面之助との任務の日まで残り十日を切った。


 こうなれば任務に連れていくまい、と思って、裏で根回しをしていたが、天の定めか、結局、面之助と一緒に隣国の調査に行くことになってしまった。


(御仏の加護を……!)


 雷蔵にできるのは、ただ仏に祈ることだけだった。


 そんなある日――奇跡が起きた。


 山奥にある忍びの里に、雪が降った。歩くのも困難なほど降り積もり、天日干しの網にも雪がかぶってしまった。雪かきに追われていた里の者たちは、成果が出ないことでうんざりしていたこともあり、すっかり干している食材のことを失念していた。


 一日経ってから、やっと雷蔵は思い出し、慌てて干し網から雪をどかした。


「……なんだこれは!?」


 干していた川魚の肉が、パリパリになっている。水気はまったくといっていいほど、ない。大きさも縮まっている。お椀に入れて、お湯を注いだら、あっという間に水分を吸収して、元の形に戻った。


「もしや!」


 確認してみたところ、直接雪に触れていた食材は水気を含んでいたが、そうでなく、ただ冷やされただけのものはすっかり水分がなくなっていた。


「なるほど、乾燥させた後、さらに冷やすのか!」


 すでに出来上がっていた乾燥食材を、氷室へと運んだ。ついでに麺も氷室に入れた。


 五日後、氷室から取り出してみた。肉も野菜もパリパリに乾いている。麺も、最初の試作品より再現度は高くなった。完全に乾いているため、お湯をかけるとすぐに水分を吸収し、短時間で元の形に戻る。


 つゆも、ちょうど別班が完成させていた。一度作ったつゆから水分を蒸発させて、残った粉末を、またお湯で溶かす形だ。まだ改良の余地はあるが、十分だ。


 竹筒の中に出来上がった具材を全て入れて、お湯をかけ、しばらく待ってから、蓋として使っていた布を取り外してみた。


 鼻をくすぐる、濃厚な香り。


「これだ!」


 思わず雷蔵は叫んだ。ついに完成したのだ。


 忍びの里中で、大試食会が開かれた。画期的な発明を前に、みな、ひと口食べては、歓喜の声を上げる。


「でかしたぞ、雷蔵」


 夢中になって一気に食べ終わった里の長は、満足げにうなずいた。兵糧丸を超える、忍びの里ならではの保存食が、いま誕生した。


「これを『忍び麺』と名付けようぞ!」


 かくして雷蔵は忍びの里で一躍人気者となり、子どもたちからは懐かれ、男たちからは尊敬され、くノ一たちからは毎日求愛を受けるようになった。


 だが、栄誉のために忍び麺を作ったわけではない。


 全ては、友である、面之助を救うため。


 そのためにこの忍び麺作りに力を注いだのだ。


 ※ ※ ※

 

「よいしょおお!」


 運命の日。


 忍び麺のおかげで、力の源、麺を食べられた面之助は、元気いっぱいに敵国の忍者をなぎ倒した。


 倒れている忍者たちを見下ろして、雷蔵は苦笑した。


「まったく。お前が兵糧丸で満足さえしてくれていれば、こんな苦労はせずに済んだのだが」

「うーん? どういうことだあ?」

「っと、なんでもない」


 面之助が命を落としたことは、時間の流れが変わり、なかったことになっている。なんとも不思議であるが、あれは夢の中の出来事だったのだと思うことにした。


 ふと気になったのは、忍び麺の原点となった、あの不思議な麺を寄贈してくれた、大工の男である。


 かの国から抜け出す時、最後に、自分を追手から守ってくれた。その後彼は無事なのだろうか。


(いや、心配はないだろう)


 仕事の大変さを吐露しつつも、どこか誇らしげで、幸せそうだった、あの大工。彼ならきっと大丈夫だ。


 いつか、自分の作り出した忍び麺も食べてほしい。


 その日が来ることを空想して、雷蔵はひとりほくそ笑んでいた。

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ニンジャ・ヌードル 逢巳花堂 @oumikado

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